2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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男女間の修羅場を経験した話を書きますよ
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139 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:35:00.92 ID:fmYO4C/+0
そして何よりボクを困らせたのが、マネージャーさんの存在でした。

やたら絡んでくるんですよ。

別に嫌がらせをされるわけじゃないんですが他の部員と比べて特別扱い、というか妙に甲斐甲斐しくってね。



140 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:36:02.11 ID:fmYO4C/+0
ボクは1年のサブでしたから、飲み物とかタオルとかはマネージャーさんから渡してもらえる身分じゃなかったんですが、なぜか主力並みの扱いを受けてました。

どうやらメンバーの中では、ボクの“略奪愛”しかもキャプテンの彼女を奪う というなんとも刺激的なストーリーが完成していたらしく、もう二人の一挙手一投足に注目が集まる状態。



141 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:37:27.45 ID:fmYO4C/+0
おまけに、部活終了後はボクが どんなに急いで帰ろうとしても マネージャーさんが自転車置場の前で待っているわけで、ボクは仕方なく一緒に帰ることになるんです。

方向が違うのに。

マネージャーさんは、一生懸命話題を作って話しかけてくれますが ボクは失礼のない程度に相槌を打つくらいで、決して楽しい会話じゃないのに。



142 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:38:34.32 ID:fmYO4C/+0
でも、そんな状態が、しばらく続いた頃、ボクの心境に変化

が出てきたんです。マネージャーさんのことが「なんだかカワイイかも?」とか思えてきて。

そのせいで会話が少し続くようになってくると、彼女がスゴく楽しそうにしてくれるわけです。



143 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:39:20.04 ID:fmYO4C/+0
だから思い切って、というか調子に乗って聞いたみたんですよ。

「あの……何でボクに優しくしてくれるんですか?ボクは先輩の件で恨まれてるハズじゃ……」

「そのことは、もういいの。彼とは終わるべくして終わったから それより、気になる男の子に優しくしちゃダメなのかな?」



144 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:40:20.72 ID:fmYO4C/+0
「いや、その……さすがにマズイかなと……先輩の手前もあるし……」

「だったら、3年生が引退してからだったら、いいのかな?」

なんだか、妙に畳み掛けられてる感じがします。ああ言えばこう言う感じで。

どんどんコーナーへ追い詰められるボクサーのような雰囲気です。

そして、とうとう何も言えなくなってしまいました。



146 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:41:20.27 ID:fmYO4C/+0
「じゃあ、秋の大会が終わったらキミに告白するから その時は真剣に考えてね」

彼女はそう言うとボクの前から、さっと消えてしまいました。

ボクは、今の言葉を脳内でリピート再生します。

今“告白”って単語を使ったよな?? それって、そういうことなのか??



147 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 01:41:29.57 ID:saNoA3zj0
どきどき。。。




148 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:42:19.08 ID:fmYO4C/+0
いやいやいや、山下ユーサク16才、自慢じゃないですが色恋沙汰には縁のない人生でした。

それが美しい上級生から“告白”ですか??

ついにモテ期が到来したんでしょうか? いや襲来か?



149 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:43:28.70 ID:fmYO4C/+0
ところが、それ以降マネージャーさんは、ボクに絡んでくることはなくなり何かが起こるかも? と期待して勝負パンツまで持参した夏の合宿も普通に終了してしまいました。あれ?



150 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:44:15.31 ID:fmYO4C/+0
きっと からかわれただけだったんでしょうね。

ひょっとすると 彼女なりの復習劇だったのかもしれません。

一瞬でも喜んだ自分が恥ずかしくなりましたよ。



151 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:45:05.35 ID:fmYO4C/+0
そしてボク達のチームは秋の大会であっけなく敗退し、3年生部員は引退するわけです。

もちろんマネージャーさんも。



152 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:46:06.77 ID:fmYO4C/+0
ボクとしては、ミドリの件もマネージャーさんの件も、封印したい過去という扱いで意識的に二人を避けてました。

ミドリは相変わらず後ろの席ですから、否応なく毎日視界の端には入ってくるわけですが、もうボクは彼女を視界の中心に捕らえることはなくなりました。



153 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:46:59.28 ID:fmYO4C/+0
無視するわけじゃないんですが、視界の端に入ってきたらこっちが先に移動する感じです。

そう、明らかに避けてましたです。今度はボクの方が。

その時、彼女がどんな表情をしていたかなんて知りませんでしたよ。見てないわけですから。



155 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:47:43.74 ID:fmYO4C/+0
校内は学園祭の準備が慌しくなる頃で、サッカー部は毎年“焼きソバ屋台”を出展することになってるようです。

んっ?焼きソバ……なんとなくイヤな予感がしますよね。

それ、当たりです。



156 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:49:02.55 ID:fmYO4C/+0
部の伝統として、引退した3年を含むマネージャーの指導の下に1年メンバーが調理することが決まりになっていると、その時に初めて聞かされたんですよ。

う〜ん、これは……ボクは、例のマネージャーさんとペアになるわけです。

気まずいです。みんな明らかに面白がってます……



157 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:50:09.41 ID:fmYO4C/+0
そして、とうとう その時が訪れます。

マネージャーさんと二人で食材の買出しに出かけた時です。

買い込んだ大量の食材のせいで両手が塞がり、動きに自由度が減ったボクに彼女が接近してきます。

これはヤバイ雰囲気です。

「3年生は引退したね……」



158 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:52:01.57 ID:fmYO4C/+0
「そうですね」

動きにくいといっても相手は女性。全力で走れば振り切れると思ってました。

いざとなればショルダータックルで……とか無謀なことも考えてます。

「山下君、いつかの話を覚えてる?」



159 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:53:34.69 ID:fmYO4C/+0
「何の話でしたっけ?」

しっかり覚えてますが、全然覚えてませーん。

もう逃走準備完了です。

何か適当な理由をつけてダッシュでその場を去ろうとするボク。

ところが彼女はボクの進路を巧みに塞ぎ、距離50cmの真剣な表情で見つめます。

近いってば。



160 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:54:51.94 ID:fmYO4C/+0
しかも袖を摘まれた状態ですから、逃げるに逃げられません。

そして、結構ヘビーな話をしてくれるわけです。

先輩とは真剣に付き合っていたこと。

別れてしまったのは残念だけど後悔はしてないこと。



161 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:55:34.04 ID:fmYO4C/+0
確かにボクのことは最初は先輩への“あてつけ”だったこと。

でも、毎日一緒に帰るようになって なんとなく気持ちが落ち着いたこと。

それが恋なのかどうかは自分でも分からなかったこと。

だから自分の気持ちを確かめるために“3年生の引退まで”と期間をおいたこと。



162 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:56:31.23 ID:fmYO4C/+0
そして、今日結論が出たらしいです。

「だからね、山下君。私と付き合ってくれないかな?年上は嫌い?」

「年上だから嫌いとか、そんなことはないです……」

「だったらオーケーということで、いいかな?」

ここまで聞いて、ボクは初めてマネージャーさんの目を見ました。



163 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:57:06.45 ID:fmYO4C/+0
見慣れたというか、よく知った女性なのに初めて見たような気がしました。

少し年上の美しい女性が、なんとも不安げな表情で自分を凝視している姿に抗う術は、男子高校生にはありませんでした……



164 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:58:11.85 ID:fmYO4C/+0
というわけで、ボクはマネージャーさんと付き合うことになったわけです。

ただ、彼女はあと数ヶ月で卒業ですし、なんといっても、受験の追い込み時期ですから、休日にデートとかはできないんですよ。

それでも毎日一緒に帰るのは、楽しかったです。




166 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 01:59:05.08 ID:fmYO4C/+0
そして意外にも? 彼女は純真というかカワイイところがあるんでドキドキしました。

先輩から“あんな話/深夜編”を聞かなければよかったなとかは ちょっと思いましたけどね。



168 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 02:00:50.92 ID:fmYO4C/+0
これで、第一部が終わりです。ありがとうございました。

なんだか、ハッピーエンドに見えますけど……

明日は「第二部 復習編」を投下したいと思います。

では、おやすみなさい。



169 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 02:02:39.22 ID:ZMFfs9fx0
おつ、ちゃんと来いよ


170 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/04(木) 02:02:52.90 ID:fmYO4C/+0
すいません。復習→復讐でした。



171 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 02:07:58.64 ID:EEv3jPEH0

楽しみ


172 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 02:08:34.51 ID:XEgMvalB0
マネージャーの先輩との深夜編もよろしくな!


174 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 02:57:38.75 ID:gDftE6gZO
待ってるよ〜!


175 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 03:19:14.26 ID:gayhtG9g0
楽しみにしてるねー


177 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 06:18:32.55 ID:pLUL25US0
面白かった!続編が楽しみ。


178 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 07:24:27.94 ID:NQ0KQh+SO
乙!今日の投下が楽しみだ


179 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 12:06:44.28 ID:CrtkfM8E0
面白い!乙!


181 : 忍法帖【Lv=20,xxxPT】(1+0:8) :2012/10/04(木) 14:47:46.79 ID:b5aaovb40
乙!!
みてるよー続き気になる!!


182 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 15:16:15.29 ID:6eE8gljI0
>>1の文章で映像が見えてくる

ちょっと学生にしては達観しすぎだと思うが、そういう人もいるんだろうなと受け入れられることができた

続きに期待


184 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 15:40:02.89 ID:0fLVyvGL0
乙!
ちゃんと見てるよ!


186 :名も無き被検体774号+:2012/10/04(木) 17:04:37.98 ID:tjoLTcFg0
面白い!
続き楽しみしてます






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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, すっきりした話,
 

 
 
 
 

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