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ブタとチビの話
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184 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 04:55:18.41 ID:QTzxdLNjO
調子に乗って沢山書いてたら書き込めなくなったデス。

いったん切りますね。



185 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 05:45:39.31 ID:QTzxdLNjO
10歳以上離れた子供たちに励まされながら帰る大人。

黄色いやつを首からさげて両手を子供たちに繋がれる豚…。

途中、久しぶりに行きたくなりミニ公園へ寄った。



186 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 05:50:40.04 ID:QTzxdLNjO
逆上がりが出来ない豚を置いて二人で鉄棒で遊んでいた。

おにあいじゃないかぁ( ̄∀ ̄`)ニヤニヤ

家に帰ると何食わぬ顔で母さんが料理をしていた。




187 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 06:22:26.74 ID:QTzxdLNjO
「なんで何も言わないで退院してんの!」

「…あんた、また何かあったの?」

「は?はい!?」

「クビにでもなった?」

「…え」

「今度は何したの。まさか盗み食い?」

「な、どうしてわかるの」

「そんなブスな顔してれば誰でも分かるわよ」

「ひどぉい。娘に対してそんな」



190 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 06:38:21.38 ID:QTzxdLNjO
「悪い予感がしたのよ。あなたの身に何か起きてるって」

「…またそれー?(・@・`)」

「やっぱり当たったわ、私の勘」

「当たらなくていいよ」

「まあ着替えて来なさい。飯じゃ飯!」

「(・@・`)ハーイ…。あ、おかえり母さん」

「あんたもお帰り!」




192 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 06:41:18.21 ID:VCWbX+ZBO
母者は強いな大きいな



194 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 06:49:13.83 ID:QTzxdLNjO
それからまた無職に戻った。

でも前ほど気楽ではなくて気持ちもぼんやり。

母さん心配で家事をすることが増えた。

時々 たーくん と彼女の(仮)まゆちゃんが学校帰りに来た。

まゆちゃんは歳の離れた妹みたい。

父は たーくん と。

まゆちゃんは私の汚部屋で女子会を。



196 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 06:52:22.97 ID:Dt2HcYzF0
福祉系で働けば良いと思うの。


198 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:02:31.58 ID:QTzxdLNjO
>>196
おじいちゃんおばあちゃんの下の世話をしなきゃなのに

わしが吐いてしまったらどうしよう(´・@・`)

でも参考にするよ。



197 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 06:59:21.30 ID:QTzxdLNjO
たーくん に返された四次元ポケットにはボタンが入ってた。

なんだねこれは(^ ̄@ ̄^)

聞けばおじいちゃんの形見だった。

なぜにそんなものをこんなもんの中に…!

普段おじいちゃんの写真も一緒に入れていたらしい。

彼女に見せるためにあの日は持っていた。

ボタンを返しながら何だか照れ臭かった。

大事にしてくれてありがとう。



199 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:23:29.87 ID:QTzxdLNjO
たーくん 達の馴れ初め( ̄・∀・ ̄)ウフフ

まゆちゃん曰く、

《バス乗ってて困った時に助けてくれたの》らしい。

あ!それで思い出した!!

たーくん のやろう嘘を吐いてた。



201 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:28:09.33 ID:QTzxdLNjO
私との出会いを偽装。コラッ〜!

まゆちゃんのメールで発覚した。

『ピッグ姉が空腹で動けないのを助けようって

たーママのお店にあるじゃ○りこをあげたって(ハート)』

なんざすとー!!!!おおおおいッ

あ、仲良くなりたくてピッグ姉と呼ばせてました。



204 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:35:30.04 ID:QTzxdLNjO
お姉さんと呼ばれるのはこっぱずかしいので。

ビ○グダディ放送する度にまゆちゃんからメールが来ます。

『出てますよ(ハート)』

『なーんでよ。ダディ家に豚はいないやん!』

『どうかな(とぼけたデコメ)』

『おい;』



205 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 07:48:10.24 ID:QTzxdLNjO
たーくん は父といるのが好きみたいで。

年頃だからかな。わからんが。

元々父は無口だけど簡単な言葉なら、たーくん が口を見て読み取ってくれたりする。

将棋やチェスやたまにオセロで、(碁をやってた時はびっくりしたが)二人で勝負をするのが楽しいらしかった。


そろそろ終わりが見えてきました。

あえて狂歌の部分は改めて書かないことにします。



206 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:04:57.00 ID:QTzxdLNjO
そんなこんなで楽しい日々が過ぎました。

たーくん 達が6年生になり、豚は28になり。

おばさんから電話があったのは、つい2月のこと。

春から たーくん は別の地区の学校へ行く。引っ越すことになったらしい。

お父さんと一緒に暮らすために。

たーくん は成長し心がより優しくなった。

受け止めてもらったのは お父さんの方だと思う。




207 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 08:06:53.44 ID:N8a8EP/2O
うっうわぁぁぁあ

目から汗が(´;ω;`)

っパン


208 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:12:11.69 ID:QTzxdLNjO
おばさんとの電話の後に寂しさは感じられなかった。

嬉しかったし、心が晴れてきた。気持ちがいい。

あの時と同じように歩きたくなった。

家からコンビニまでの道のり…。



209 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:33:12.76 ID:QTzxdLNjO
あの日 私の周りには何もなかった。あるとすれば大好きな母さんと父さん。

コンビニのお菓子は今でも好きだけど。

相変わらず静かな住宅街で、まさか子供に出会うとは思わなんだ。



211 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:35:29.05 ID:QTzxdLNjO
なんだっけ、そう財布忘れたんだ。

ああそれで…帰って、いや帰らず、帰る途中で?

お゛お゛お゛やばぁい涙が

やあなんでだ。なんで泣けるんだ。

わけも分からず

涙を滲ませながら歩いた。



212 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:48:24.49 ID:QTzxdLNjO
この道を小さい たーくん はもう歩いてないんだなぁ。当たり前だけど。

実は随分前にパートをやめていたおばさん。あそこに もうおばさんもいない。

「○○ちゃんはそのままで充分可愛い」ってダイエットしてた時に言ってくれた。



213 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:53:33.12 ID:QTzxdLNjO
あの電信柱を見ると信じられない。

あんなにちっこかった たーくん が…。

今は背も私とそんなに変わらない。

「あと数年したら酒も飲めるのか」

いや父さん、あなたの息子じゃないし。

父さん酒飲まないでしょう。

父さん悲しむだろうなー…。

そんなことを考えてるとまた涙。



214 :名も無き被検体774号+:2012/03/27(火) 08:57:13.78 ID:VCWbX+ZBO
たーくん は、>>1さんと>>1さんの御家族と楽しく過ごした日々のことを忘れないよ!三つ子の魂百までも!


215 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 08:58:44.88 ID:QTzxdLNjO
まゆちゃんに出会った日以来、ミニ公園に たーくん に誘われて行ったことがある。

12月のクッソ寒い日だった。

寒いなか砂場にしゃがんでお互いの手に砂をかけ。

何をするでもなく時間が過ぎた。

ただの散歩だと思ってた。

あの日だきっと、たーくん がお母さんから引っ越すことを聞いたのは。



216 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:03:07.53 ID:QTzxdLNjO
なんだよもう!水くさい水くさーい水くさぁーい

喜ばしいことなんだから言えよ思春期か!

腹立って泣けてきて、おなかすいて。

また財布を持ってないことに気づく。

私だけは何年経っても変わらねー!クソッ



217 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/27(火) 09:08:12.57 ID:QTzxdLNjO
3月頃、おばさんが家にやって来た。

あんだよ とうとうお別れの挨拶か。

出迎えると懐かしや懐かしや懐かしや!

手作りのマドレーヌを三人分焼いてきてくれた。

うお゛ーかあちゃ〜ん!じゃないけど。


おばさんが上品に笑ってる。悲しくはないらしい…。

かあちゃーん…ッじゃないけど。






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