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山でありえない体験をした話
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125 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:23:47 ID:eGz(主)
歩いている間もC男が色々話しかけてくるが、俺らは無視し続けた。

そういう性格なヤツだったけど、もう少し考えて発言するヤツだったのでおかしかった。


D男が「ちょっとおかしくないですか?」と言って全員の足を止めた。


救助隊「なにがおかしいですか?」


D男「ちょっと歩いてみてくださいよ」


救助隊は黙って下を向いた。


D男「いいから歩いてみろよ」


救助隊「……はぁ」


そう言うと救助隊全員の姿が消えた。薄くなっていって消える感じだった。

D男が怒鳴りながら「アイツラ足音を立てていなかった」と言った。


C男は黙ってコッチを見ていた。消えないで。



126 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:28:14 ID:eGz(主)
会長の「お前は消えないでいいの?」を合図に

C男は「ちがうんだ、ちがうんだ、ちがうんだ」とひたすら言い始めた。


C男「そうしないと。そうしないと。そうしないと」


D男「テメェ、オレらの事をどうするつもりだったんだよ!」


C男「助けて助けて助けて、嫌だ死にたくない」


そんな事を言いながらコッチを見ていた。

またゴドン、ゴドンっと、さっきの人の塊の音の倍近くの音が聞こえ、奥のほうで巨大な塊が動いてコッチに来ているのが見えた。

同時に獣の匂いが立ち込め始めた。


もしかしたら俺かもしれないけど、最初に悲鳴をあげて一人が走りだすと全員して走り始めた。


C男が「待って!待ってください!待って!!」と悲痛な声で叫びながら追いかけてくる。


俺らは手に持っていた物をC男に投げつけたが、全部外れた。


幸いにも、最初に伸ばしておいたビニールテープをすぐに見つけることができた。


C男が「待ってって!待って待って!あああああああああああ!!」と奇声を上げながらコッチに迫ってきた。


ただ、そのまま俺らを追い抜いて行くと、一人足早に家の方へ走っていった。ものすごい速さだった。


同時に山岳姫たちが危ないと俺らもつられて必死に走った。






127 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:42:42 ID:eGz(主)
家に着くとC男がガラスに手を突っ込みながら、必死に家の中へ入ろうとしていた。

D男がC男を持ち上げるとドテッと投げ捨てた。


丁度奥から唸り声とも鈍い声の悲鳴とも助けを求めている弱々いい声とも聞こえる

重なって意味不明になった声が聞こえてきた。ゴドンゴドンと言う音は続いていた。


俺らがドアを開けようとすると、ドアは動かなかった。

中にいる人達が抑え、山岳姫は「合言葉は!?合言葉は!?」と叫びながらドアを抑えていた。

会長は慌てながら日付を何度も叫ぶと、ドアが開き俺ら三人は飛び込む。


そんな後に続いてC男も飛び込んでこようとした。

腕をはさみながら必死に扉に入ってこようとする。

絶叫しながら「あああああ!」と手をバタつかせていた。怖かった。


誰も窓から様子を見ず、ドアの影に隠れるように身を隠していたが家の前まで塊が来たのを感じた。


C男のドアを掴んでいた腕がズズッと上がって行く。

C男が「嫌だ嫌だ!はなせはなせ!」と叫んでいた。


そんなのを見ていたら何故か山岳姫が突然C男の腕を掴んだ。

C男もパッと山岳姫の腕を掴む。


会長「なにやってるんだよ!?」


山岳姫「この人は本当のC男君だよ!」


一瞬迷ったが、外から聞こえたC男の悲鳴と助けを求める声を聞いて、俺らもすぐにC男の腕、もしくは山岳姫の体を掴んだ。

ドアから外の様子は見えないが、C男が引っ張られているのは感じた。


どのぐらいそうしていたか分からないが、急ににフッと軽くなりC男の体が落ちてきた。



128 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:49:31 ID:eGz(主)
山岳姫は急いでドアを開けてC男を家の中に入れようとした。


ドアを開けたら底に巨大な黒いモヤが立っていた。

さっきから見ていた黒い影と同じ感じなのだが、奈良の大仏並の巨大さだった。



ここからは見た人たちの話をまとめた結果になるけど、見上げて見たヤツは巨大な白い目があったや、ニヤニヤと笑っていたとか。

俺とかはしっぽを見ていた。

山岳姫は全身が黒いモヤに覆われているだけで猿だったと言っていた。

同時に周囲に黒い人の塊があったり、無数の人影がこっちを見ていたりしたらしい。


C男を入れの中に入れるのは一瞬だったし、そんなにゆっくり見れなかったが、とにかく「連れて行かれる!」と強く思えた。本能的に関わっちゃいけないと感じた。

家の中に入れると目を見開いたC男が「ありがとう」と壊れたように繰り返した後、姿が消えていった。



132 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)11:19:44 ID:eGz(主)
そのまま何をしていたのか詳しくは覚えていないけど、とにかく外が明るくなるまで家の中でジッとしていたと思う。


あながち俺が口走ったゴキブリホイホイも間違って居なかったのか、

何度も外で「おーい」や壁を叩く音とかしていた。窓なんかとてもじゃないが見れたものじゃなかった。

一度だけドスッ!と家が揺れるほどの強さで壁に何かが打つかったが、それ以外は目立ったこともなかった。


日が昇ると同時に「家を出よう」と話していたとき、ドアをノックされた。


「すまんが、すまんが、一人おりませんかぁ?」と、おばあちゃんの声だった。


「ミハケ様がお呼びだ。C男おりませんか?」


会長「す、すみませんが。そんな人はおりません」


「あら、そうですかぁ。ならぁ、他の方々はミハケ様がお探しですがぁ?」


D男「結構です。お引取りお願いします……」


「なんだぁ。だーれもこねぇの。ならなんで此処に来たんだぁ?」

すこし怒っていた。


オレ「す、すみません……来るつもりはありませんでした」


「ンあー?謝らんでいい、ただ次来たら喰ってやるからなぁ」


ここから早口で


「ミハケ様はニンゲン様より知恵がある。ミハケ様は罠をはるのがうめぇ、ニンゲンすら使う。

オメェらが怒らせたのはワガラ(我ら?)だが、ミハケ様はただオメーらを喰っちまいたいだけだ。

オナゴが4人もおったら……まあいー。

日が出ているウチにデテけ、ワガラに貢もミハケ様にも事がないなら出てけぇ

腹減って動けねーなら、これでも喰っとけぇ。帰れぇ」


そう言うとドアの向こうあった気配がフッと消えた。

しばらくして恐る恐るドアを開けて見ると、ドアの前にはニンゲンの指らしき物が葉っぱの上に乗っていた。






133 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)11:25:31 ID:eGz(主)
山岳姫が悲鳴を上げて指を蹴っ飛ばすと、遠くのほうで「もったいねーが!!!!」と怒鳴り声が聞こえた。

すぐに再びドアを閉めると「喰ってやるぞ!ミハケ様に喰わせるぞ!」と言う声がした。


また時間をおいて再びドア開けると指はなくなっていた。

代わりに無数の虫が変なシミに集っていた。


その後、B子も体調が治り、他のG子もH美も普通に起き上がり、すぐに家を出た。

腐った豚肉みたいな色も全部消えていた。しかし頭はクラクラしていたと言っていた。



以後、俺らの周りで変なことは怒らなかった。

歩いてそう時間もしないウチにすぐに山道に出れた。

近くを通りかかった登山客に助けを求めて救助された。


先に出ていた救援を呼びに行ったグループは無事に保護されていた。

ただこちらの方は保護されたのが夜中だったそうだ。



137 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)11:34:20 ID:eGz(主)
救助に向かったグループは何故かあの地蔵地帯に戻ってきていたらしい。

その後も何度も地蔵地帯に戻ってきてしまい、C男が切れて地蔵の一つを蹴ったそうだ。


途端、静止したかと思うと狂った様に笑い声をあげて山の中に走って行ってしまったらしい。

慌てて一人がC男を追いかけに言ったそうだが、その子が俺らが助けだした子であった。


残された三人はとりあえず助けを求め再び道を歩いたらしい。

本当なら遭難の可能性もあるため動かない方がいいが、絶対に山道から距離は離れていないからと歩いたそうだ。

で日が沈んだ頃に保護されたらしい。


情報を受け救助隊がすぐに山に入ったそうだけど、見つけられずにいた。


一方、C男を追いかけた女子は町で発見されたらしい。

体中は握られたようなアザだらけで「強姦事件か?」として騒がれていた。


で、C男は早朝。突然奇声を山道を走っていたらしい。

その時は「助けて助けて!」と叫んでいたそうで、酷い錯乱状態だったらしい。


二人は俺らが保護された少し後ぐらいに意識がハッキリして会話もできた。


ふたりとも俺らの話を何も覚えて居なかった。

ただC男に関しては「なんか悪い事、嘘つこうとしたかもしれない」と謝っていた。



138 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)11:44:11 ID:eGz(主)
俺らは救助隊にあったことを話したが「ミハケ様」なんて誰も聞いたことがないし、そもそもあそこら辺で遭難する人も俺らが初めてぐらいだったらしい。

同時に俺らが見たという地蔵地帯も聞いたことがないと言う。


雨に関しては、そんな長時間も降っていなかったと言っていた。

夕方頃に所で降ったが、どこも夜中までそれも俺らが言うほど強く降るのは考えられないらしい。


そして俺らが見た物の正体に関しては「もしも雨が本当なら」と言われた後、雨が降ったことで落石でも発生していたんじゃないかと言われた。

大きな岩の話のあと、無数の人が転がって来た話を聞いてそう判断したらしい。


その後は、暫くの間、精神病院に連れて行かれた。

山岳姫や俺らのグループは、一番長く入院していたと思う、一ヶ月ぐらい。


その間に山岳部女子たちの両親たち(前に書いたが金持ち)に俺らが変なクスリでも飲ませたのではないかと怒られた。

もちろん山岳部全員が それはないと訴えたが、怪しいの一点張りで本当にもう少しで訴えられそうだった。もっとも訴えられても勝ち目はないと当時でも思っていたけど。


そこに一番権力がありそうな山岳姫の父親が「娘たちの話を信じましょう」と言ってくれて事は済んだ。

テレビ沙汰に関しては大学や多分山岳部の両親たちが止めたのかと思う。

ただ新聞には少し乗ってしまっていた。小さく遭難と書かれていた。


多分大事にならなかったのは、遭難してもすぐに救出できるような場所だったからかもしれない。

やっぱり両親たちの働きかけもあるかもしれないが。







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