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水遣り
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二人が一緒に居た時間より、女の顔の表情が胸をつくのです。

「そんなものか」

ブランデーを飲んで20分、佐伯は気は熟したと思ったのでしょう。妻の頤に手を添え、自分の方に顔を向け口づけします。唇と唇の合わせるだけの口づけです。

「私、私」

妻は佐伯に体を預けます。

抱擁された妻は乳首に女陰に快感の疼きが走るのを覚えます。

佐伯に このまま抱かれたい、でも愛している夫を裏切れない。

二つの思いがせめぎ合います。

そんな時、佐伯の一言が背中を押します。

「君がご主人の事をそう思っているなら、君も一度だけ同じ事をすればいい。気持ちが軽くなるかも知れない」

そんな理屈はありません。しかし妻は この言葉で夫への気持ちを摩り替えるのです。

『私が抱かれるのは圭一さんが悪いんだわ』

「シャワーを使わせて下さい」

半日の作業で体は汗に塗れています。このまま抱かれたくはありません。

「そこに予備のバスローブがある。それを使えばいい」

女性用なのでしょう、小さめのものを見つけました。

「何を怪訝な顔をしている。この部屋はキングサイズダブルだ。それ位の用意はある」

妻のそのバスローブを持ってバスロームに入ります。シャワーが終わった後迷います。

持ってきたショーツはバタフライとT-バック、普通のものはありません。

『やっぱり、こんなものは履けない』

これを身に着けると変わってしまうかも知れないと思うのです。今までの自分ではなくなってしまうと。

しかし、バタフライとT-バック、これしかないのです。バタフライとそして同色のブラを身に着けます。何か変わった自分を感じます。

口では旨く言えません、淫靡になったとでも言うのでしょうか。

バスルームを出た妻は、佐伯に手招きされます。

佐伯の座っている二人掛けのソファーの隣に座るようにと。

テーブルにはワイン、ブランデー、チョコレートが置かれています。

「まだ9時だ。夜は長い。ゆっくりすればいい」

佐伯は焦る気持ちを自分に言い聞かせるように言います。

妻はチョコレートを摘みにワインを飲みます。半カプセルの媚薬が入ったワインを。

佐伯は何も仕掛けません。暫く世間話をしています。媚薬が効くのを、妻が焦れるのを待っているのです。



妻に話しかける口調が変ります。

「洋子、君は本当に美しい。君のご主人が羨ましい」

「いやっ、主人の事は言わないで」

妻の方から佐伯の首に抱きつくのです。

佐伯は思い切り妻の口を吸います。舌を引き出し弄びます。自分の舌を妻の口に差し入れ口の中を掻き回します。

そうしながら佐伯は妻のバスローブを肌蹴ます。

佐伯はバタフライとブラだけの妻の体をまじまじと見入ります。

『何と言う体だ。これが45才の体か』

妻は中学時代から水泳部に所属し、それは大学まで続きました。国体にこそ出ませんが、県大会レベルの力を持っています。今でもスポーツクラブで鍛錬を欠かしません。

私も水泳をしていました。妻とは大学対抗で知り合ったのです。

40も半ばになり 少しは贅肉も付いてきましたが見事に均整がとれています。

「立ってごらん」

佐伯は命じます。妻は快感の波に飲まれ それどころではありません。立てないのです。

それでもテーブルを頼りによろぼいながら、ふらふらと立ち上がります。

佐伯は妻の体を凝視します。

ブラに包まれていますが、まだ垂れもせず お椀型の乳房、見事に括れたウェスト、張り出したヒップ、適度に肉がついた太腿、佐伯は舌なめずりをするのです。

『こんな女が今に俺の思い通りになる』

佐伯は まだまだ観察するのです。

「そのブラを取って。それにしてもエッチはブラだな、乳首が隠れているだけじゃないか」

言葉でもいたぶるのです。見事に尖がったピンク色の乳首が現れます。

次はショーツです。

「次は そのパンツだ。何と言うパンツだ。俺に抱かれたくて、見せたくてしようがなかったんだな。待て、それは俺が脱がしてやる。こっちに来るんだ」

ソファーに座っている佐伯の直ぐ目の前に妻が来ます。佐伯はバタフライの紐に手を掛けます。

「何だ、パンツがもうビショビショじゃないか。もう少し我慢しなさい。後でたっぷり可愛がってやるから」

「足を広げて。パンツが脱がしづらい」

妻が広げた足を、佐伯は更に広げ女陰を観察します。それは すーっと一本の線が引かれたようです。大陰唇の膨らみが僅かに解る程度です。

クリトリスも小陰唇も その顔を出していません。

『あまり使っていないようだな。仕込み甲斐があると言うものだ』

「後ろを向きなさい」

妻は後ろを向きます。綺麗に正中腺が窪んでいます。尻の双丘は高く盛り上がり、それ故、割れ目が深いのです。

『見事な尻だ。叩き甲斐がある』

佐伯は尻の割れ目を開き菊門を観察します。

『綺麗なもんだ。ウンコさえも通った事もないよう穴だな』

佐伯の我慢も限界です。男根からは先走りが雫になって落ちています。

妻を抱き上げベッドに運びます。


佐伯は薄いブランデーを口移しで飲ませます。妻は舌を出しそれを受けます。

ブランデーを飲み下した後も何か催促するように舌を佐伯の口に預けたままです。

佐伯は大量の唾液を送り込みます。

『お前は俺の女だ』と意思表示するが如く。

妻は それを飲み干すのです。

『私は貴方のものよ』と恭順の意を示すが如く。

時には、強く乳房を揉み上げ、叩き、弾き、乳首を引っ張り、捻り、掻きあげます。

時には優しく、掌で乳首を撫ぜ、二本の指で摘み、軽く息を吹きかけます 舌で舐め上げ、転がし歯で軽く、強く噛みます。

「あぁ、貴方。私は俊夫さんのもの」

妻は呻きにも似た声で、途切れ途切れに この快感を伝えます。

車の中でのそれ、自宅のバスルームでのそれ、電話で指示された時のそれとは比べようもありません。

どんな言葉も足りません。

「貴方と言ってくれたか。嬉しいよ。それにしても洋子のオッパイは絶品だな。オッパイでこれなら、オマンコならもっと凄い事になりそうだな」

佐伯は わざと下卑た言い方をします。その方が女は燃えるのを知っているのです。

佐伯の愛撫は女陰に移ります。

一本の線を開きます。大陰唇に続き小陰唇が現れます。それに続き膣口も現れます。

綺麗なピンク色で、形も崩れてはいません。

『何と小さいんだ。何と可愛い』

愛液が大量に湧き出しています。

思わずを口を付け吸い上げます。

「うっ」

「どうした?」

「いえ、何でもありません。嬉しいの。私のを飲んで頂いて。」

新婚時代に夫との行為で、断って以来 夫はそれを求めてきません。手で愛撫される事さえ稀な事です。

佐伯に何も知らない女だと思われるのが嫌で ”嬉しい”と言ってしまったのです。



今度はクリトリスです。

「ほおーっ」佐伯は思わず声を上げます。

クリトリスは包皮に覆われたままです。顔さえ出していません。

佐伯は包皮をゆるゆると剥きに掛かります。

『洋子のここは処女同然だ。楽しみが増えるな』

「あっ、そこは」

「ここがどうかしたか?」

「そこは嫌です。した事がありません。」

クリトリスは嫌なのです。オシッコがしたくなるような、むづかゆいような感じがするのです。

夫とは一度だけです。自分の感じを伝えて以来一度もありません。

自分が知らない女だと解ってしまってもいい。それほど嫌なのです。

「駄目だな、そう言う事じゃ。ここが女の一番感じる所だよ。俺が感じさせてあげる」

佐伯は更に包皮を剥きます。空気にも触れた事がないクリトリスが現れるのです。

佐伯はそっと息を吹きかけ、自分の唾液で濡らした指で摘み、擦ります。

乳首を愛撫するよりもっと優しくクリトリスの周りを探ります。時には舌を使います。

感じ出したのでしょうか、唇からは甘い吐息が、女陰からは愛液が滲み出してきます。

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夫婦の行為は日常のもの、冒険は出来ません。

不倫は違います。

男も女も今までした事が無いよう行為も試せるのでしょう。ましてや、クリトリスへの愛撫はごく普通のものです。

妻が経験した事がないだけの話しです。

「あぁ、感じます。とても気持ちいいです」

「そうか、それは良かった」

佐伯はクリトリスと膣を集中して責めます。手で擦り、指を差し入れ捏ね回し、舌で転がし、舐め上げ、舐め下げします。

妻はもう限界です。

「もう逝きます。逝かせて下さい」

「まだ駄目だな。俺の方は何もしてもらってない」

佐伯は体を180度入れ替えて、自分の腰を妻の顔の方にもっていきます。

佐伯は まだトランクスをつけたままです。妻は下着越しに、佐伯のものに頬擦りします。トランクスの上から舌で舐めます、咥えもします。

愛おしそうに顔全体で男根に仕えるように何度も何度も頬擦りします。まるで、何か欲しい時に猫が主人の足に顔を擦りつけるように。

しかし、佐伯はそれだけでは不満なのです。素の男根に奉仕させたいのです。

『普通の女なら誰でもここで、俺のチンポにむしゃぶりつくのだが』

佐伯は焦れます。

「どうした俺のチンポはしゃぶれないか?」

自分で下着を脱ぎ、男根を妻の口元に持っていきます。

妻は これ以上、自分の経験の無さを知られたくはありません。おずおずと佐伯の男根に舌を這わせます。佐伯は悟ります。

『洋子は初めてだな』


「経験が無いんだな」

「はい、申し訳ありません」


「なにも謝らなくていい」

「でも、こんな歳で恥ずかしいです」


佐伯は歓喜します。

『まさに掌中の珠だ。教育のしがいがあると言うものだ』

「洋子のしたいようにすればいい。これが洋子を気持ち良くしてくれる」

亀頭を口に含め手を上下させます。暫くそうしています。その間も佐伯の、妻の膣、クリトリスへの責めは止みません。

佐伯の責めに感極まります。

裏筋を舐め、亀頭を舐め、鈴口を舐め、玉袋を口に含み玉を舌で転がします。

誰に教えられたものではありません。喜びを佐伯に伝えたいのです。この男根に仕えたいのです。自然とそうなるのです。

「もう駄目です。逝かせて下さい」

「よし、一度逝け」

佐伯は妻のクリトリス、膣への手の動きを早めます。

「あぁ、貴方。俊夫様。逝きます」

妻は佐伯の男根を握り、いや、それは縋り付くと言った方が正しいでしょう。

そして頬擦りし舌を亀頭に纏わりつかせたまま一度目の絶頂に達します。


洋子、それでいいんだ。俺も気持ちが良かった」

「私、嬉しい」

妻から抱きつき口づけをせがみます。

一度の性交で こんなにも変わるものでしょうか。妻は不思議に思います。





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