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俺が不思議な場所から帰れなかったかもしれない時の話をする
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45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:31:07.59 ID:PKhZukuH0
続けて


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:32:59.13 ID:h/PNYid40
>>45
ありがとうございます。



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:31:32.19 ID:h/PNYid40
あまりにも呆気に取られて、しばらく動けなかったが、

あっ!しまった!!あれに乗らなきゃ!!!!

そう思った時には遅かった。

もうトラックはエンジンを吹かして行ってしまった。

乗りそこねたが、どうやら帰る列車が4番ホームから出る事だけは分かった。

後は待っているだけだが、またどうせしばらく来ないと思ったので、チャーハン屋のオッチャンの所へ戻った。


>>39>>40>>42
ありがとう



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:32:59.13 ID:h/PNYid40
野中オッチャンは相変わらず鍋を振るっていた。

ふとチャーハン屋の受け渡し口を見ると、そこにはチャーハンカレーが置いてあった。

チャーハンカレーというか、チャーハンにカレーのルーがそのまま掛かっている食い物が。

しかも、その中には紫色のウズラぐらいの大きさのふっさふさの鳥が座っていた。

「それは新製品のサンプルだよ。」

野中オッチャンは鍋を振るいながら そう言っていたが、俺はその鳥が気になってしょうがなかった。

何処までが新製品なんだよ。とツッコミそうになってたら

「ああ、ピーちゃんはペットだよ。」

と先に野中オッチャンに先に言われてしまった。



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:35:02.13 ID:h/PNYid40
なんとなくピーちゃんがピーピー鳴きながら俺の所に歩みよってきたので、俺はコンビニで買ったパンを半分あげた。

そしたら、ピーちゃんが これまた物凄い速度でパンを食べ始めたんだ。

何に例えれるかなー。ほら、トムとジェリーっていうアニメあったでしょ?あのジェリーが3口で巨大なチーズを食べ尽くす。そんな感じ。

食べ終わるとビーちゃんは、のそのそとチャーハンカレーの中に戻っていってしまった。



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:36:20.95 ID:h/PNYid40
「最近、ずっと そこを巣にしちゃってんだよなー。毎日作ってんだけどねー。」

と、野中オッチャンがぶっきら棒にに言うが、俺はすかさず

「ピーちゃん熱くないんですかね?www」って突っ込むと、

「夏場は暑いだろうね。」

とまあ、素っ頓狂な返事が帰ってきた。





52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:37:38.18 ID:h/PNYid40
そんなやり取りをしているウチに、1番ホームの方から電車の音が聞こえてきた。向こう側へ行く列車だろう。

慌てて俺は1番ホームに行くと、列車が停車していた。

ここで俺は ふっと頭によぎった事が

ひょっとしたら、進めばちゃんと目的の駅に行くんじゃね?

今考えたら本当にバカだった。



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:39:12.33 ID:h/PNYid40
俺は また折りたたみ自転車を持って、電車の中へ入った。

やっぱり中には一席だけ席が開いていて、俺はまたドカッと折りたたみ自転車を通路に置いて、その席に座った。

まもなく列車のドアがプシューと閉まって、列車が動き出した。

相変わらず、他の皆は無言のまま、真っ直ぐ前を向いて座っている。微動だにせず、手を膝の上に置いて。

電車が動いて5分程でまた列車が漆黒のトンネルの中に入って、俺はしばらく揺られてた。



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:40:49.91 ID:h/PNYid40
それから10分ぐらいして、ふっと今何時なんだろう?と携帯電話を見たんだ。

そしたら、携帯電話には9時35分って書いてあった。

おいおい。ここでは時間の進み方が違うのかよww

もーあかん、ゼッタイに終わった怒られるフヒヒwサーセンww

そんな事をのんきに思いながら、ふと携帯の画面の隅に目をやると

あ!!アンテナが立ってる!二本も!

さすがはAU、やるなあ!と喜び勇んでいたんだが、ふと違和感を覚えた。

携帯のアンテナの色が緑色になってた。

でも、緑のアンテナバーも2本立ってた。



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:41:58.73 ID:zd/0qFU90
続きはよ


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:42:22.56 ID:h/PNYid40
何がともあれ、俺は急いでT社に電話を掛けようとした。

なんだか発信音が いつもの音とは違っていた。

あのいつも聴いているプーーーーっていう音じゃなくて、よくアメリカ映画なんかの電話のシーンで出てくるあの独特の発信音。

まあ、いいやと思って、そのまま電話帳からT社の電話番号を探しだして掛けた。

そしたら、しばらくプップップップと音がして音声アナウンスが。

「・・・・・お客様の電話番号は、圏外です。」



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:43:15.89 ID:EIEaw11Q0
見てるぞ

かなりそっちに深く関わった感じだけど、大丈夫なのか?

いや、良くはわからないんだが


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:43:19.35 ID:h/PNYid40
へ?固定電話に掛けているのに圏外?

しかも なんだこの素っ気ないアナウンスは。

その瞬間、俺の頭に思い出してはいけないキーワードが思い起こされてしまった。

それは・・・それは・・・・





きさらぎ駅。



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:43:40.88 ID:C2SzorPJ0
うんうん!


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:44:19.87 ID:zd/0qFU90
きさらぎ駅ネタかよ


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:47:23.40 ID:h/PNYid40
>>60
そこに行くかはどうか知らんが、そのキーワードを思い出した瞬間に何かとっても駄目なような気がしたんだ。

これ以上行ってはダメだと本能が言ってた。



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:44:25.87 ID:h/PNYid40
ザーーーーっと全身の血が引いた。


瞬間、パニックになった。

これは・・これは・・。

俺は飛び上がって次止まりますボタンを連打した。

これはあかん。これはあかん。

もうパニック過ぎて意味が分からくなっていた。





63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:45:47.46 ID:h/PNYid40
程なくして列車は止まった。

何処に止まったかは知らない。

外は真っ暗で、トンネルの中だったかもしれない。

ドアが開くと、ちょうどホームの反対側にも列車が止まっていて、ドアも開いていた。

俺は それに乗らなきゃならないと本能で思った。それも急いで!

自転車を蹴り飛ばし、俺は転がるように反対側の電車に乗った。

乗った瞬間に、電車のドアが閉まって、今まで来た道とは反対方向に列車は進みだした。

何が違うかって、その列車には誰も乗っていなかった。

そして、次止まりますボタンも無かった。



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:47:18.07 ID:LyMcKkO6I
こええガクガクブルブル((;゚Д゚))ガクブルガク


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:48:51.75 ID:h/PNYid40
列車はようやく止まった。

プシューと列車のドアが開いた音で、俺も目を開けた。

外は明るかった。

列車の外に出ると、それはいつものT駅だった。

いや、本当にT駅に戻ってきたのかは分からないが、少なくとも俺が知っているT駅だった。



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:50:13.14 ID:h/PNYid40
携帯電話を開いてみた。

時刻はAM11:40と表示されていた。

日付は進んでいなかった。

何よりも、携帯電話のアンテナの色が白色に戻っていた。

だから多分俺は帰ってきたんだと思う。

そう思いたい。



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:51:19.49 ID:C2SzorPJ0
>>1が生きててよかった。


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:52:43.77 ID:h/PNYid40
>>69
ありがとう。

もうずいぶん落ち着いたよ。

俺の話はこれで終わりだ。

覚えてる範囲でよければ質問に答えるよ。



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:51:19.56 ID:h/PNYid40
俺はとりあえず、自分の車に乗って、ぶっ飛ばしてT社まで行った。

会長はテラ不機嫌で怒り狂ってはいたが、あの経験より恐ろしくはなかった。


ここは俺が前から居た世界なんだよな?そう言ってくれ。

とりあえず、オマエラ、変な世界に来てしまったかもと思ったら、携帯電話のアンテナの色を確認してくれ。



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:51:53.39 ID:SlCHVmDr0
その野中って人はその世界と何か関係あるのかな?


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:54:13.78 ID:h/PNYid40
>>71
分からん、ただ俺がその会社を退社してからは一度も会ってない。

どうなったとも聞いてない。

俺は間違いなく本人だと思ったが、野中は否定したからな。



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:53:55.42 ID:EIEaw11Q0
覚えてるうちに事細かくメモとっておけよ

何かあってからじゃ、遅いんだ


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/12(金) 19:55:58.73 ID:h/PNYid40
>>73
そうしたつもりだ。

一ヶ月ぐらい何が起こったのか本当に帰ってこられたのか半信半疑で生きていたからな。

今は帰ってきたと確信して、ずいぶん落ち着いたからまとめてみた。







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カテゴリー:不思議・怖い話  |  タグ:オカルト・ホラー,
 

 
 
 
 

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