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バイトに出逢いなんてある訳ない
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95 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:38:26.63 ID:GUf/HevnP
ダスターをかけながら店内を徘徊する俺


丸さん「うちの実家から たくさんりんごが送られてきたのよ」

悠人「へぇ・・・」

丸さん「ミキちゃんに お見舞いってことで持って行って上げてくれない?」

悠人「俺がですか?」

まっちゃん「あくまでミキちゃんの友達として・・・どう?」

悠人「まぁ、持っていくだけなら・・・」

丸さん「私たちが行っても無駄に気を使かわせちゃうだけかもしれないしね」

まっちゃん「その代わり今日早めに上がっていいから」

悠人「でも、ただでさえシフトに穴が・・・」

丸さん「主婦舐めんじゃないわよw そんぐらい気合いでなんとかするわよ」


店長「なんとかするのは結局 私なんだけどね」


悠人「あ、おはようございます」

店長「おはよう。お見舞いに行くならこれも持って行ってあげて」


店長が渡したのは紙袋だ


悠人「なんですか?これ?」

店長「私からのお見舞い」

悠人「栄養ドリンクですか・・・」

店長「具合悪い時はこれがいいの」



96 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:44:26.32 ID:GUf/HevnP
その日は丸さん達のおかげで少し早く終わった


悠人(見舞いっていってもなぁ・・・)

今日は土曜日・・・

あの父親がいるかもしれない

玄関の前に立つと急に緊張してきた

何度も表札を確認した

悠人「ただ・・・渡すだけ・・・渡すだけだ・・・」

ピンポーン・・・


『はーい!』

数秒後、ドアが開き・・・

少年「・・・だれ?」

悠人「あ、え・・・えっと・・・みk、舞さんのバイトの仲間で・・・」

少年「おねーちゃんの友達?」

悠人「まぁ、そうだね・・・」

少年「おねーちゃん今風邪で寝てるよ。おねーty・・・」

悠人「あわわっ!起こさなくていいから!」

少年「でも おねーちゃんに用があるんでしょ?」

悠人「いや、お見舞い持って来ただけだから・・・」

紙袋渡す


少年「わぁー!りんごだ!」

悠人「それ、丸さんってバイトの人からなんだけど」




97 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:50:14.72 ID:GUf/HevnP
悠人「えっと、お父さんは?」

少年「仕事〜」

悠人「あ、そう・・・」

少年「そうだ!お兄ちゃんは おねーちゃんの友達なんでしょ?」

悠人「まぁ・・・うん」

少年「ちょっと手伝って欲しいんだけど・・・」

悠人「うん?」


・・・・・・・

悠人(結局家に上がってしまった・・・)

家の中は整理整頓されていて綺麗だった


悠人「えっと・・・君名前は?」

勝「まさる〜」

悠人「勝くんか」

勝「おねーちゃん苦しそうだから お薬飲ませてあげたいんだけど どれが風邪の薬か分からないんだー・・・」

悠人「なるほど」


薬箱が開けられて中の薬類が散らばっている


悠人「舞さんは ただの風邪?」

勝「そう言ってたよ」

悠人「だったら これでいいかな」

薬箱にあった風邪薬を取り出す



98 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 01:54:53.21 ID:GUf/HevnP
勝「あと・・・りんごも食べるかも!」


薬とりんごをもって何処かに行こうとする勝


悠人「あ、まった!」

勝「なに?」

悠人「そのまま持って行くのか?」

勝「うん」

悠人「水とかは?」

勝「あ、忘れてた」

悠人「りんごも剥いていってあげないと」

勝「じゃぁ剥いて!」

悠人「お、俺が?」

勝「僕包丁使えないもん」

悠人「・・・わかった。キッチン借りるよ」


包丁ホルダー的なところに何本も包丁がある


悠人(あ、どれ使っていいのかわからない・・・)

勝「お兄ちゃん名前は なんていうのー?」

悠人「俺は悠人だ」

勝「もしかして おねーちゃんの友達のゆーちゃんってお兄ちゃんのこと?」

悠人「・・・多分そうだ」

勝「なんだぁ、おねーちゃんの友達かぁ!」

悠人「最初からそう言っている」



99 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 02:00:58.25 ID:GUf/HevnP
剥いたりんごを勝の出してくれた皿に盛る


悠人「舞さんは?」

勝「二階のおねーちゃんの部屋だよ」

悠人「じゃぁこれ持って行って」

勝「悠人兄ちゃんは来ないの?」

悠人「だって・・・ほら・・・な?」

勝「僕一人じゃ持ちきれないよ」


確かに・・・


悠人「・・・なんか勝手に上がって悪いな」

勝「おねーちゃんの友達なら大丈夫だよ。いこ!」


りんごの皿を持って行く勝について行く

階段を上がった二階には いくつかドアがあり一つに『MAI』と書いてあった

ガチャ・・・


勝「おねーちゃん、大丈夫?」

悠人「あ、お邪魔します・・・(いいのかな・・・?)」

ベッドに深く潜り込んでいる舞がいた


舞「・・・あ、勝・・・どうかした?」

顔が真っ赤だ

しかも まだ俺に気が付いていない?




100 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 02:06:20.45 ID:GUf/HevnP
勝「悠人兄ちゃんが お見舞いにりんご持ってきてくれたんだ!」


りんごを差し出す勝


舞「え・・・ゆーちゃんが・・・?」


のそりと身を起こす舞

その時・・・

舞と目があった


舞「・・・あ、ゆーちゃん?」

悠人「ど、どうも・・・」

舞「はぁ・・・わたし相当ヤバいのかな・・・?幻覚まで見えてきたよ・・・」

悠人(あれ?俺、幻覚扱いされてる?)

勝「食べる?悠人兄ちゃんが剥いてくれた!」

舞「ゆーちゃんが?」


再び再び目と目が合った


悠人「・・・大丈夫?」

舞「あ・・・あえ・・・?」


状況が飲み込めていないようだ


悠人「丸さん達に言われて・・・お見舞いに」

舞「・・・あわわっ!!」


慌てて布団をかぶり直す舞


勝「おねーちゃん!?」

舞「ゆーちゃんいたの!?」

悠人「いたよ・・・」



101 :名も無き被検体774号+:2014/01/16(木) 02:12:51.48 ID:GUf/HevnP
舞が状況を把握したのは それから数分後だった


舞「居るならいるって言ってよ〜・・・」

勝「言わなかったっけ?」

悠人「さぁ?」


舞は もしゃもしゃとりんごを食べている

ずっと何も食べていなかったらしい


悠人「りんごは丸さんが、これは店長からの栄養ドリンク」

舞「あぁ・・・なんでわたしパジャマなんだろ・・・」


どうやら だらしない格好なのがショックらしい


悠人「風邪引いて寝込んでるのにパジャマは自然でしょ」

勝「おねーちゃん、この人がゆーちゃんでしょ?」

舞「そうだよ」

勝「じゃぁおねーちゃんの彼氏じゃない人だ!」

悠人「なんだそれ?」

舞「ほら、この間お父さんが騒いでたでしょ?・・・それを聞いてた勝が変な解釈しちゃって」

悠人「なるほど」






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