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変わり果ててしまった妻
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私の怒りは大きくなった。そのような事でと思われるかも知れないが、それが私の正直な気持ちなのだ。

私の脳裏に真っ黒な塊が、妻の性器にめり込む光景が浮かび、妻の精神状態など考えられなくなって、詳しい行為を聞きだそうとしていた。


まずホテルに入ると、服従した証に妻からのキスを求める。

嫌々抱かれるのではない証拠に、必ず、青山の前に立って、自らの手で服を脱ぐ事を義務づけられ、下着姿になると、次に青山の服脱がせて

「今日もこのオチンチンで、千里を可愛がって下さい」

と言わされてから、性器にキスをさせられる。


とにかく、ホテルに入ると青山には絶対に服従で、少しでも逆らうと子供のように膝に抱えられてお尻を叩かれた。

しかし妻は、そのような行為にすら感じてしまい、その後、膝に抱えられたままで性器を触られるのを、心待ちにしていたと言う。

全てを支配したい青山は、妻が逝きそうになると必ず「まだ逝くな!」と言い、自由に気を遣る事を許さない。

それでも妻が逝ってしまうと、厭らしい言葉で詰ったが、それすら妻には快感だったと言う。

「避妊はしていただろうな」

今中は いつも避妊具を使っていたが、青山は たまにしか避妊具を使わないで、ほとんどが お腹や顔に出していた。

特にお尻に掛けるのが好きで、後ろからされた時は避妊具を使ったことがないらしい。

一度、失敗して中に出されてしまった事があったが、次の生理が来たので安心した。


「今中には どのような事をされた!」

青山と違い、普段の今中は温厚で優しいらしい。

しかし、いざセックスとなると、青山よりも支配欲が強く、ほとんど奴隷のような状態だった。

今中は自分では何もしないで、ただ横になって体中を舐めさせる。

避妊具を着けるのも妻の役目で、結合さえも上に跨った妻にさせる。

当然、動くのも妻がほとんどで、今中は下から細かく注文を出す。

それは、後ろから繋がった時も同じで、膝立ちになった今中にお尻を向けて繋がった妻が動き、今中が動くのは妻を追い込む時だけだ。

「そんなセックスでも感じたのか」

私の全身から力が抜けてゆき、私は そう小さな声で呟いた。

「ごめんなさい。私はおかしいの。私の身体は普通じゃ無いの」

「出掛けるから付き合え」

--------------------

私は妻を助手席に乗せると、あのホテルに車を走らせる。

「いや!ここはいや!」




「俺は出張先で恵理と会った時、スケベ心が全く無かった訳ではない。

その様な事にならないようにと絶えず注意していたのは、裏を返せば、そのような事を考えていた事になる。

現に若い恵理と話していて、俺は凄く楽しかった。

居酒屋の帰りに恵理が酔って私の腕に捕まった時、俺は腕に当たる恵理の胸ばかりが気になった。

ホテルの部屋で二人きりになった時、何度押し倒して豊満な胸に顔を埋めようと思ったか知れない」


私は車の中で、妻への裏切りを全て話した。


「あの写真の後、俺は朝まで女将を抱いた。

あの小料理屋に行ったのも、恵理と どうにかなりたいという思いもあった。

あの時は自棄になっていたが、そのような事は理由にならない。

それを認めると、俺が浮気しているかと思って青山に抱かれた千里の言い訳も、俺の中で認めなくてはならないから。

現に酔いが醒め掛けて、女将が裸で俺の上に覆い被さっていると分かった時には、千里のことなど頭に無かった。俺は欲望だけで女将を抱いた。

それも妖艶な女将のテクニックに酔いしれて、今までに経験した事がないほどの興奮を覚えた。

今までの千里とのセックスなど比べ物にならないような、激しいセックスで女将を責め続けた」


私は彼女達との出来事や、その時の気持ちを正直に全て話した。

これから妻に全てを話させようとしている私は、自分の事だけ隠しておく事は卑怯な気がしたのだ。

本当なら回数など関係なく、裏切ったのは同じだと言いたいのだが、私は回数にも拘ってしまう。

ましてや妻は二度までも裏切った。その上、妻の浮気には継続性があった。

普段は男女平等を口にしながら、男の浮気と女の浮気は違うとさえ思ってしまう。

だから、私の浮気と妻の浮気は、それぞれ個別に考えようとしていた。

妻が裏切ったから私も裏切ったとすれば、妻は私が裏切っていたと思っていたから裏切ったという論法が通る。

その前から私以外の男に抱かれたかったとしても、そのような思いをさせた私にも責任が発生し、それこそ玉子が先か鶏が先かで、突き詰めれば、妻と結婚したこと自体悔やまなければならなくなる。

結婚自体が間違いで、妻との結婚を望んだ私も自業自得だという事になる。

極論で言えば、私達の結婚によって この世に生を受けた、娘達まで否定しなければならなくなる。


「俺の浮気が許せないか?許せないなら許せないと言えばいい」

「私にあなたを責める資格などありません」

「そうか。俺は このまま千里を許すことなど出来ない。俺は、ここでの事が一番気になっている。ここでの事を振り切れなければ、俺は前には進めない」

頭を抱えて泣きじゃくる妻を残し、私は独り車から降りた。

「ここに来た事で離婚が決定的になるかも知れないが、このままでも おそらく離婚する事になる。

俺がここでの事を振り切れれば、微かな望みはあるかも知れない。

微かな望みに賭けるか、それとも このまま離婚を待つかは千里が決めればいい」


そう言い残してホテルに入って行った。

そして待つこと30分、弱々しくドアがノックされる。

「部屋に来たと言う事は、全て話す事にしたのだな?」

妻は恐る恐る頷く。

--------------------

あの日 妻は、青山と初めて このホテルに入る。

普段の青山は、このような他のカップルと顔を合わせなくても済むようなワンルームワンガレージのホテルは避け、わざわざ人気のある混んだホテルを選んだが、それは待合室で妻を辱める事ができるからだった。

しかし、あの夜は、誰にも会わずに済むので安堵したと言う。

そして部屋に入っても、青山は いつものように妻に服を脱げとは言わずにビールを飲む。

必ず妻の運転で来ていた青山は、ビールを飲むのは珍しい事ではなかったが、そのような時でも必ず妻に服を脱ぐように指示し、下着姿かトップレスで お酌をさせていたので不思議に思った。


そして、30分ほどすると部屋のドアが3回ノックされ、それが合図だったのか「来た来た」と言って妻にドアを開けさせる。

妻は訳も分からずドアを開けると、そこには何度か会社に来ているのを見た事のある今中が立っていた。

今中は妻の全身を舐めるように見ると中に入ってきて「何もしないで待っていてくれたのか?」と言ったので、今中が何をしに来たのか、察した妻は部屋を出て行こうとした。

ところが、ドアの所で後ろから青山に抱き付かれ、加わった今中に足を待たれてベッドに放り投げられる。

妻は、自分の置かれた状態が信じられずに動揺して、ベッドで布団に顔を伏せて泣いていたが、二人を見ると いつの間にかパンツだけになっていたので、このままでは二人にされてしまうと思い、再び逃げようと隙を突いてドアに向かって走った。

しかし、また青山に捕まってしまい、抱えられるようにしてベッドまで連れ戻された時に、信じられないような言葉を聞く。

「これ以上逃げようとするなら縛ってしまうぞ」

この言葉で妻の抵抗は止んでしまう。

浴衣の紐で身動きがとれないように縛られて、二人の男に何をされるのかと思っただけで身が竦む。

「そんな酷い事はしないで」

「それなら暴れるな。何も二人で どうこうしようと言うのでは無い。千里は俺だけの女だ。そうだろ?」

青山の女である事を認めたくは無かったが、二人にされる事を思えば妻は頷くしかなかった。

「千里が余りに厭らしい身体をしてので、今中に その厭らしい身体を見てもらって自慢したくなっただけだ」

二人の前で裸になる。妻にその様な事ができるはずがない。しかし、何度も縛ると脅されれば、彼らの言う事を聞くしかなかった。

「どうやって脱いだのか、実際にやって見せてくれ」

妻は驚いた顔で私を見る。話すだけでも辛いのに、実演して見せろと言ったのだから無理もない。

「青山と今中には見せられて、夫の俺には見せられないか」



妻は恐る恐るベッドに上がった。

私が このような事をさせておきながら、暗い表情で服を脱いでいく妻を見ていると胸が締め付けられる。

なぜなら、それはベッドの脇に座って下から見上げ、羞恥の極致にいる妻を更に辱めようと冷やかす二人の姿が見えていたからだ。

それは妻にも見えているのか、いつの間にか目に涙が溜まっていた。

「そうやって下着姿になったのか?」

妻は全裸になるように言われたようだが、流石に下着は外せなかった。

すると、青山がベッドに上がって妻を押し倒し、後ろから羽交い絞めにすると今中がブラを外す。

「次は下を見てやろう」

妻は足で蹴りながら抵抗したが、怒った青山に、また、あの言葉を言われてしまう。

「縛ってしまおう。大きく足を開いた形で縛ろうぜ」

それを聞いた妻が恐怖で抵抗を止めてしまうと、今中はパンティーのゴムに手を掛けて、一気には脱がさずに辱めながら徐々に下げる。

「おや?パイパンか?いやマン毛が出てきたぞ。千里さんはマン毛が薄いんだな」

二人は全裸になった妻の手を引いて、ベッドから降りると小さなテーブルの前に立たせ、自分達は椅子に座って、青山はビールを、今中はノンアルコールビールを飲み始める。

「酌をしないか!それともセックスの方がいいか?」

妻は全裸で お酌をさせられたが、二人の要求は この程度では終わらない。

「大人しい顔をしていても、千里はスケベだから大きなクリをしているぞ。見てみるか?千里、少し足を開いて今中に見てもらえ、・・・・・そうか、縛られたいのだな」

妻は縛られるのを避けたい一心で、立ったまま少し足を開く。

「それでは見えないだろ。今中の目の前に腰を突き出して、自分で皮を剥いて見てもらえ!二度と言わない。今度逆らったら縛る」

妻に同じ事をさせていたので、私の目の前にはピンクのクリトリスが顔を現した。


妻は本当に このような事をしたのか。

今、私の目の前で このような事をしている事さえ信じられないのに、本当に二人の男の目の前で このような姿を晒したのか。

二人は妻の惨めな姿を見ながら、更に身体を批評したりして辱めただろう。青山は得意になって、妻の性感帯を詳しく説明したかも知れない。

私の知っている妻は、このような事をするぐらいなら死を選んだに違いない。いくら縛ると脅されたとしても、自らの手でこのような事の出来る女ではなかった。

何度も青山に抱かれた事で、羞恥心まで薄れてしまったのか。

それとも青山の手によって鎧を脱がされてしまった妻の、これが本当の姿なのか。

--------------------

そのような事を考えていると、私が何も言わなくても無言でベッドに片手をつき、もう一方の手でお尻を開いて肛門を見せた。

次に、妻はベッドに上がると、立て膝で座って大きく脚を開く。

妻は半ば自棄になって、あの夜二人にさせられた事を、次々と私にして見せているのだと思ったが、その時、私は妻の異変に気付いた。

妻の目からは涙が消え、顔に全く表情が無いのだ。

「もういいからやめろ」

しかし、妻はやめようとはせずに、膝の下から両手を前に持っていく。

何とかやめさせようと私が近付いた瞬間、妻は両手で性器を左右に開いたが、開かれたそこからは中に溜まっていた愛液が、結露が窓ガラスを伝うように肛門に向かって流れ出す。

「千里・・・・・・・・」

妻はベッドの端まで来て、脇に立つ私の前に腰掛けると、ベルトを緩めてパンツと一緒に一気に下ろす。

妻は お乳を欲しがる赤子のように、一心不乱にむしゃぶりついたが、私の性器は反応しない。

「うーん・・・・うーん」

妻はその事に不満を示すような唸り声を上げながら、口の動きを速めると共に舌を激しく使っていた。

「千里!やめろ!」

私は妻の頭を掴むと、思い切り後ろに突き倒す。


「私・・・・・・私・・・・・」

妻の顔に表情が戻り、うつ伏せになって泣き出したが、妻が今まで座っていた跡には、少し漏らしてしてしまったのかと思うほどの染みが出来ていた。


私は、その後の事も知りたかったが、妻のこのような姿をこれ以上見ていられなかった。

この後、二人同時に相手をさせられたのか。

以前、見た事のあるAVのように、青山に乳房を揉まれながら、今中に性器をなぶられる妻。

今中に後ろから責められながら、口には青山を受け入れる。

そして、青山に跨っている妻を見て、終った今中が「自分から腰を使っているぞ」と冷やかす。

そのような光景が次から次に脳裏に浮かび、私自身が耐えられなくなったのだ。


しかし、私は妻の精神面を考えて、これ以上 このような事をさせるのをやめるのだと心の中で嘯く。

私は、妻の事を考えるのが嫌で、青山や今中に対する怒りを新たにしていた。

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青山は放っておいても自滅すると思ったが、今中は痛くも痒くもない慰謝料をさっさと払って、何もなかったかのように今も平然と暮らしている事だろう。

そう考えると仕事どころでは無くなり、会社を抜け出すと足は自然と今中の会社に向かっていた。


上場企業ではないが、今中の会社は思っていたよりも大きくて、受付の隣には警備員までいる。

「お約束は承っておりましたでしょうか?」

「いや」

「今は お会い出来ないと言っておりますが」

無視して入って行こうとする私は、警備員と揉み合っていた。





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