胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(115)
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795 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:40:05.72 ID:FbAUM2af
俺も急いで店を出て、S君に追い付くと二人はにらみあっていた。
「今、あなたコミックを万引きしましたよね? 僕きちんと見ましたから」とS君、
「はあ? 盗ってねえよ。ふざけんな、ぶち殺すぞ」と大男。
S君は俺に向かって「お店の人呼んできてくれ」と小声で指示した。
S君が大男に何されるかわからないので俺は急いで店長さんに助けを求めた。
店長さんを連れてS君のもとへ行くと、S君は大男に片手で胸ぐらを捕まれていた。S君は怯えた顔をしていた。
店長さんが「失礼ですが、あなたがうちから書籍を盗むところを見たとのことですが」と声をかける。
大男は「ああ? ふざけんな、証拠もなしに疑うんじゃねえ」と大声を張り上げた。
「では手に持っているその鞄の中身をみせて下さい」と店長さん。
大男は「ふざけんな! プライバシーの侵害だ」と返す。
S君の胸ぐらを掴んだ手と反対の手に持った鞄を決して離そうとしなかった。
796 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:42:50.29 ID:FbAUM2af
S君が「見た! あなたは万引きをした!」とひるみながらも返す。
すると大男は「てめえぶち殺すぞ」と脅しかける。
するとS君は完全に怯えた様子で
「うう……すみません、逃がしてくださいイイイ」
と泣き顔を作った。
大男はニヤリと笑うと「ああ? 逃がさねえよ」とS君を両腕で羽交い締めにした。
するとS君は急に怯えた顔をやめて「店長さん! 鞄を!」と叫んだ。
店長さんは頷くと大男が離した鞄を、取り上げた。
中身を確認すると確かに未開封の同じ巻数のコミックが数点出てきた。
797 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:46:03.39 ID:FbAUM2af
大男の顔つきに焦りが出ていた。
店長さんに「お話を伺いましょう、警察も呼びます」と言うと、大男は蒼白になった。
店の奥で警察を待っているときに、大男が
「ふざけんなよてめえ、俺の仲間と仕返ししてやるからな、俺のグループの力を知らずにこんなことしやがって」
と脅されてもS君は肩をすくめて
「あなたがどこの誰だろうと関係ない。法律は誰にも平等です。きちんと罪を償ってください」といってのけた。
惚れた。
874 :693:2013/08/15(木) 16:46:35.63 ID:NGx0Ch18
DQN返しともいえる、祖父の武勇伝。当時子供だったので聞きかじりです。
20年以上前、当時健在だった祖父が所有地の整理を始めて、いくつか土地を売った。
まだバブルの恩恵が残ってた頃で、そこそこ高値で売れていく中、マンション開発に交渉された土地があった。
そこは、理由は不明ながら祖父は売りたくなかったらしいけど、相手側に「マンションかハイツを建設したい、最上階角部屋を破格値で分譲するから土地を売ってくれ」と言われ、
一人暮らしの祖父を案じていた父達が賃貸住だった叔父夫婦にそこに住んでもらえばどうかと勧め、祖父も合意した。
で、マンションというには.微妙な高さのマンション完成。
そしたら、立地条件よし・広さや値段も手ごろだった為、完成前後に完売御礼になったらしい。
無論、叔父夫婦が住む予定だった部屋も。
話が違うと祖父や父達が相手先の会社に訪問したら、「証書もないですしねえ」とヘラヘラ。
手違いで売買したのではなく、口約束だけで法的な書類がないのをいいことに、故意にやったんだろうとわかった。
新築の広い部屋に移れると思っていた叔父夫婦ショボーン。父や他の兄弟も、「高い勉強代だったと思うしかないな」と慰めた。
しかし明治生まれで二度の戦争経験者である祖父は引き下がらなかった。
何度も相手先に赴き、「近くに息子夫婦が来てくれると思ったからこそ売ったんだ、今からでもどうにかならないか」と訴える。
「もうあなたとも先方とも正式な売買契約が成立してますのでねえ。あまりしつこいようだと、警察に…」とやられたそうな。
そうこうするうちに、購入者達の入居がほぼ完了してしまった。
祖父は、そのマンションの敷地三方を囲む形でまだ土地を所有していた。
残る一方は山。マジ山。人の登り下りもキツそうな山。
所有する土地に「私有地につき立ち入り禁止」と囲いを付けた。
業者に頼まず一人で毎日日曜大工したらしい。
結果、マンションの住人さんは「徒歩・自転車・原付の出入りはできるが車は無理」な幅1mあるかないかの通用路しか使えなくなった。
それまでは、私有地を通過するのを祖父曰く「厚意で」許していただけ。
宅配便や郵便屋さんも、トラックがマンション前まで行けない。
こちらは田舎なので皆車で移動するが、マンション入居者さん、車を出せないor入れられない。
875 :遙か:2013/08/15(木) 16:48:29.10 ID:NGx0Ch18
管理会社だか不動産屋だかがすっ飛んできたけど、祖父は「通りたかったら通してやるから、ワシを呼べ」と電話番号を渡して追い返した。
ちなみに祖父は気が向いた時しか電話に出ない人なので、緊急の用件の時は身内すら直接「じいちゃーん」「父さーん」と訪問するしかなかった。
車の出し入れができないと買い物や通勤に支障を来す、と入居者達が祖父に言うも、「駐車場借りればよかろう」と無視。
その頃、そのマンション近隣には駐車場になるような土地は余ってなかった。あったのは祖父所有地のみ。そして祖父は絶対に駐車場にするつもりはない。
1週間も立たないうちに、マンションを建てた会社のお偉いさんが謝罪と要求に来た。何とか、車の通行ができるだけの土地を売ってほしいと。
祖父は「ワシはお前さんところの言うことは信用せんと決めた。だから土地は売らん。ワシが死ぬまで諦めろ。ワシが死んだら、息子達の誰かが相続するから息子達に相談しろ」と追い返した。
マンションの入居者達の中でも、事情を知っている人は祖父に事前に頼んで、祖父所有地に車を置いていた。
そこからならマンションまで徒歩1〜3分。
なので、「車の出し入れができなくて困っている人達」というのは、
「叔父夫婦が買うはずだった部屋」を購入した夫婦(と、配達に来る各宅配便屋さん)。
祖父は田舎ならではのネットワークを駆使して、その夫婦が
「この部屋は土地の売主さんとの契約が決まってまして」
と断った営業のお兄ちゃんの言葉を無視し、その上司にゴネて売買契約成立させた、と知っていたらしい。
最終的に、祖父は当時幼稚園だったうちの弟が父に言わされた「じいじ、おいたはもうだめ、ね?」に負けかけたが何とか踏ん張り、結局その夫婦が出て行かざるを得ない状況に追い込んだ。
その後、私有地を開放。
「私有地につき、立ち入り禁止。○△マンション居住の方・御用の方は通行可」と看板設置。
そして空いた部屋には叔父夫婦をと言われたが、
「あんな奴らが住んだところに息子夫婦を住まわせられるか」
と断って、近くの土地に叔父夫婦用の家を建てた。
876 :825:2013/08/15(木) 16:49:09.94 ID:NGx0Ch18
祖父の葬儀の際にこの話が出て、
「いや確かに口約束だけだった俺らも馬鹿だが、マンションの周り全部親父の土地なのに、あんなことしたらどうなるかわからなかったのか」と父達は疑問顔だった。
確かに、マンション建てるなら、その敷地から公道までの通用路を確保するもんじゃないのだろうか…?と思っていたら、
祖父の所有地近くは当時区画整理か何かで土地の登記がかなり変更された時期だったらしい。
役所に書類取りに行ったら住所の番地が変わってた、とご近所さん達が口々に言っていた時期なんで、もしかしたらマンション側も把握しきれてなかったのかもしれない。
建築中は、叔父夫婦が住めると思ってた祖父も私有地通行はスルーしてたわけだし。
名前欄が何か色々おかしくて申し訳ない。
877 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 17:01:51.00 ID:SkV8ETau
ジジイGJ
878 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 17:03:43.42 ID:SVO7pjOd
じいちゃんGJ
880 :いたお ◆ITAOchPutQ :2013/08/15(木) 17:22:50.78 ID:bpGpInt/
じじいgj
881 :812:2013/08/15(木) 17:24:47.33 ID:NGx0Ch18
祖父にGJありがとう。
結局死ぬまで、その会社に土地を売らなかったらしい。
相続手続きの時、伯母が気づくまで「○△マンションへの道」の分だけでも売ってると思ってた。
「死ぬまで売らん」と言った明治男の意地なのかと呆れつつ感心してたら、その周りの土地を相続した弟が教えてくれた。
「じいちゃんはー、○△マンションへの道(祖父が整備してはいたがアスファルト舗装ではない)のとこに植えてある桃の木を伐りたくなかったんだ。
ばあちゃん(かなり早くに亡くなった)が植えた木だから絶対伐ってくれるなって約束した。
だから、あの会社に怒ってたんだよ。桃の木を伐ってくれって言われたから。
車を置かせてた逆方向の土地なら、売ってやってもよかったんだって」
元気だった頃の妻と眺めてた桃の木を伐りたくない、と言う本音がこっ恥ずかしかったそうだ。
うちの弟は祖父には末孫で特別可愛がってたから、「ワシが死んでも伐らんでくれな」と言って相続させたんだと。
879 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 17:19:12.07 ID:hhk6OzYe
>「じいじ、おいたはもうだめ、ね?」
なんで、こんなこと言わせたんだ?
882 :705:2013/08/15(木) 17:31:31.58 ID:NGx0Ch18
>>879
両親や伯父伯母達が、マンション側から
「お父様に何とか土地を売って下さるように説得していただけませんか。もしくは使用料を払わせていただくので通行させて下さるように」と懇願されて、
また実際、宅配便や郵便屋さんが困っていたので、祖父が溺愛している弟の言うことなら聞いてくれるかも、と試したらしい。
その時に、弟は
「あそこは、死んだばあばが好きな桃があるからな、売らんのじゃ」
と教えられたそうです。
桃の木は、弟がちゃんと守っとります。伐らなくてもトラック一台くらいは通れるし。
さすがに車が2台行き交えるようにするとなると伐らないと駄目な位置なんですが、そこまでする必要はないし。
887 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 18:17:07.63 ID:JJ3QpuLb
クリニックで働いてるんだけど、待合室の子供用絵本を片付けないガキと、それをそのままにしていく親が沢山いる。
普通の人は『お片づけしてねー』って言うと片付けてくれるけど、この前来たクソガキは、声掛けたら小学生のくせして『お片づけ出来な〜い』とか言いやがる。
超ムカついたから、わざと大きい声で
『えーお片付けできないの〜?お家でいつもやってるでしょう?』
って言ったら『やったことなーい』と言う。
家でやった事ないならしょうがないなと思い、
『お家でお片付けした事ないなら、しょうがないね。お姉ちゃんやっておくよ。お片付けしないお家なんだね!!』
と言ってやったら、母親が真っ赤な顔して走って来て、『いつも家で片付けてるでしょ!!!』って子供怒鳴って、子供泣いてた。
916 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/16(金) 20:58:13.98 ID:xnqtBwai
スーッとするかわからないし
オカルト要素もちょっとあるかもしれませんが
もう20年以上前のこと。
中学時代3年間毎日のように相当いじめられてた。もう、学年中のヤツら全員にじゃないかというほど。
たいして喧嘩強くないやつも俺には態度強い。
後輩とかにも「こいつ殴っていいよw」とか言って後輩でも調子に乗るやつもいるから後輩に殴られてる俺見てケラケラ笑ってたり女子にも廊下で背中に蹴り入れられたりしてた。
暴力、恐喝は当たり前。
試験なんかも答案用紙数人分が回ってきて全員分のを書いてたら自分の分まで間に合わない。
間違ってたらボコボコにされてた。
俺の分は腰巾着役のやつにぐっちゃぐちゃに書かれて提出。
教師たちもやる気なし軍団だったので当たらず障らず。
反抗できない自分にも腹が立ってた。
登校拒否する事すら出来なかった。
917 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/16(金) 20:58:43.77 ID:xnqtBwai
そんなんだから成績もガッタガタで(勉強は出来てた。けど試験で発揮できなかった。)
高校どうするってなってた。
ちょうどその年の正月、東京の大学に通ってる従兄弟兄弟が帰省してて(2人とも一工) 何気に「地元の高校通いたくない。東京行きたいなー。」って言ったら
「じゃ、来りゃイイじゃん!」
「楽しいぜ、東京!」って言われて目が覚めたというか発想の転換が出来た。
(実は親が相談してて従兄弟たちが乗っかってくれたっていうのが後日わかる)
教師たちは信用出来なかったんで従兄弟に願書取り寄せてもらって東京の定時制高校に通うことに。
教師には有る事無い事ぶちまけた。
周りはそこそこの高校行くみたいで浮かれてたし、俺がどうなろうが知ったことじゃ無かったんで東京行く事どころか高校行くのも99%が知らなかったと思う。
地元では受験しなかったから。(自分から報告したのは、幼稚園から幼馴染の3人だけ。俺を庇うと そいつらに矛先が向くから学校では仲良いそぶりは止めてくれって俺から頼んでた。)
俺も急いで店を出て、S君に追い付くと二人はにらみあっていた。
「今、あなたコミックを万引きしましたよね? 僕きちんと見ましたから」とS君、
「はあ? 盗ってねえよ。ふざけんな、ぶち殺すぞ」と大男。
S君は俺に向かって「お店の人呼んできてくれ」と小声で指示した。
S君が大男に何されるかわからないので俺は急いで店長さんに助けを求めた。
店長さんを連れてS君のもとへ行くと、S君は大男に片手で胸ぐらを捕まれていた。S君は怯えた顔をしていた。
店長さんが「失礼ですが、あなたがうちから書籍を盗むところを見たとのことですが」と声をかける。
大男は「ああ? ふざけんな、証拠もなしに疑うんじゃねえ」と大声を張り上げた。
「では手に持っているその鞄の中身をみせて下さい」と店長さん。
大男は「ふざけんな! プライバシーの侵害だ」と返す。
S君の胸ぐらを掴んだ手と反対の手に持った鞄を決して離そうとしなかった。
796 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:42:50.29 ID:FbAUM2af
S君が「見た! あなたは万引きをした!」とひるみながらも返す。
すると大男は「てめえぶち殺すぞ」と脅しかける。
するとS君は完全に怯えた様子で
「うう……すみません、逃がしてくださいイイイ」
と泣き顔を作った。
大男はニヤリと笑うと「ああ? 逃がさねえよ」とS君を両腕で羽交い締めにした。
するとS君は急に怯えた顔をやめて「店長さん! 鞄を!」と叫んだ。
店長さんは頷くと大男が離した鞄を、取り上げた。
中身を確認すると確かに未開封の同じ巻数のコミックが数点出てきた。
797 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:46:03.39 ID:FbAUM2af
大男の顔つきに焦りが出ていた。
店長さんに「お話を伺いましょう、警察も呼びます」と言うと、大男は蒼白になった。
店の奥で警察を待っているときに、大男が
「ふざけんなよてめえ、俺の仲間と仕返ししてやるからな、俺のグループの力を知らずにこんなことしやがって」
と脅されてもS君は肩をすくめて
「あなたがどこの誰だろうと関係ない。法律は誰にも平等です。きちんと罪を償ってください」といってのけた。
惚れた。
874 :693:2013/08/15(木) 16:46:35.63 ID:NGx0Ch18
DQN返しともいえる、祖父の武勇伝。当時子供だったので聞きかじりです。
20年以上前、当時健在だった祖父が所有地の整理を始めて、いくつか土地を売った。
まだバブルの恩恵が残ってた頃で、そこそこ高値で売れていく中、マンション開発に交渉された土地があった。
そこは、理由は不明ながら祖父は売りたくなかったらしいけど、相手側に「マンションかハイツを建設したい、最上階角部屋を破格値で分譲するから土地を売ってくれ」と言われ、
一人暮らしの祖父を案じていた父達が賃貸住だった叔父夫婦にそこに住んでもらえばどうかと勧め、祖父も合意した。
で、マンションというには.微妙な高さのマンション完成。
そしたら、立地条件よし・広さや値段も手ごろだった為、完成前後に完売御礼になったらしい。
無論、叔父夫婦が住む予定だった部屋も。
話が違うと祖父や父達が相手先の会社に訪問したら、「証書もないですしねえ」とヘラヘラ。
手違いで売買したのではなく、口約束だけで法的な書類がないのをいいことに、故意にやったんだろうとわかった。
新築の広い部屋に移れると思っていた叔父夫婦ショボーン。父や他の兄弟も、「高い勉強代だったと思うしかないな」と慰めた。
しかし明治生まれで二度の戦争経験者である祖父は引き下がらなかった。
何度も相手先に赴き、「近くに息子夫婦が来てくれると思ったからこそ売ったんだ、今からでもどうにかならないか」と訴える。
「もうあなたとも先方とも正式な売買契約が成立してますのでねえ。あまりしつこいようだと、警察に…」とやられたそうな。
そうこうするうちに、購入者達の入居がほぼ完了してしまった。
祖父は、そのマンションの敷地三方を囲む形でまだ土地を所有していた。
残る一方は山。マジ山。人の登り下りもキツそうな山。
所有する土地に「私有地につき立ち入り禁止」と囲いを付けた。
業者に頼まず一人で毎日日曜大工したらしい。
結果、マンションの住人さんは「徒歩・自転車・原付の出入りはできるが車は無理」な幅1mあるかないかの通用路しか使えなくなった。
それまでは、私有地を通過するのを祖父曰く「厚意で」許していただけ。
宅配便や郵便屋さんも、トラックがマンション前まで行けない。
こちらは田舎なので皆車で移動するが、マンション入居者さん、車を出せないor入れられない。
875 :遙か:2013/08/15(木) 16:48:29.10 ID:NGx0Ch18
管理会社だか不動産屋だかがすっ飛んできたけど、祖父は「通りたかったら通してやるから、ワシを呼べ」と電話番号を渡して追い返した。
ちなみに祖父は気が向いた時しか電話に出ない人なので、緊急の用件の時は身内すら直接「じいちゃーん」「父さーん」と訪問するしかなかった。
車の出し入れができないと買い物や通勤に支障を来す、と入居者達が祖父に言うも、「駐車場借りればよかろう」と無視。
その頃、そのマンション近隣には駐車場になるような土地は余ってなかった。あったのは祖父所有地のみ。そして祖父は絶対に駐車場にするつもりはない。
1週間も立たないうちに、マンションを建てた会社のお偉いさんが謝罪と要求に来た。何とか、車の通行ができるだけの土地を売ってほしいと。
祖父は「ワシはお前さんところの言うことは信用せんと決めた。だから土地は売らん。ワシが死ぬまで諦めろ。ワシが死んだら、息子達の誰かが相続するから息子達に相談しろ」と追い返した。
マンションの入居者達の中でも、事情を知っている人は祖父に事前に頼んで、祖父所有地に車を置いていた。
そこからならマンションまで徒歩1〜3分。
なので、「車の出し入れができなくて困っている人達」というのは、
「叔父夫婦が買うはずだった部屋」を購入した夫婦(と、配達に来る各宅配便屋さん)。
祖父は田舎ならではのネットワークを駆使して、その夫婦が
「この部屋は土地の売主さんとの契約が決まってまして」
と断った営業のお兄ちゃんの言葉を無視し、その上司にゴネて売買契約成立させた、と知っていたらしい。
最終的に、祖父は当時幼稚園だったうちの弟が父に言わされた「じいじ、おいたはもうだめ、ね?」に負けかけたが何とか踏ん張り、結局その夫婦が出て行かざるを得ない状況に追い込んだ。
その後、私有地を開放。
「私有地につき、立ち入り禁止。○△マンション居住の方・御用の方は通行可」と看板設置。
そして空いた部屋には叔父夫婦をと言われたが、
「あんな奴らが住んだところに息子夫婦を住まわせられるか」
と断って、近くの土地に叔父夫婦用の家を建てた。
876 :825:2013/08/15(木) 16:49:09.94 ID:NGx0Ch18
祖父の葬儀の際にこの話が出て、
「いや確かに口約束だけだった俺らも馬鹿だが、マンションの周り全部親父の土地なのに、あんなことしたらどうなるかわからなかったのか」と父達は疑問顔だった。
確かに、マンション建てるなら、その敷地から公道までの通用路を確保するもんじゃないのだろうか…?と思っていたら、
祖父の所有地近くは当時区画整理か何かで土地の登記がかなり変更された時期だったらしい。
役所に書類取りに行ったら住所の番地が変わってた、とご近所さん達が口々に言っていた時期なんで、もしかしたらマンション側も把握しきれてなかったのかもしれない。
建築中は、叔父夫婦が住めると思ってた祖父も私有地通行はスルーしてたわけだし。
名前欄が何か色々おかしくて申し訳ない。
877 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 17:01:51.00 ID:SkV8ETau
ジジイGJ
878 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 17:03:43.42 ID:SVO7pjOd
じいちゃんGJ
880 :いたお ◆ITAOchPutQ :2013/08/15(木) 17:22:50.78 ID:bpGpInt/
じじいgj
881 :812:2013/08/15(木) 17:24:47.33 ID:NGx0Ch18
祖父にGJありがとう。
結局死ぬまで、その会社に土地を売らなかったらしい。
相続手続きの時、伯母が気づくまで「○△マンションへの道」の分だけでも売ってると思ってた。
「死ぬまで売らん」と言った明治男の意地なのかと呆れつつ感心してたら、その周りの土地を相続した弟が教えてくれた。
「じいちゃんはー、○△マンションへの道(祖父が整備してはいたがアスファルト舗装ではない)のとこに植えてある桃の木を伐りたくなかったんだ。
ばあちゃん(かなり早くに亡くなった)が植えた木だから絶対伐ってくれるなって約束した。
だから、あの会社に怒ってたんだよ。桃の木を伐ってくれって言われたから。
車を置かせてた逆方向の土地なら、売ってやってもよかったんだって」
元気だった頃の妻と眺めてた桃の木を伐りたくない、と言う本音がこっ恥ずかしかったそうだ。
うちの弟は祖父には末孫で特別可愛がってたから、「ワシが死んでも伐らんでくれな」と言って相続させたんだと。
879 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 17:19:12.07 ID:hhk6OzYe
>「じいじ、おいたはもうだめ、ね?」
なんで、こんなこと言わせたんだ?
882 :705:2013/08/15(木) 17:31:31.58 ID:NGx0Ch18
>>879
両親や伯父伯母達が、マンション側から
「お父様に何とか土地を売って下さるように説得していただけませんか。もしくは使用料を払わせていただくので通行させて下さるように」と懇願されて、
また実際、宅配便や郵便屋さんが困っていたので、祖父が溺愛している弟の言うことなら聞いてくれるかも、と試したらしい。
その時に、弟は
「あそこは、死んだばあばが好きな桃があるからな、売らんのじゃ」
と教えられたそうです。
桃の木は、弟がちゃんと守っとります。伐らなくてもトラック一台くらいは通れるし。
さすがに車が2台行き交えるようにするとなると伐らないと駄目な位置なんですが、そこまでする必要はないし。
887 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/15(木) 18:17:07.63 ID:JJ3QpuLb
クリニックで働いてるんだけど、待合室の子供用絵本を片付けないガキと、それをそのままにしていく親が沢山いる。
普通の人は『お片づけしてねー』って言うと片付けてくれるけど、この前来たクソガキは、声掛けたら小学生のくせして『お片づけ出来な〜い』とか言いやがる。
超ムカついたから、わざと大きい声で
『えーお片付けできないの〜?お家でいつもやってるでしょう?』
って言ったら『やったことなーい』と言う。
家でやった事ないならしょうがないなと思い、
『お家でお片付けした事ないなら、しょうがないね。お姉ちゃんやっておくよ。お片付けしないお家なんだね!!』
と言ってやったら、母親が真っ赤な顔して走って来て、『いつも家で片付けてるでしょ!!!』って子供怒鳴って、子供泣いてた。
916 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/16(金) 20:58:13.98 ID:xnqtBwai
スーッとするかわからないし
オカルト要素もちょっとあるかもしれませんが
もう20年以上前のこと。
中学時代3年間毎日のように相当いじめられてた。もう、学年中のヤツら全員にじゃないかというほど。
たいして喧嘩強くないやつも俺には態度強い。
後輩とかにも「こいつ殴っていいよw」とか言って後輩でも調子に乗るやつもいるから後輩に殴られてる俺見てケラケラ笑ってたり女子にも廊下で背中に蹴り入れられたりしてた。
暴力、恐喝は当たり前。
試験なんかも答案用紙数人分が回ってきて全員分のを書いてたら自分の分まで間に合わない。
間違ってたらボコボコにされてた。
俺の分は腰巾着役のやつにぐっちゃぐちゃに書かれて提出。
教師たちもやる気なし軍団だったので当たらず障らず。
反抗できない自分にも腹が立ってた。
登校拒否する事すら出来なかった。
917 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/16(金) 20:58:43.77 ID:xnqtBwai
そんなんだから成績もガッタガタで(勉強は出来てた。けど試験で発揮できなかった。)
高校どうするってなってた。
ちょうどその年の正月、東京の大学に通ってる従兄弟兄弟が帰省してて(2人とも一工) 何気に「地元の高校通いたくない。東京行きたいなー。」って言ったら
「じゃ、来りゃイイじゃん!」
「楽しいぜ、東京!」って言われて目が覚めたというか発想の転換が出来た。
(実は親が相談してて従兄弟たちが乗っかってくれたっていうのが後日わかる)
教師たちは信用出来なかったんで従兄弟に願書取り寄せてもらって東京の定時制高校に通うことに。
教師には有る事無い事ぶちまけた。
周りはそこそこの高校行くみたいで浮かれてたし、俺がどうなろうが知ったことじゃ無かったんで東京行く事どころか高校行くのも99%が知らなかったと思う。
地元では受験しなかったから。(自分から報告したのは、幼稚園から幼馴染の3人だけ。俺を庇うと そいつらに矛先が向くから学校では仲良いそぶりは止めてくれって俺から頼んでた。)
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