「機械と少年」
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532 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/25(水) 20:01:27.65 ID:dX76ROcXP
『いいえ、二人です。お父さんと私がいます』
勇「・・・お前は何なんだ?」
『紛れもなくお父さんの息子です』
勇「紛れもある!」
『名称のことでしたら まだありません』
勇「・・・お前、さっきの指示はどうやって?」
『お父さんの着けているインカムは私のメインシステムと常にリンクしています。』
つまりこれを付けていると いつでもこのヴィントが話しかけて来るわけか
勇「お前には位置情報が見えているのか?」
『はい、幸いこの位置からでも演習場はギリギリレーダーの範囲内ですので』
確かに俺のヴィントには高性能レーダーがついていた
そいつがまだ生きていたらしい
『お父さん、私を信じてくれますか?』
勇「・・・お前も随分長いこと一緒に旅した仲間だからな。」
『ありがとうございます。お父さん』
勇「その呼び方はやめろ」
『はい、ダディ』
・・・こいつに何を言っても聴きそうにないな
533 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/25(水) 20:54:45.38 ID:dX76ROcXP
チームα
「残りは一人か・・・」
「あの病み上がりの少年が居ないな」
「あいつはやっぱ無理だったんだろ」
「では作戦終了・・・」
『うわぁぁぁぁ!!!』
通信機から響く味方の悲鳴
「まだやる気なのか!?」
ボンッ!!!
煙幕弾が撃ち込まれ辺りが煙幕で満たされる
「くそっ・・・!」
だが煙幕はもって1分・・・
晴れればこちらが圧倒的優位
ピタッ
首筋になにか冷たいものが・・・
勇「今お前は死んだ」
冷たいもの・・・ナイフだ
「まさか一人で・・・?」
勇「いや、二人だ」
煙幕が晴れると自分と同じくホールドアップの体制をとる味方ばかり
勇「たすかった」
『いえ、ただこれはズルでしたね。』
勇「そうだな。」
『しかし私の有用性もわかって頂けましたか?』
勇「まぁな」
541 :名も無き被検体774号+:2013/12/28(土) 07:27:18.28 ID:cR6HzrjT0
おはほ
息子がリートより頭良さそう…
--------------------
543 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/28(土) 19:12:54.05 ID:xphScl4vP
本部演習場
そこに一機の機械兵と一人の少年がいた
ノール『やばいと思ったらいつでも言えよ』
勇「了解・・・」
機械兵の方は見た目は普通の機械兵だが中身はノールのカスタムにより限界まで性能が上げられている
そう、ハーキュリーを想定してのカスタムだ
ダッ!!
機械兵が凄まじい跳躍力で飛びかかってくる
勇「行くぞ・・・!」
突進をギリギリでかわして逆に飛び掛かる
機械兵が上半身だけを回転させ その斬撃を受け止める
勇「・・・!?」
ノール『敵は機械じゃ。そんな動きもするかもしれん』
勇「面白い・・・」
機械兵が次のモーションに動く前にこちらが仕掛ける
一瞬の隙を突いてカッターを突き刺す
狙うのは装甲の無いうち肘だ
ハーキュリーの装甲はカッターを弾くほどの強度だった
その対策として間接を狙うことにしていた
544 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/28(土) 19:20:18.16 ID:xphScl4vP
肘に突き刺さったカッターが機械兵の腕を切断する
腕を落とされても機械兵は怯まない
素早く鉄拳を繰り出してきた
俺は身体を仰け反らせ鉄拳をよけた
勇「もらった・・・!!」
ホルスターから拳銃を引き抜き、すかさず発砲
撃ったのは足の付け根だ
弾を弾く装甲は無く全弾が命中しめり込む
それでも なお動こうとした機械兵の右足が根元から脱落し、体制を崩した
ドシャッ・・・・!
ノール『よぉやったの。訓練終了じゃ』
ノールが演習場に降りてくる
勇「・・・」
ノール「なにかもの足りんか?」
勇「・・・そうだな。この機械兵には憎まれ口を叩く機能が無いな。実際のハーキュリーに近づけるためにも・・・」
ノール「いらんわ」
勇「そうか」
こんな訓練を最近ずっと続けていた
なぜなら待たなければならなかったからだ
あれを・・・
549 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/30(月) 09:16:05.54 ID:dhFfhgn7P
それから約一週間が経ったある日
ウェルス「よぉ!久しぶりだな!」
勇「相変わらず元気そうだな」
ミーラ「あんたの方が死にかけたのに元気そうじゃない」
勇「いろいろあってな」
ゴート「ずいぶんたくましくなったな」
この一週間で俺もかなり鍛えられた
今では仮想ハーキュリーを一気に3体まで相手に戦えるほどまで鍛えた
ガイウス「俺たちからお前に渡したいものがある」
勇「渡したいもの?」
ゴート「お前のヴィントに残っていたレコーダーから あの戦闘を分析したんだ」
ミーラ「今のあなたには絶対に必要なものよ」
ガイウスが差し出したのは長い袋だ
勇「なんだ?これ?」
ウェルス「いいから開けろって」
ウェルスに急かされるまま袋から中身を取り出す
勇「これは・・・」
550 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/30(月) 09:25:12.11 ID:dhFfhgn7P
勇「日本刀・・・?」
鞘に収まった姿はまさに日本刀だ
ウェルス「どぉだ?すげぇだろ?」
勇「ま・・・まぁ・・・」
ゴート「これはただの日本刀ではない。ガイウスの知り合いに兵器開発部の知り合いがいてな」
ガイウス「そいつに頼んで開発してもらった」
鞘から抜いてみるが どこもおかしくない普通の日本刀だ
勇「・・・すまん。どう見ても日本刀だ」
クロム「高周波ブレードね」
いつの間にかクロムが隣から日本刀を観察していた
勇「高周波?」
クロム「次世代のカッター開発で注目されている、
いわば新型のカッターよ」
ゴート「どうだ?感動したか?」
勇「すごいな」
クロム「でも形状は私の見た試作機とは違うみたいね」
ガイウス「それは・・・」
勇「分かってる。ガイウスが注文したんだろ?」
ガイウス「気に入らないか?」
勇「いや、むしろこっちの方がしっくりくる」
ノール「ん?全員そろっとるじゃないか」
勇「ノール!」
ノール「お前たちに渡す例のあれ・・・できあがっとるぞ」
ミーラ「あれっ?」
勇「来れば分かる」
久々にそろったチームブラウは格納庫に向かった
--------------------
552 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/30(月) 11:52:15.21 ID:dhFfhgn7P
格納庫の最深部にあった先行量産型V2
それを今回俺とノールとクロムで改良していた
先行量産型なだけあって すでに機数は19機製造されていた
勇「どうだ?」
ゴート「おぉ・・・すげぇな・・・」
なんだか反応がおかしい
勇「気に入らないか?」
ウェルス「いや・・・すげぇんだけど・・・」
ミーラ「私たちも持ってきてるのよ」
勇「何を?」
ミーラ「ヴィント」
『いいえ、二人です。お父さんと私がいます』
勇「・・・お前は何なんだ?」
『紛れもなくお父さんの息子です』
勇「紛れもある!」
『名称のことでしたら まだありません』
勇「・・・お前、さっきの指示はどうやって?」
『お父さんの着けているインカムは私のメインシステムと常にリンクしています。』
つまりこれを付けていると いつでもこのヴィントが話しかけて来るわけか
勇「お前には位置情報が見えているのか?」
『はい、幸いこの位置からでも演習場はギリギリレーダーの範囲内ですので』
確かに俺のヴィントには高性能レーダーがついていた
そいつがまだ生きていたらしい
『お父さん、私を信じてくれますか?』
勇「・・・お前も随分長いこと一緒に旅した仲間だからな。」
『ありがとうございます。お父さん』
勇「その呼び方はやめろ」
『はい、ダディ』
・・・こいつに何を言っても聴きそうにないな
533 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/25(水) 20:54:45.38 ID:dX76ROcXP
チームα
「残りは一人か・・・」
「あの病み上がりの少年が居ないな」
「あいつはやっぱ無理だったんだろ」
「では作戦終了・・・」
『うわぁぁぁぁ!!!』
通信機から響く味方の悲鳴
「まだやる気なのか!?」
ボンッ!!!
煙幕弾が撃ち込まれ辺りが煙幕で満たされる
「くそっ・・・!」
だが煙幕はもって1分・・・
晴れればこちらが圧倒的優位
ピタッ
首筋になにか冷たいものが・・・
勇「今お前は死んだ」
冷たいもの・・・ナイフだ
「まさか一人で・・・?」
勇「いや、二人だ」
煙幕が晴れると自分と同じくホールドアップの体制をとる味方ばかり
勇「たすかった」
『いえ、ただこれはズルでしたね。』
勇「そうだな。」
『しかし私の有用性もわかって頂けましたか?』
勇「まぁな」
541 :名も無き被検体774号+:2013/12/28(土) 07:27:18.28 ID:cR6HzrjT0
おはほ
息子がリートより頭良さそう…
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543 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/28(土) 19:12:54.05 ID:xphScl4vP
本部演習場
そこに一機の機械兵と一人の少年がいた
ノール『やばいと思ったらいつでも言えよ』
勇「了解・・・」
機械兵の方は見た目は普通の機械兵だが中身はノールのカスタムにより限界まで性能が上げられている
そう、ハーキュリーを想定してのカスタムだ
ダッ!!
機械兵が凄まじい跳躍力で飛びかかってくる
勇「行くぞ・・・!」
突進をギリギリでかわして逆に飛び掛かる
機械兵が上半身だけを回転させ その斬撃を受け止める
勇「・・・!?」
ノール『敵は機械じゃ。そんな動きもするかもしれん』
勇「面白い・・・」
機械兵が次のモーションに動く前にこちらが仕掛ける
一瞬の隙を突いてカッターを突き刺す
狙うのは装甲の無いうち肘だ
ハーキュリーの装甲はカッターを弾くほどの強度だった
その対策として間接を狙うことにしていた
544 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/28(土) 19:20:18.16 ID:xphScl4vP
肘に突き刺さったカッターが機械兵の腕を切断する
腕を落とされても機械兵は怯まない
素早く鉄拳を繰り出してきた
俺は身体を仰け反らせ鉄拳をよけた
勇「もらった・・・!!」
ホルスターから拳銃を引き抜き、すかさず発砲
撃ったのは足の付け根だ
弾を弾く装甲は無く全弾が命中しめり込む
それでも なお動こうとした機械兵の右足が根元から脱落し、体制を崩した
ドシャッ・・・・!
ノール『よぉやったの。訓練終了じゃ』
ノールが演習場に降りてくる
勇「・・・」
ノール「なにかもの足りんか?」
勇「・・・そうだな。この機械兵には憎まれ口を叩く機能が無いな。実際のハーキュリーに近づけるためにも・・・」
ノール「いらんわ」
勇「そうか」
こんな訓練を最近ずっと続けていた
なぜなら待たなければならなかったからだ
あれを・・・
549 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/30(月) 09:16:05.54 ID:dhFfhgn7P
それから約一週間が経ったある日
ウェルス「よぉ!久しぶりだな!」
勇「相変わらず元気そうだな」
ミーラ「あんたの方が死にかけたのに元気そうじゃない」
勇「いろいろあってな」
ゴート「ずいぶんたくましくなったな」
この一週間で俺もかなり鍛えられた
今では仮想ハーキュリーを一気に3体まで相手に戦えるほどまで鍛えた
ガイウス「俺たちからお前に渡したいものがある」
勇「渡したいもの?」
ゴート「お前のヴィントに残っていたレコーダーから あの戦闘を分析したんだ」
ミーラ「今のあなたには絶対に必要なものよ」
ガイウスが差し出したのは長い袋だ
勇「なんだ?これ?」
ウェルス「いいから開けろって」
ウェルスに急かされるまま袋から中身を取り出す
勇「これは・・・」
550 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/30(月) 09:25:12.11 ID:dhFfhgn7P
勇「日本刀・・・?」
鞘に収まった姿はまさに日本刀だ
ウェルス「どぉだ?すげぇだろ?」
勇「ま・・・まぁ・・・」
ゴート「これはただの日本刀ではない。ガイウスの知り合いに兵器開発部の知り合いがいてな」
ガイウス「そいつに頼んで開発してもらった」
鞘から抜いてみるが どこもおかしくない普通の日本刀だ
勇「・・・すまん。どう見ても日本刀だ」
クロム「高周波ブレードね」
いつの間にかクロムが隣から日本刀を観察していた
勇「高周波?」
クロム「次世代のカッター開発で注目されている、
いわば新型のカッターよ」
ゴート「どうだ?感動したか?」
勇「すごいな」
クロム「でも形状は私の見た試作機とは違うみたいね」
ガイウス「それは・・・」
勇「分かってる。ガイウスが注文したんだろ?」
ガイウス「気に入らないか?」
勇「いや、むしろこっちの方がしっくりくる」
ノール「ん?全員そろっとるじゃないか」
勇「ノール!」
ノール「お前たちに渡す例のあれ・・・できあがっとるぞ」
ミーラ「あれっ?」
勇「来れば分かる」
久々にそろったチームブラウは格納庫に向かった
--------------------
552 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/30(月) 11:52:15.21 ID:dhFfhgn7P
格納庫の最深部にあった先行量産型V2
それを今回俺とノールとクロムで改良していた
先行量産型なだけあって すでに機数は19機製造されていた
勇「どうだ?」
ゴート「おぉ・・・すげぇな・・・」
なんだか反応がおかしい
勇「気に入らないか?」
ウェルス「いや・・・すげぇんだけど・・・」
ミーラ「私たちも持ってきてるのよ」
勇「何を?」
ミーラ「ヴィント」
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