2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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式場で働いてたら片思いしてる女がきた
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49 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 01:58:12.95 ID:SfrOoNuP0
女「俺はどうしてたの?」

俺「俺?男友達とずっと図書室でマンガ読んでたよwww」

女「ばかww彼女はいないんだっけ?」

俺「募集中ですハイ」

女「マンガ読んでたら無理だねw」

俺「うっせえww」

普段彼女はあまり笑わないほうだったと思う

長い前髪にかくれてぶすっとした顔をいつもうかべていた気がする

それでも俺の前ではよく笑ってたとに思う。少なくとも俺だけはそう思っていたし、そう思うだけでよかった



50 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 01:59:49.87 ID:SfrOoNuP0
俺「お前こそ彼氏どした?」

女「いないしそんなもん」

俺「しってるwww」

女「しね」

俺「ごめんなさい!」

女「・・・彼女つくらないの?」

告白するならこの時だったのかもなあといまとなっては思う

今も昔も相変わらずのチキンなこともあるけど



51 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:00:30.64 ID:SfrOoNuP0
俺「え・・・」

女「・・・つくらないの?」

志望大学はお互い全く違う場所で、夢も全く違ってて、どうせ離れ離れになるだろうという理由で

俺「あーまあ欲しいけど相手いないしww・・・お前はどうなん?」

女「相手いないし」

俺「お前もかよwww」

女「でも欲しいよね」

俺「・・・そうだね」

女「うん・・・」

そんな言い訳をして、結局

俺「まぁ大学いったらできるだろ!!遊ぶとこいっぱいあるし出会いもいっぱいあるぞ〜絶対wwwww」

俺は思いを告げることをやめてしまった

女「・・・うん、そだねw大学でいい出会いしよう」

俺「絶対俺のほうが早く恋人見つけるからなwwww」

女「無理無理w数学で私に勝てない俺に負けるはずがない」

俺「関係なくね!?」




52 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:01:19.57 ID:SfrOoNuP0
ふー回想終了

またまた一服





53 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:03:25.89 ID:9j01GE0u0
折まくってるなぁ・・・



55 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:06:20.44 ID:F2VeCdql0
そこが青春っぽくて良いね



56 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:11:19.88 ID:SfrOoNuP0
そもそも最初は同情だったのかもしれない

最初は「一人でかわいそうだから」という理由で話しかけてたりしてた

でも、頑張り屋で、負けず嫌いで、はずかしがりやで、実は結構腹黒い、そんな彼女のことがいつのまにか好きになっていた

高校を卒業すると、俺は関東に、彼女は中部の大学にそれぞれ進んだ離れると諦めがつくだろwwwwと思ってたんだけどね


結論から言うと諦めはつかなかった

大学に入ってから、女の子と遊ぶ機会はあった

でも、なんというかつまらなかった

それはその子たちがつまらないわけじゃなかったと思う。それなりに楽しかったのだろうとも思う。

でも、彼女との楽しかった思い出が存在が、その子たちに重なってしまった

彼女とは大学時代に連絡をとってお互いの街を行き来してたりもしてたんだけど、ごたごたあって疎遠になってしまった

その時彼女の連絡先もすべて消した

それ以来彼女の存在がぼんやりと宙ぶらりんに忘れられないまま、今にいたってしまった



57 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:15:10.91 ID:SfrOoNuP0
動画をカメラからPCに取り込む

その際、とりこんでる動画がずっとデスクトップに表示され続ける

お互いに見つめあい幸せそうな顔を浮かべキスをする彼女と身長の高い知性的な好青年が映っていた

俺とは正反対そうな人だった

だれが見てもお似合いのカップルだった

そう思ったら、泣けてきた




58 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:18:00.00 ID:RKS04fL6P
俺は鬱展開に耐えられる精神状態に無い・・・



59 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:20:03.19 ID:vWmY/SXLi
>>58 俺も



61 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:26:00.91 ID:SfrOoNuP0

プ「おい!俺!?大丈夫か!?」

俺「へ?」

涙と鼻水でぐじょぐじょになって、嗚咽をもらしながら、泣いていた

泣きながら、動画を編集していた

彼女を好きだった日々を思い出しながら

涙が止まらなかった


プ「どした!?なんかあったか!?」

俺「だいじょうぶでずだいじょうぶでずずびばぜん」

プ「おいおい、おま、ちょ後で話きくけど、それできんのか?」

俺「やりまずだいじょうぶです」

たまたま通りかかったプロデューサーさんが話しかけてくれた

「あとで聞く」って言葉が、仕事の話より先に出てきたことが少しうれしかった




62 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:29:04.89 ID:RkUP3DfH0
うんうん、いい人だな



63 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:32:15.43 ID:SfrOoNuP0
しばらくするとティッシュをひと箱もって天がきた

天「プロデューサーがもっていけって・・・どうしたの?」

俺「ありがどなんでもない大丈b」

天「大丈夫なわけないでしょ!」

俺「」

天「仕事中に泣くとか何考えてんの!?みんな心配してんだよ!」

俺「はい、ずみません・・・」

天「・・・なんかあったのね?」

俺「・・・うぅ」

天「もう!泣くのは後!とにかく今はそれをやる!わかった!?」

俺「は、はい!」

天「あとで話きくからね!そんとき泣くの!わかった!?」

俺「うん、ありがどw」

天「まったくもう!世話がやける兄ちゃんだよ!・・・がんばってね」

そういって天は出て行った

はじめて天が怒ったとこ見たな〜なんてぼんやり思った



64 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:39:12.46 ID:SfrOoNuP0
ムービーが出来上がり、レンダリングから書き出し、DVDへの焼きこみが終わると何か言いたげなプロデューサーの手に押し込めるようにしてDVDを渡し、タバコを吸いに外へでた

とても上映されているところを見る気にはなれなかったからだ

『二人のためにつくった』映像を見ることも、それを見る彼女をみることはとてもできそうになかったから



65 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:40:18.68 ID:SfrOoNuP0
さーてそろそろ終わりやで

タバコが5、6本目、缶コーヒーが3本目に差し掛かったあたりでプロデューサーがタバコを吸いに外に出てきた

プ「終わったよ」

俺「・・・ご迷惑をおかけしてほんとすんませんした」

プ「心配させるなあほww」

俺「サーセン」

プ「・・・よかったよ、ムービー」

俺「あー、ほんとっすか」

プ「なんか最近の中で一番感情入ってたきがする」

俺「入りすぎて泣いちゃいましたけどねw」

プ「www」



66 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 02:50:31.64 ID:SfrOoNuP0
プ「・・・なんで泣いたんだ?話したくなかったらいいぞ」

俺「ああ、いやwじつは・・・かくかくしかじかで・・・」

プ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

俺「ちょwwそんな笑わんといてくださいwwww」

プ「だってお前wwwwwwwwwwwwwww何そのドラマwwwwwwwwwwwwwwwwww」

俺「いやっすよこんなバッドエンドなドラマ・・・」

プ「いいじゃんコメディドラマでwwwwwwwww」

俺「うっせえわ!!」

プ「あー笑った笑ったwwwなるほどなwwwよし、風俗行くかwwwww」

俺「・・・いいっす」

プ「まあ、なんだ、いいことあるよ若人」

俺「もう三十路に片足つっこんでますよ俺・・・」

プ「たぶんお前、この仕事向いてるよww」

俺「なんでっすか?」

プ「なんとなくなwwww」

俺「なんすかそれ・・・」

最後に俺の背中をパンっと叩いて、プロデューサーは中に戻っていった

プロデューサーは×1子持ちで、離婚するときに親権問題でいろいろあったらしい

この人も大変だったのかな〜なんて思いながら少しくたびれた背中を見送った




67 :名も無き被検体774号+:2012/04/15(日) 03:03:47.39 ID:SfrOoNuP0
荷物をまとめ、スタッフ方にお詫びとあいさつをして逃げるように帰ろうとしてると

天「お兄さん、時間あるかい?」

天につかまった

俺「・・・ありますがあなたはまだ仕事中でs」

天「21時に○○駅でなぐえっへっへ」

俺「僕会社にもどらないt」

天「知り合いを通り過ぎて片思い相手だったとはね〜こりゃたっぷりおごってもらわないと」

俺「」

天「それで感極まって泣いちゃうとかまだまだおこちゃまでちゅね〜wwwww」

俺「プロデューサあああああああああああああああああああああ」

天「・・・口止め料の受け付けは本日ぎれですがいかがいたします?」

俺「・・・あ、もしもし、会社ですか?はい、すいません。ちょっと親戚の不幸でこのまま帰りまsえええ!?」

俺「なんでそれをいやはい・・・すんません・・・笑わんとってください・・・はい失礼します」

俺「会社に伝わってる・・・死にたい・・・」

天「へへw」






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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, すっきりした話,
 

 
 
 
 

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