オレの初恋の人との切ない一部始終
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37 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 14:57:17.33 ID:mqRroadC0
高校を出たくらいに親父が失踪
母親も男が出来て家を空けるようになり
帰ってきても酒びたりだったようだ
41 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:00:30.82 ID:mqRroadC0
実は足立ミカには離れ離れの弟がいた
実の弟かどうかは分からないが
彼女は すったもんだの末その弟と合流し
家を捨て上京した
42 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:01:04.67 ID:mqRroadC0
で
理由は分からないが最近1人で帰ってきた
という事だった
44 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:02:54.07 ID:mqRroadC0
オレはショックだった
あんな綺麗でお嬢様だった彼女が家では そんな辛い目に遭っていた事に
想像を絶する辛さだったろう
でもオレが見ていた足立ミカは いつも明るい笑顔だった
それが衝撃だった
45 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:03:56.99 ID:mqRroadC0
オレは会いたいと思った
絶対会うしかないと思った
今何か困ってるなら何かしら彼女の力になりたいと思った
ただ初恋の人の顔を見てみたいってのも もちろんあったが
46 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:04:28.66 ID:mqRroadC0
聞けば彼女もまた1人で このバーにやってくるらしい
田舎だからバーは町で数件しかないのが功を奏した
47 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:05:35.31 ID:mqRroadC0
オレはマスターに またまた頼み込み
今度足立ミカが来たらオレに連絡をくれるように約束を取りつけた
マスターは乗り気じゃなかったけど
オレが余りにしつこいから
48 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:06:51.83 ID:mqRroadC0
それから2、3ヶ月は連絡が無かった
オレも その間店には行かなかったし
その事を忘れかけていたが
ある夜
マスターからメールが来た
49 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:08:05.13 ID:mqRroadC0
「ミカちゃん来てるぞ」
「引っ張っててやるから来るなら来い」
オレは確か風呂に入っていたが急いで上がりダッシュで店に向かった
50 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:10:43.44 ID:k/muGK7N0
追いついた、期待
51 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:47:30.07 ID:EFTJuO1o0
もう出かけちゃったか
ものすごい to be continue... な感じで終わったな
52 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:58:13.03 ID:QHsU2MAF0
待ってるよー
53 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 16:04:06.90 ID:hH8RTPqx0
おいらも待ってる
54 : 忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:8) :2013/03/23(土) 16:08:56.28 ID:4azfqfo10
いいところで終わってる〜
55 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 16:13:24.26 ID:AcPGGjV20 ?2BP(0)
待ってる
56 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 18:04:23.86 ID:PYnIZfkg0
待ってるぜ
57 : 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/03/23(土) 19:29:07.03 ID:4azfqfo10
まだかなー
58 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 19:35:11.44 ID:QHsU2MAF0
帰り遅いのかな
気長に待っときます
59 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 19:39:44.70 ID:mqRroadC0
>>1だが
帰宅した
待っててくれてありがとう
ぼちぼち書いていきます
60 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 19:55:03.90 ID:mqRroadC0
店に入るとカウンターに後姿の足立ミカであろう女が1人
奥のボックスに2、3人客がいた
61 :1:2013/03/23(土) 19:57:58.13 ID:mqRroadC0
もちろんマスターがオレを呼んだのは内緒なので女から少し離れた席に座ってビールを頼んだ
女は凄く小さな声でマスターと話していた
チラッと横顔を見る
確かに足立ミカだった
面影があった
62 :1:2013/03/23(土) 19:59:38.56 ID:mqRroadC0
オレは暫く黙ってビールを飲みながら携帯弄ったりして そ知らぬ振りをしていた
足立ミカも時折マスターと一言二言話して微笑むくらいで ほとんど黙って1人静かに飲んでいた
63 :1:2013/03/23(土) 20:00:48.47 ID:mqRroadC0
ボックスの客がマスターを呼んで
マスターはオーダーを取りにカウンターを出た
オレはチャンスだと思って話しかけた
64 :1:2013/03/23(土) 20:01:50.19 ID:mqRroadC0
「あの、失礼ですけど、もしかして足立ミカさんですか?」
彼女はビックリしながらも
「はい、そうですけど」と言った
65 :1:2013/03/23(土) 20:03:47.69 ID:mqRroadC0
オレ「オレに見覚えない?同級生のシンジ(仮名)だけど」
ミカ「・・・あ!シンちゃん!覚えてる覚えてる!久しぶり!」
オレ「久しぶり!どうしたの?こっち帰ってきてるの?」
ミカ「うん、淋しくなって帰ってきたww」
みたいな会話
66 :1:2013/03/23(土) 20:05:24.09 ID:mqRroadC0
それからオレが彼女の隣に移動し いろいろ話した
話したと言っても昔の思い出とか
あまり立ち入った事は聞けないし 彼女も そんなことは話さなかった
67 :1:2013/03/23(土) 20:06:44.04 ID:mqRroadC0
小学校の時2人きりの教室でオレが話しかけた事は覚えててくれた
それまで一度も話したこと無かったのに唐突に話しかけられて あの時は少しビックリした〜って笑ってた
嬉しかった
68 :1:2013/03/23(土) 20:08:15.10 ID:mqRroadC0
2時間ほど話しながら飲んだと思う
もうけっこうな時間だった
彼女は そろそろ帰るねと言った
オレは今度一緒にご飯でも食べようって誘ってみた
彼女は笑顔でうんって言ってくれた
69 :1:2013/03/23(土) 20:09:58.42 ID:mqRroadC0
で
オレのアドレス教えてくれと
また連絡するからって言ってくれた
オレは内心めちゃくちゃ嬉しかったが顔に出さずに「ああいいよ」って答えた
彼女は先に帰り
オレも暫くしてマスターに礼を言い店を出た
70 :1:2013/03/23(土) 20:11:40.06 ID:mqRroadC0
その帰り道
初恋の人に会えた喜びと 彼女のアドレスをゲットした喜びと 次のご飯の約束の喜びで ホントはめちゃくちゃ嬉しいはずだったが
何故か心に引っかかるものがあって素直に心の底から喜べなかった
71 :1:2013/03/23(土) 20:13:00.85 ID:mqRroadC0
それは数年振りに見た彼女が
驚くほど痩せ細っていたからだった
昔はどっちかっていうと ぽっちゃりだったのに
いろいろ苦労したんだな、とその時は思った
72 :1:2013/03/23(土) 20:14:18.59 ID:mqRroadC0
でも あの目はおかしかった
何か色が黒目じゃなくて
何ていうか目が白かった
元気のない生気の無い目だった
笑顔もなんか笑ってはいるんだけど空っぽっの笑顔っていうか
寂しそうな笑顔だった
73 :1:2013/03/23(土) 20:15:42.60 ID:mqRroadC0
家に帰ってから暫くして
「今日は楽しかった、ありがとう」
「ご飯楽しみにしてるからね」
ってメールが来た
絵文字がこれでもかってくらい付いてたのを覚えてる
オレは絶対近いうち誘うからって返信した
74 :1:2013/03/23(土) 20:17:13.81 ID:mqRroadC0
それからは余り覚えてないんだが
多分1ヶ月くらい空けてから ご飯のお誘いメールをしたと思う
すぐしたかったけど
何か必死さを悟られるのがイヤで暫くは我慢していた
高校を出たくらいに親父が失踪
母親も男が出来て家を空けるようになり
帰ってきても酒びたりだったようだ
41 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:00:30.82 ID:mqRroadC0
実は足立ミカには離れ離れの弟がいた
実の弟かどうかは分からないが
彼女は すったもんだの末その弟と合流し
家を捨て上京した
42 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:01:04.67 ID:mqRroadC0
で
理由は分からないが最近1人で帰ってきた
という事だった
44 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:02:54.07 ID:mqRroadC0
オレはショックだった
あんな綺麗でお嬢様だった彼女が家では そんな辛い目に遭っていた事に
想像を絶する辛さだったろう
でもオレが見ていた足立ミカは いつも明るい笑顔だった
それが衝撃だった
45 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:03:56.99 ID:mqRroadC0
オレは会いたいと思った
絶対会うしかないと思った
今何か困ってるなら何かしら彼女の力になりたいと思った
ただ初恋の人の顔を見てみたいってのも もちろんあったが
46 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:04:28.66 ID:mqRroadC0
聞けば彼女もまた1人で このバーにやってくるらしい
田舎だからバーは町で数件しかないのが功を奏した
47 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:05:35.31 ID:mqRroadC0
オレはマスターに またまた頼み込み
今度足立ミカが来たらオレに連絡をくれるように約束を取りつけた
マスターは乗り気じゃなかったけど
オレが余りにしつこいから
48 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:06:51.83 ID:mqRroadC0
それから2、3ヶ月は連絡が無かった
オレも その間店には行かなかったし
その事を忘れかけていたが
ある夜
マスターからメールが来た
49 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:08:05.13 ID:mqRroadC0
「ミカちゃん来てるぞ」
「引っ張っててやるから来るなら来い」
オレは確か風呂に入っていたが急いで上がりダッシュで店に向かった
50 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:10:43.44 ID:k/muGK7N0
追いついた、期待
51 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:47:30.07 ID:EFTJuO1o0
もう出かけちゃったか
ものすごい to be continue... な感じで終わったな
52 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 15:58:13.03 ID:QHsU2MAF0
待ってるよー
53 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 16:04:06.90 ID:hH8RTPqx0
おいらも待ってる
54 : 忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:8) :2013/03/23(土) 16:08:56.28 ID:4azfqfo10
いいところで終わってる〜
55 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 16:13:24.26 ID:AcPGGjV20 ?2BP(0)
待ってる
56 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 18:04:23.86 ID:PYnIZfkg0
待ってるぜ
57 : 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/03/23(土) 19:29:07.03 ID:4azfqfo10
まだかなー
58 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 19:35:11.44 ID:QHsU2MAF0
帰り遅いのかな
気長に待っときます
59 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 19:39:44.70 ID:mqRroadC0
>>1だが
帰宅した
待っててくれてありがとう
ぼちぼち書いていきます
60 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 19:55:03.90 ID:mqRroadC0
店に入るとカウンターに後姿の足立ミカであろう女が1人
奥のボックスに2、3人客がいた
61 :1:2013/03/23(土) 19:57:58.13 ID:mqRroadC0
もちろんマスターがオレを呼んだのは内緒なので女から少し離れた席に座ってビールを頼んだ
女は凄く小さな声でマスターと話していた
チラッと横顔を見る
確かに足立ミカだった
面影があった
62 :1:2013/03/23(土) 19:59:38.56 ID:mqRroadC0
オレは暫く黙ってビールを飲みながら携帯弄ったりして そ知らぬ振りをしていた
足立ミカも時折マスターと一言二言話して微笑むくらいで ほとんど黙って1人静かに飲んでいた
63 :1:2013/03/23(土) 20:00:48.47 ID:mqRroadC0
ボックスの客がマスターを呼んで
マスターはオーダーを取りにカウンターを出た
オレはチャンスだと思って話しかけた
64 :1:2013/03/23(土) 20:01:50.19 ID:mqRroadC0
「あの、失礼ですけど、もしかして足立ミカさんですか?」
彼女はビックリしながらも
「はい、そうですけど」と言った
65 :1:2013/03/23(土) 20:03:47.69 ID:mqRroadC0
オレ「オレに見覚えない?同級生のシンジ(仮名)だけど」
ミカ「・・・あ!シンちゃん!覚えてる覚えてる!久しぶり!」
オレ「久しぶり!どうしたの?こっち帰ってきてるの?」
ミカ「うん、淋しくなって帰ってきたww」
みたいな会話
66 :1:2013/03/23(土) 20:05:24.09 ID:mqRroadC0
それからオレが彼女の隣に移動し いろいろ話した
話したと言っても昔の思い出とか
あまり立ち入った事は聞けないし 彼女も そんなことは話さなかった
67 :1:2013/03/23(土) 20:06:44.04 ID:mqRroadC0
小学校の時2人きりの教室でオレが話しかけた事は覚えててくれた
それまで一度も話したこと無かったのに唐突に話しかけられて あの時は少しビックリした〜って笑ってた
嬉しかった
68 :1:2013/03/23(土) 20:08:15.10 ID:mqRroadC0
2時間ほど話しながら飲んだと思う
もうけっこうな時間だった
彼女は そろそろ帰るねと言った
オレは今度一緒にご飯でも食べようって誘ってみた
彼女は笑顔でうんって言ってくれた
69 :1:2013/03/23(土) 20:09:58.42 ID:mqRroadC0
で
オレのアドレス教えてくれと
また連絡するからって言ってくれた
オレは内心めちゃくちゃ嬉しかったが顔に出さずに「ああいいよ」って答えた
彼女は先に帰り
オレも暫くしてマスターに礼を言い店を出た
70 :1:2013/03/23(土) 20:11:40.06 ID:mqRroadC0
その帰り道
初恋の人に会えた喜びと 彼女のアドレスをゲットした喜びと 次のご飯の約束の喜びで ホントはめちゃくちゃ嬉しいはずだったが
何故か心に引っかかるものがあって素直に心の底から喜べなかった
71 :1:2013/03/23(土) 20:13:00.85 ID:mqRroadC0
それは数年振りに見た彼女が
驚くほど痩せ細っていたからだった
昔はどっちかっていうと ぽっちゃりだったのに
いろいろ苦労したんだな、とその時は思った
72 :1:2013/03/23(土) 20:14:18.59 ID:mqRroadC0
でも あの目はおかしかった
何か色が黒目じゃなくて
何ていうか目が白かった
元気のない生気の無い目だった
笑顔もなんか笑ってはいるんだけど空っぽっの笑顔っていうか
寂しそうな笑顔だった
73 :1:2013/03/23(土) 20:15:42.60 ID:mqRroadC0
家に帰ってから暫くして
「今日は楽しかった、ありがとう」
「ご飯楽しみにしてるからね」
ってメールが来た
絵文字がこれでもかってくらい付いてたのを覚えてる
オレは絶対近いうち誘うからって返信した
74 :1:2013/03/23(土) 20:17:13.81 ID:mqRroadC0
それからは余り覚えてないんだが
多分1ヶ月くらい空けてから ご飯のお誘いメールをしたと思う
すぐしたかったけど
何か必死さを悟られるのがイヤで暫くは我慢していた
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