戦い
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5月14日(金)の3
私が息を潜めて身を隠していると、課長が大きな声で。
「美鈴、ビールを持って来い。」
そう言われても この格好では、出られるはずが有りません。
課長は怖い顔でやって来て、耳元で、小さな声で。
「聞こえなかったのか?心配しなくても、美鈴には指1本触れさせない。
ただ その格好でお酌をしてくれればいい。嫌なら帰っても構わんぞ。
そんなに写真を見せたいのか?本当は子供達に
“お母さんもまだ捨てた物では無いでしょ”
と自慢したいのと違うのか?」
私は、諦めて、何か身体を隠せる物を探していましたが、また課長に怒られて仕方無く、その格好のまま、ビールとグラスが乗ったトレーを持って行きました。
部屋に入ると課長の前のソファーに、20代後半ぐらいに見える男の人が座っていました。
裸同然の私は、恥ずかしくて、トレーを胸の高さに上げて、乳首が見えない様に隠し、足が少しでも開かない様に太腿を閉じて、ゆっくり歩いていると、
「早く来い。お客さんを待たせるな。伊藤君、こいつが美鈴だ。
名前は知っているな?君が想像していたのと どうだ?
お乳も少し垂れているし、腹の周りにも少し肉が付いている。おばさんで驚いただろ?」
「いいえ、そんな事は無いです。想像以上です。
顔は凄く可愛いし、オッパイといいウエストの括れといい、若い僕が見ても堪らないです。
本当に40を過ぎているのですか?」
「伊藤君は、お世辞が上手いな。これでも若い頃は、我が社のマドンナだったんだぞ。」
「いいえ、今でも充分通用しますよ。それに、何より その格好にびっくりしました。」
彼は、私の全身を嘗め回すように見ながら言いました。
私は、恥ずかしくて、トレーをテーブルに置くと部屋の隅に行って、身を縮めていました。
「伊藤君は、美鈴のファンだ。そうは言っても、会った事は無かったから、正確には美鈴の声のファンと言った方が正しいな。」
「いいえ、声だけでは無く、今、美鈴さんのファンになりました。」
「そうか。美鈴、何をしている?伊藤君がこんなに褒めてくれているのに。早くこっちに来て、お酌をしないか。」
そう言われても、恥ずかしくて行けません。
「心配しなくてもいい。この人は隣に住んでいる伊藤君だ。
隣同士でも、今まで ほとんど話した事が無かったので、名前と一流企業に勤めている事ぐらいしか知らなかった。
それが、今朝ゴミを出しに行った時、一緒になったので
“昨日は、何度も大きな声が聞こえただろ?迷惑にならなかったか?”と訊いたら、“いいえ、楽しませて頂きました。”と正直に答えてくれた。
伊藤君は出かける予定だったのに、美鈴のあの声が大きいから、つい壁に耳を当てたまま 聞き入ってしまい、結局 出掛けられずに、自分で4回も抜いてしまったそうだ。」
それを聞き、更に恥ずかしくなった私を見て、楽しむかの様に、
「美鈴は達する時に“美鈴イキます。”と大きな声を出すだろ?その声を何回も聞き、名前を覚えてしまったそうだ。
私は数えた事も無いが、美鈴は名前を覚えてもらえるほど、達したんだな。
美鈴はこれからも 毎日、大きな声を出してしまうだろうから、その声でまた伊藤君が興奮して、後から実物を見て ガッカリするといけないので、今夜見に来るか聞いたら
“是非お邪魔させてください。仮病を使ってでも早く帰ってきます。”
と言ってくれたので来てもらった。」
私は、ただ恥ずかしくて、消えてしまいたい思いの中、何度も課長に急かされて お酌をさせられました。
「伊藤君どうだ?実物を見ても、また声が聞こえた時に自分で出来るか?」
「勿論です。美鈴さんを思い出して、昨日以上に興奮すると思います。」
「美鈴、聞いたか?嬉しいだろ?美鈴の身体を思い出して、声だけで出してくれるそうだ。お礼を言わないか。どうした、早く。」
「ありがとう・・・・・・・ございます。」
「週末は朝帰りも多かったし、今朝、あの様な事を話してくれたので、堅物ではないと思っていたが、伊藤君とは気が合いそうだ。私は嫉妬深いから、触らせる事は出来ないが、もう少しサービスしてやろう。
美鈴、身体を隠していないで、立ち上がって よく見てもらえ。こら、手で隠すな。手は頭の後ろに組め。」
課長は、彼には分からない様に私を睨み、私は仕方なく従いましたが、涙が出てきて止まりません。
「よし。今度は向こう向きになって、お尻を突き出せ。どうした?言う事が聞けないのか?私の言う事を聞かなくてもいいのか?私は構わんぞ。」
私が泣きながら従うのを見て、
「野田さん、もう充分満足しました。もうやめましょう。」
それを聞いて課長は、私にビールを取りに行かせました。
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5月14日(金)の4
私がキッチンに行くと、普通に話していても充分聞こえるのに、わざと大きな声で。
「伊藤君、どうした?」
「だって美鈴さんは 泣いていましたよ。」
「伊藤君は若いな。美鈴は虐めて欲しくて わざと逆らい、興奮を高めているんだ。まだ外には溢れていないが、おそらく、濡らしているのは頬だけでは無いぞ。」
「そうなのですか?本当に、こんな世界も有るんだ。」
「ああ。全て言わなかったが“言う事を聞かなくてもいいのか?私は構わんぞ”の後に“その代わり、この前みたいに、またお仕置きだぞ。”と続くんだ。」
「お仕置き?」
「ああ。前にも私の言う事を聞かなかった事が有って、その時は、何回もイク寸前で止めてやった。
すると、自分でしようとしたので、両手を使えないように縛ってやると、大声で泣き出して大変だった。
結局、可哀想になってしまい、美鈴の股に枕を挟んでやると、器用に腰を使いながら、あそこを擦り付けて、枕で達してしまった。
さっきは、もう少し逆らっていようと思っていたが、私の言葉で、また同じお仕置きをされると思い、その時余程辛かったのか、慌てて従った。」
「でも、泣きながら従うと言う事は、やはり嫌なのでは無いのですか?」
「いや。涙は流しているが、恥ずかしい事をさせられている自分に酔い、興奮している。
その内 伊藤君にも分かる。美鈴は、本当に淫乱な奥様だ。セックスが好きで仕方が無いんだ。
私は週1、いや2週間に1回でいいと思っているのだが、旦那が単身赴任しているから、毎日来ると言って聞かない。
私も嫌いではないが、流石に連日では身が持たん。」
課長の言った事は、ほとんど嘘でしたが、言い返せない私は、彼が信じたかと思うと恥ずかしくて、仕方が有りませんでした。
「そうですか。心配をして損しました。それにしても分からない物ですね。
今の格好ではなくて、普通に服を着ていたら、とても その様な女性には見えません。あの様な声を出すとは分かりません。
今でも顔だけ見ていると、真面目そうで可愛いし、セックスなんてしない様に見えます。
それなのに、あの身体とあの下着、堪らないです。」
それからの彼は、やはり課長の話を信じたのか、私が恥ずかしいポーズをとらされて、涙を流していても同情してくれなくなり、それどころか“もう少し足を開いて欲しい”とか、注文まで出すようになりました。
課長は、私と彼の顔を交互に見ながら、嬉しそうに。
「美鈴。美鈴はあの時に、声を出さないでいられるか?
これからも大きな声を出して、迷惑を掛けてしまうだろ?
それなら、伊藤君の言う通りにしないか。」
その言葉で調子に乗った彼は、
「美鈴さん。四つん這いになって、僕の方にお尻を突き出して下さい。もっと足を開いて。」
彼は、野田がいる事を忘れているかの様に、次々に恥ずかしいポーズを要求しました、
「次は寝転んで、両足を胸に抱えて。駄目、駄目、もっと足を開いてくれないと。
凄い、凄い、前も後も丸見えだ。あれ?美鈴さん濡れていませんか?
触られてもいないのに、まさか違いますよね?
しばらく そのままの格好でよく見せて下さい。」
彼は私に近付いて来て、恥ずかしい所を覗き込んでいました。
すると、笑いながら見ていた課長が、
「伊藤君、泣いているが、本当は喜んでいると言っただろ?
今に分かると言った通りだろ?きっと中は凄い事になっているぞ。
最初に言った様に、私は嫉妬深いから、中まではお見せ出来ないのが残念だ。
外と違い、中はまだピンクがかっていて綺麗だ。
濡れていると更に綺麗に見える。
見せてやりたいが、そこだけは、私しか見る事の出来ない場所だ。
いや、違うか。もう一人、奥さんがこんなに淫乱だとは知らずに、隠れて何をしているのかも知らずに、一生懸命働いている馬鹿な男がいる。」
私は、あなたを思い出し、声を出して泣きました。
課長は、そんな私を無視して、私の身体のどこを どうすれば感じるのか説明し出し、それを真剣な顔で聞いていた彼は、少し酔いが回ったのか、下着を脱いで中まで見せて欲しいとか、少し触らせて欲しいとか言い出しました。
すると課長は怖い顔になり、
「明日も仕事だ。今日はこれで終わりにしよう。また機会が有ったら呼んでやるから。帰る前に写真をお願い出来ないか?」
彼にデジカメを渡し、課長とキスをさせられているところや、座った課長の膝の上で、恥ずかしい下着姿のまま、大きく足を広げられているところを、何枚も撮られました。
「伊藤君。美鈴はノーマルなセックスだけでは満足出来ない女だ。
これからも“いやー”とか“助けてー”とか言う声や、泣き声が聞こえるかもしれないが、本当に嫌がっているのでは無い事を、分かってくれるか?
悲しくて泣いているのでは無い事を理解してくれるか?今の美鈴を見ていても分かってくれただろ?」
「はい、よく分かりました。」
「そうか。本当に嫌なら、どの様な理由が有っても、初対面の男の前で足は開けない。ましてや、あそこを濡らしたりはしない。
辱められるのが好きなくせに、嫌いな振りをした方が燃えるんだ。
それに、嫌な事を私の為に、頑張ってしたと思わせた方が、その後、いっぱい可愛がってもらえると思っている。
好き者と言うのは、美鈴の様な女を言うのだろうな。」
「はい、泣いていても美鈴さんが、喜んでいる事は分かりました。お二人が仲の良い事も、よく分かりました。」
彼は、酔いも手伝ってか、課長が喜ぶ事を言って帰って行きました。
「美鈴、良かったな。私の部屋は端だから お隣は彼だけだ。
上の部屋も先日引っ越して行って、今は空き部屋だし、これで心置きなく大きな声を出してもいいぞ。
それに彼は、私達の仲が良い事も、美鈴が嫌がっているのではなくて、喜んでいる事も分かってくれた。
お隣が理解の有る人で良かった。」
課長の言葉は
“この部屋で私に何かされた時、助けを呼んでも無駄だぞ。それに、もし訴えても証人もいるから、恥を掻くのはお前だ”
と聞こえ、どうして彼を来させたのか、やっと分かりました。
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5月14日(金)の5
どちらが嘘をついているにせよ、隣の男に妻の恥ずかしい姿を見せたのは事実だと思いました。
妻は、証人を作る為だと言っていますが、それは妻が脅されていた事が 本当であった時のみ成立し、野田が脅していない時は、ただ他人の前で、妻を辱める事が楽しくて している事になります。
妻も野田に気に入られようとして従っていたか、その行為で快感を得ようとして、していた事になります。
どちらにしても、旅行に行った時も わざと仲居さんに見せた事を考えると、野田には、そういう事をして興奮する、性癖が有るのだと思いましたが、妻は どうなのだろうと気になり。
「野田が話した事は全て嘘だろ?美鈴を辱める為に嘘を言っていたのだろ?」
「課長が言った事は嘘です。
私が脅されていて何も言えないのを良い事に、事実ではない酷い事を言われました。
・・・・・ただ・・・・枕と・・・・・もう1つだけは・・・・・・・。」
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