「機械と少年」
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436 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/11(水) 01:11:17.19 ID:ONMLkxe7P
勇「素晴らしい機体だと・・・」
ノール「そんで満足か?」
勇「え・・・?」
ノール「確かに足は速いが・・・兵器としてはどうだ?」
勇「・・・・」
ノール「ちと難しかったかの」
勇「・・・兵器としては・・・余り良いとは・・・」
クロム「え!?」
ノール「だろうなぁ」
クロム「ちょっと!それどういうことよ!」
勇「ヴィントとしては最高なんだ・・・。だけど兵器としては最悪だ」
クロム「どういう・・・」
ノール「扱いづらいんじゃ・・・このヴィントは」
クロム「・・・扱いづらい?」
勇「確かにスペックの上昇は大事だ。・・・でもスペックの上昇は乗り手の技量に寄っては逆効果になる」
クロム「・・・」
ノール「ここに来て良かった」
ニヤリと笑うノール
437 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/11(水) 01:18:06.88 ID:ONMLkxe7P
ノール「ヴィントセカンドの量産機計画の最終チェックをしとるとこなんだが・・・こりゃやり直しだな」
クロム「まじかよ・・・」
ノール「誰も使えないんじゃぁ仕方なかろう?先行量産の5機は勿体無いがな」
クロム「あぁ〜・・・また仕事が増えるのね・・・」
勇「なんか・・・・ごめん」
その時・・・
兵士「緊急!!飛行型機械兵と思わしき機影3!この演習場に接近中!!」
勇「なんだと!?」
いきなりの出来事に思考が追いつかない・・・
クロム「・・・勇!VT2を!」
VT2・・・
そうか!
勇「ハーキュリー・・・!!」
ノール「ハーキュリー・・・?あの化け物機械兵か!?」
勇「とにかく俺はここを離れて敵を引きつける!!」
クロム「待て!危険だ!ここは一旦全員で退却を!」
勇「相手はハーキュリーだ!そんな余裕はない!」
ヴィントを起動する・・・
しかし目の前で起きたのは予想外の出来事だった
447 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:36:47.76 ID:qdkdY37JP
急降下して来たウィングタイプ機械兵は真っ直ぐにリートへ向かった
リート「・・・え?」
クローでリートを鷲掴みし、再び飛び上がる
勇「リートっ!?リート!!」
なぜリートが狙われた・・・!?
ヴィントを飛び去ろうとするウィングタイプに向けて追いかける
そこに別のウィングタイプに運ばれていたハーキュリーが飛び降りた
ハーキュリー「邪魔しないで頂こう」
勇「・・・喋るのか?」
ハーキュリーが間髪入れずに飛びかかってくる
勇「っ!」
ガトリングを撃って牽制するが奴にはこれは効かない
素早く次の攻撃に移る
ハーキュリーの一撃をヴィントを振って回避した俺はすぐにカッターを引き抜き反撃に出る
いくら強固な装甲をもつハーキュリーでもヴィントの高速の突撃に乗せた斬撃は流石に除けた
勇「今だっ!」
ヴィントを変形させてスピードで一気に振り切る
今はハーキュリーとの決着よりリートが大切だった
448 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:44:11.43 ID:qdkdY37JP
ウィングタイプは飛行型なだけあって速い
このヴィントでも追いつけない
しかし今のウィングタイプはリートを掴んでいるせいか速度がそこまで上がっていない
勇「叩き斬ってやる!」
ヴィントのブレードを展開してこちらも飛行体制になる
速度をさらに上げ機体が浮かぶ
ウィングタイプが気がついて旋回しようとしたがリートが暴れてバランスを制御出来ずにいた
勇「はぁっ!!」
ウィングタイプの片方の翼を切り裂けた
ウィングタイプがとっさにリートを手放し必死に体制立て直そうとする
リート「きゃぁぁぁぁ!!!」
勇「リート!」
リートを空中でキャッチして そのまま着地する
リート「お、おしまいかと思いました・・・」
勇「なんでお前が狙われるんだ!?」
リート「そんなのわかりませんy・・・」
ハーキュリー「それは君が価値のある存在だからだ」
ハーキュリーが遅れて追いついてきた
449 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:50:26.54 ID:qdkdY37JP
勇「どういうことだ・・・?」
さっきからこちらに呼びかけてきている通信機の回線をつなぐ
クロム『一体何がどうなってんのよ!?』
勇「答えろ!なぜリートを狙う!?」
クロム『・・・!?』
ハーキュリー「まぁ落ち着きなよ。まずは自己紹介からだ」
なんだ・・・こいつ・・・?
ハーキュリー「僕は君たちには何て呼ばれてるのかな?」
勇「・・・」
必要以上のことは話す気は無い
ハーキュリー「・・・まぁいいや。僕はADAM。流石に名前くらいは知ってるよね?」
クロム『・・・!!ADAM・・・!』
勇「・・・ADAMだと?」
ADAM「そうだよ。」
勇「ADAMは数十年以上も前のロボだ。・・・お前がADAMなどという嘘くらい」
ADAM「だって、そのリートだって同じように入れ物だけ新しくしてるじゃないか」
勇「・・・!」
ADAM「つまり、そういうこと」
リート「私・・・何がなんだか・・・」
450 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:58:17.57 ID:qdkdY37JP
ADAM「目的を先に伝えよう。僕は君のヴィントにはもう興味は無い。ただ、そのリートを返して欲しいんだ」
勇「・・・返す?」
リート「私・・・」
ADAM「リートは元々こちらの物だ。ちょっとしたアクシデントでしばらく行方不明だったがね。」
勇「・・・その要求は不可能だ」
ADAM「どうして?リートはただの旧型のロボだよ?」
勇「・・・お前に渡すくらいなら俺が破壊する」
リート「・・・私もそっちの方がいいです」
ADAM「全く・・・リート!君はロボなんだよ?どうして人間の味方をするのさ?」
勇「お前こそなぜ今更リートを求める?」
ADAM「・・・EVEだよ」
勇「・・・EVE?」
聞きなれない単語だ・・・
もしくは何かの名前か?
ADAM「リートはEVEに捧げる目覚めの歌なんだ」
勇「・・・何を言っているのか分からないな」
ADAM「だろうね。僕たち機械の独自進化は既に人知を超えている」
勇「そろそろ無駄話も飽きた。・・・破壊させてもらう」
カッターを握り直しリートをヴィントにしっかりと載せる
461 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:38:15.88 ID:P5EO7F61P
ヴィントが爆発的に加速しハーキュリー・・・いや、ADAMに向かう
ADAM「難しいね・・・リートを傷つけずに君をミンチにするのは・・・」
勇「はぁぁっ!!」
ヴィントのブレードを跳躍で回避するADAM
素早くスラスターで向きを変えて再びアタックする
ADAM「まるで闘牛だな」
再び跳躍で回避される
勇「そんなに単純なものじゃないっ!」
素早く回避したADAMにワイヤーガンを打ち込む
装甲は貫けなかったものも確実に右脚部を捉えた
ADAM「っ!?」
ヴィントの推力に引っ張られてADAMが引きずり降ろされる
ズズンッ!!!
ADAMは背中から盛大に落ちた
勇「これでっ!」
ヴィントから飛び降り無防備なADAMにカッターを持って飛びかかる
ADAM「・・・浅はかな」
462 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:45:42.16 ID:P5EO7F61P
カッター切っ先をADAMはその手で掴んだ
勇「・・・!?」
ギャギャギャギャ!!!
火花が散るが全くカッターの歯が通用しない
ADAM「言っただろう?既に人知を超えてるって。」
ADAMの蹴りが俺の腹に食い込む
勇「がぁっ!!」
軽く3mは飛んだ
勇「・・・っ!カッターが効かない・・・!?」
ポツポツと雨が降り始める
ADAM「こんな素材・・・君たちは持っていないだろ?」
ADAMの手のひらには多少の擦過傷があるが全く切れていない
勇「・・・くっ・・・!」
痛みが走る
ADAM「あれ?なんか来るしそうだね。」
肋骨が何本か折れた
内蔵もやられたかもしれない
ADAM「戦闘不能だね。戦利品はもらって行くよ」
勇「素晴らしい機体だと・・・」
ノール「そんで満足か?」
勇「え・・・?」
ノール「確かに足は速いが・・・兵器としてはどうだ?」
勇「・・・・」
ノール「ちと難しかったかの」
勇「・・・兵器としては・・・余り良いとは・・・」
クロム「え!?」
ノール「だろうなぁ」
クロム「ちょっと!それどういうことよ!」
勇「ヴィントとしては最高なんだ・・・。だけど兵器としては最悪だ」
クロム「どういう・・・」
ノール「扱いづらいんじゃ・・・このヴィントは」
クロム「・・・扱いづらい?」
勇「確かにスペックの上昇は大事だ。・・・でもスペックの上昇は乗り手の技量に寄っては逆効果になる」
クロム「・・・」
ノール「ここに来て良かった」
ニヤリと笑うノール
437 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/11(水) 01:18:06.88 ID:ONMLkxe7P
ノール「ヴィントセカンドの量産機計画の最終チェックをしとるとこなんだが・・・こりゃやり直しだな」
クロム「まじかよ・・・」
ノール「誰も使えないんじゃぁ仕方なかろう?先行量産の5機は勿体無いがな」
クロム「あぁ〜・・・また仕事が増えるのね・・・」
勇「なんか・・・・ごめん」
その時・・・
兵士「緊急!!飛行型機械兵と思わしき機影3!この演習場に接近中!!」
勇「なんだと!?」
いきなりの出来事に思考が追いつかない・・・
クロム「・・・勇!VT2を!」
VT2・・・
そうか!
勇「ハーキュリー・・・!!」
ノール「ハーキュリー・・・?あの化け物機械兵か!?」
勇「とにかく俺はここを離れて敵を引きつける!!」
クロム「待て!危険だ!ここは一旦全員で退却を!」
勇「相手はハーキュリーだ!そんな余裕はない!」
ヴィントを起動する・・・
しかし目の前で起きたのは予想外の出来事だった
447 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:36:47.76 ID:qdkdY37JP
急降下して来たウィングタイプ機械兵は真っ直ぐにリートへ向かった
リート「・・・え?」
クローでリートを鷲掴みし、再び飛び上がる
勇「リートっ!?リート!!」
なぜリートが狙われた・・・!?
ヴィントを飛び去ろうとするウィングタイプに向けて追いかける
そこに別のウィングタイプに運ばれていたハーキュリーが飛び降りた
ハーキュリー「邪魔しないで頂こう」
勇「・・・喋るのか?」
ハーキュリーが間髪入れずに飛びかかってくる
勇「っ!」
ガトリングを撃って牽制するが奴にはこれは効かない
素早く次の攻撃に移る
ハーキュリーの一撃をヴィントを振って回避した俺はすぐにカッターを引き抜き反撃に出る
いくら強固な装甲をもつハーキュリーでもヴィントの高速の突撃に乗せた斬撃は流石に除けた
勇「今だっ!」
ヴィントを変形させてスピードで一気に振り切る
今はハーキュリーとの決着よりリートが大切だった
448 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:44:11.43 ID:qdkdY37JP
ウィングタイプは飛行型なだけあって速い
このヴィントでも追いつけない
しかし今のウィングタイプはリートを掴んでいるせいか速度がそこまで上がっていない
勇「叩き斬ってやる!」
ヴィントのブレードを展開してこちらも飛行体制になる
速度をさらに上げ機体が浮かぶ
ウィングタイプが気がついて旋回しようとしたがリートが暴れてバランスを制御出来ずにいた
勇「はぁっ!!」
ウィングタイプの片方の翼を切り裂けた
ウィングタイプがとっさにリートを手放し必死に体制立て直そうとする
リート「きゃぁぁぁぁ!!!」
勇「リート!」
リートを空中でキャッチして そのまま着地する
リート「お、おしまいかと思いました・・・」
勇「なんでお前が狙われるんだ!?」
リート「そんなのわかりませんy・・・」
ハーキュリー「それは君が価値のある存在だからだ」
ハーキュリーが遅れて追いついてきた
449 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:50:26.54 ID:qdkdY37JP
勇「どういうことだ・・・?」
さっきからこちらに呼びかけてきている通信機の回線をつなぐ
クロム『一体何がどうなってんのよ!?』
勇「答えろ!なぜリートを狙う!?」
クロム『・・・!?』
ハーキュリー「まぁ落ち着きなよ。まずは自己紹介からだ」
なんだ・・・こいつ・・・?
ハーキュリー「僕は君たちには何て呼ばれてるのかな?」
勇「・・・」
必要以上のことは話す気は無い
ハーキュリー「・・・まぁいいや。僕はADAM。流石に名前くらいは知ってるよね?」
クロム『・・・!!ADAM・・・!』
勇「・・・ADAMだと?」
ADAM「そうだよ。」
勇「ADAMは数十年以上も前のロボだ。・・・お前がADAMなどという嘘くらい」
ADAM「だって、そのリートだって同じように入れ物だけ新しくしてるじゃないか」
勇「・・・!」
ADAM「つまり、そういうこと」
リート「私・・・何がなんだか・・・」
450 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/13(金) 01:58:17.57 ID:qdkdY37JP
ADAM「目的を先に伝えよう。僕は君のヴィントにはもう興味は無い。ただ、そのリートを返して欲しいんだ」
勇「・・・返す?」
リート「私・・・」
ADAM「リートは元々こちらの物だ。ちょっとしたアクシデントでしばらく行方不明だったがね。」
勇「・・・その要求は不可能だ」
ADAM「どうして?リートはただの旧型のロボだよ?」
勇「・・・お前に渡すくらいなら俺が破壊する」
リート「・・・私もそっちの方がいいです」
ADAM「全く・・・リート!君はロボなんだよ?どうして人間の味方をするのさ?」
勇「お前こそなぜ今更リートを求める?」
ADAM「・・・EVEだよ」
勇「・・・EVE?」
聞きなれない単語だ・・・
もしくは何かの名前か?
ADAM「リートはEVEに捧げる目覚めの歌なんだ」
勇「・・・何を言っているのか分からないな」
ADAM「だろうね。僕たち機械の独自進化は既に人知を超えている」
勇「そろそろ無駄話も飽きた。・・・破壊させてもらう」
カッターを握り直しリートをヴィントにしっかりと載せる
461 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:38:15.88 ID:P5EO7F61P
ヴィントが爆発的に加速しハーキュリー・・・いや、ADAMに向かう
ADAM「難しいね・・・リートを傷つけずに君をミンチにするのは・・・」
勇「はぁぁっ!!」
ヴィントのブレードを跳躍で回避するADAM
素早くスラスターで向きを変えて再びアタックする
ADAM「まるで闘牛だな」
再び跳躍で回避される
勇「そんなに単純なものじゃないっ!」
素早く回避したADAMにワイヤーガンを打ち込む
装甲は貫けなかったものも確実に右脚部を捉えた
ADAM「っ!?」
ヴィントの推力に引っ張られてADAMが引きずり降ろされる
ズズンッ!!!
ADAMは背中から盛大に落ちた
勇「これでっ!」
ヴィントから飛び降り無防備なADAMにカッターを持って飛びかかる
ADAM「・・・浅はかな」
462 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:45:42.16 ID:P5EO7F61P
カッター切っ先をADAMはその手で掴んだ
勇「・・・!?」
ギャギャギャギャ!!!
火花が散るが全くカッターの歯が通用しない
ADAM「言っただろう?既に人知を超えてるって。」
ADAMの蹴りが俺の腹に食い込む
勇「がぁっ!!」
軽く3mは飛んだ
勇「・・・っ!カッターが効かない・・・!?」
ポツポツと雨が降り始める
ADAM「こんな素材・・・君たちは持っていないだろ?」
ADAMの手のひらには多少の擦過傷があるが全く切れていない
勇「・・・くっ・・・!」
痛みが走る
ADAM「あれ?なんか来るしそうだね。」
肋骨が何本か折れた
内蔵もやられたかもしれない
ADAM「戦闘不能だね。戦利品はもらって行くよ」
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