「機械と少年」
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463 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 15:53:34.56 ID:P5EO7F61P
停止しているヴィント近づく
リート「いや・・・」
ADAM「君も少し眠りなよ」
リートに向かって手のひらを向ける
バチバチッ・・・!!
リート「勇さ・・・」
リートのメインシステムがダウンしリートが倒れる
それを抱えるADAM
勇「リートっ!!リートを離せ!!」
ADAM「まだ威勢はいいね・・・。これならどうだろう?」
今度は手のひらをヴィント向ける
今度はライフル級に強力な電撃が撃ち出される
ドドォンッ!!!
勇「・・・っ!」
ヴィントが爆発的し炎上する
ADAM「もう戦えないよね?」
エアーホルンから離れた渓谷だ・・・
救援を要請しても間に合わない
ザー・・・
雨が一層強くなる
464 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:07:15.96 ID:P5EO7F61P
ADAM「人類軍の兵士くん。お疲れ様」
勇「リートを・・・返せっ!!」
再びカッターを握りしめ立ち上がる
ADAM「・・・あ、そうだ。もし良かったら死ぬ前の気分ってのを教えてくれよ。」
勇「ふざけるなっ!!」
痛みに堪え飛びかかる
ADAM「うっとおしいな」
カッターを腕で受け止められ首を掴まれる
勇「ぐっ・・・!!」
ADAM「このまま首が折れて死ぬか・・・それともそこの崖から落としてやろうか・・・」
勇「っ・・・」
薄れて行く意識の中で唯一残っているのは攻撃の意識
ガリガリガリッ!!!
ADAM「ん?」
カッターをADAMの腰に押し当て歯を回転させる
ADAM「・・・チッ・・・ウザイんだよっ!!」
ADAMは力一杯俺を投げ飛ばした
背中から地面に落ちる・・・
筈だったが何故かその感覚がない
465 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:09:05.52 ID:P5EO7F61P
少し遅れて崖に放り込まれた事に気がつく
勇「リート・・・」
どんどん暗闇に吸い込まれて行く
意識が遠のいているのか、本当に真っ暗な崖下に落ちて行っているのか・・・
それがはっきりする前に俺の意識は消えた
--------------------
466 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:20:36.99 ID:P5EO7F61P
クロム「探せ!!エアーホルンの管轄外までくまなく探せ!」
今クロム達は勇のヴィントのシグナルが確認出来なくなった地点まで輸送機で来ていた
パイロット「しかし、こんな悪天候では・・・!」
クロム「なら地上部隊もださせろ!!」
クロムもいつものオネェ言葉を捨てて荒々しい口調だ
ノール「この辺りでヴィントのシグナルが消えとる」
パイロット「なんだ・・・?」
クロム「どうした?」
パイロット「・・・ヴィントだ!ヴィントを発見!」
クロム「・・・っ!」
見つかったヴィントは焼け焦げ無残な姿を晒している
クロム「勇とリートは!?」
パイロット「ダメです。見当たりません!」
ノール「・・・クロム、諦めよう・・・」
クロム「ダメだ・・・あいつらはこんな事で終わる奴らじゃない・・・!探せ!もしかしたらまだ戦っているかもしれない!」
ノール「クロム!!」
クロム「・・・っ!?」
ノール「あのハーキュリーの残骸は全く残っておらん・・・つまり・・・」
つまり・・・
勇達は敗北した・・・
クロム「・・・生きている・・・。奴らなら例えば負けたとしても・・・」
その後の捜索でも勇もリートも見つからず、回収できたのはヴィントの残骸のみだった
--------------------
476 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/17(火) 23:58:54.98 ID:r3kwDr98P
長い夢を見ていた・・・
今まで会った人が浮かんでは消えていく
今まで見てきた景色が次々に移り変わっていく・・・
勇「リート・・・」
その途中で目が覚めた
勇「・・・」
薄暗い建物だ
もっと周りを良くみようとして首を動かすと身体中に激痛が走る
勇「ぐっ・・・」
どうやら民家のようだ
薄暗い部屋には日常品や家具が置かれている
俺はその中でベッドに寝かされていた
勇「助かったのか・・・」
一体どんな奇跡が起きてあの崖から落ちて助かったのか・・・
ガチャ・・・
入り口のドアがあく
「おや、目覚めたかい?」
入ってきたのは老婆だ
ここの家主だろうか?
477 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/18(水) 00:05:38.57 ID:r3kwDr98P
勇「俺はっ・・・・!」
激痛が走るが状況を確認しなくては・・・
老婆「あんま動きなさんな。あんたかなり重症でやっと落ち着いたところなんだよ」
勇「・・・助けて頂いたみたいですね」
老婆「助けたのはうちの孫じゃ」
勇「孫・・・?」
老婆「おーい。カイ!あんたのお客さん目覚めたぞー!」
カイ「マジで!?」
部屋に飛び込んで来たのは俺より幾つか年下くらいの少年だ
カイ「いやぁ、あんた死にかけながら川を流れてたんだぜ?」
川・・・?
俺はそんなことになっていたのか・・・
カイ「なんかヤバそうだったからとにかく医者呼んでさ、そしたら骨も内臓もボロボロだって言うから。マジで感謝してよね!」
勇「ああ、ありがとう・・・」
カイ「あんた名前は?軍人だろ?」
勇「勇だ・・・。」
カイ「勇かぁ。俺はカイだ。よろしくな!」
勇「ああ・・・」
478 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/18(水) 00:12:15.13 ID:8RefaJ9+P
老婆「あたしゃちょっと夕飯の支度して来るからちゃんと状況を説明してあげるんだよ」
カイ「あいよ!」
老婆が部屋を出て行く
カイ「今のがナカサ婆ちゃん。今は俺と婆ちゃんと姉ちゃんの3人で暮らしてる」
勇「・・・そうか」
カイ「この辺りで戦闘でもあったの?一人で居るなんて軍人が珍しいからさ」
一人・・・ではなかった
勇「・・・まぁそんなところだ」
カイ「なんかずっと『いーと』が何とかって魘されてたけど?」
勇「いーと・・・?」
少し考えて・・・
勇「ああ、気にしないでくれ・・・」
カイ「そうか。わかった」
それから他愛のない会話が続き・・・
カイ「うちは父さんも母さんも兄ちゃんも姉ちゃんもみんな軍人なんだ」
勇「そうなのか」
カイ「俺だけ生まれつき身体が弱くてね。入隊試験で落とされちゃってさ」
勇「・・・・」
カイ「姉ちゃんは今軍医やってるんだ。兄ちゃんはなんとヴィント乗りなんだぜ!バスカールっていう基地に居るんだけど・・・知らない?」
479 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/18(水) 00:20:05.01 ID:8RefaJ9+P
勇「すまない、俺は随分僻地の基地にいるからあまり他の基地には詳しくないんだ」
カイ「そっか」
勇「・・・あ、でも俺もヴィント乗りだ・・・ったんだ」
残念ながらヴィントは破壊されてしまっているので過去形だが
カイ「マジで!?軍用ヴィントってどんくらい馬力あんの!?」
それからヴィントについての話や家族の話をしていると・・・
「ただいまー」
おくから女の声がした
カイ「あ、姉ちゃんだ・・・」
勇「・・・軍医のか」
カイが部屋を出て行きしばらくすると
「ばっかじゃないの!?なんでそんな厄介な拾い物するのよ!!」
カイ「だって死にかけてたんだぜ!?」
「そんな死に損ないそこで死のうが戦線に戻ろうが一緒よ!」
カイ「でもヴィント乗りの凄い奴なんだって!」
「ヴィントに乗ってるからって強いわけじゃないの!」
勇「うっ・・・」
なんか違う痛みが走った
停止しているヴィント近づく
リート「いや・・・」
ADAM「君も少し眠りなよ」
リートに向かって手のひらを向ける
バチバチッ・・・!!
リート「勇さ・・・」
リートのメインシステムがダウンしリートが倒れる
それを抱えるADAM
勇「リートっ!!リートを離せ!!」
ADAM「まだ威勢はいいね・・・。これならどうだろう?」
今度は手のひらをヴィント向ける
今度はライフル級に強力な電撃が撃ち出される
ドドォンッ!!!
勇「・・・っ!」
ヴィントが爆発的し炎上する
ADAM「もう戦えないよね?」
エアーホルンから離れた渓谷だ・・・
救援を要請しても間に合わない
ザー・・・
雨が一層強くなる
464 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:07:15.96 ID:P5EO7F61P
ADAM「人類軍の兵士くん。お疲れ様」
勇「リートを・・・返せっ!!」
再びカッターを握りしめ立ち上がる
ADAM「・・・あ、そうだ。もし良かったら死ぬ前の気分ってのを教えてくれよ。」
勇「ふざけるなっ!!」
痛みに堪え飛びかかる
ADAM「うっとおしいな」
カッターを腕で受け止められ首を掴まれる
勇「ぐっ・・・!!」
ADAM「このまま首が折れて死ぬか・・・それともそこの崖から落としてやろうか・・・」
勇「っ・・・」
薄れて行く意識の中で唯一残っているのは攻撃の意識
ガリガリガリッ!!!
ADAM「ん?」
カッターをADAMの腰に押し当て歯を回転させる
ADAM「・・・チッ・・・ウザイんだよっ!!」
ADAMは力一杯俺を投げ飛ばした
背中から地面に落ちる・・・
筈だったが何故かその感覚がない
465 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:09:05.52 ID:P5EO7F61P
少し遅れて崖に放り込まれた事に気がつく
勇「リート・・・」
どんどん暗闇に吸い込まれて行く
意識が遠のいているのか、本当に真っ暗な崖下に落ちて行っているのか・・・
それがはっきりする前に俺の意識は消えた
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466 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/15(日) 16:20:36.99 ID:P5EO7F61P
クロム「探せ!!エアーホルンの管轄外までくまなく探せ!」
今クロム達は勇のヴィントのシグナルが確認出来なくなった地点まで輸送機で来ていた
パイロット「しかし、こんな悪天候では・・・!」
クロム「なら地上部隊もださせろ!!」
クロムもいつものオネェ言葉を捨てて荒々しい口調だ
ノール「この辺りでヴィントのシグナルが消えとる」
パイロット「なんだ・・・?」
クロム「どうした?」
パイロット「・・・ヴィントだ!ヴィントを発見!」
クロム「・・・っ!」
見つかったヴィントは焼け焦げ無残な姿を晒している
クロム「勇とリートは!?」
パイロット「ダメです。見当たりません!」
ノール「・・・クロム、諦めよう・・・」
クロム「ダメだ・・・あいつらはこんな事で終わる奴らじゃない・・・!探せ!もしかしたらまだ戦っているかもしれない!」
ノール「クロム!!」
クロム「・・・っ!?」
ノール「あのハーキュリーの残骸は全く残っておらん・・・つまり・・・」
つまり・・・
勇達は敗北した・・・
クロム「・・・生きている・・・。奴らなら例えば負けたとしても・・・」
その後の捜索でも勇もリートも見つからず、回収できたのはヴィントの残骸のみだった
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476 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/17(火) 23:58:54.98 ID:r3kwDr98P
長い夢を見ていた・・・
今まで会った人が浮かんでは消えていく
今まで見てきた景色が次々に移り変わっていく・・・
勇「リート・・・」
その途中で目が覚めた
勇「・・・」
薄暗い建物だ
もっと周りを良くみようとして首を動かすと身体中に激痛が走る
勇「ぐっ・・・」
どうやら民家のようだ
薄暗い部屋には日常品や家具が置かれている
俺はその中でベッドに寝かされていた
勇「助かったのか・・・」
一体どんな奇跡が起きてあの崖から落ちて助かったのか・・・
ガチャ・・・
入り口のドアがあく
「おや、目覚めたかい?」
入ってきたのは老婆だ
ここの家主だろうか?
477 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/18(水) 00:05:38.57 ID:r3kwDr98P
勇「俺はっ・・・・!」
激痛が走るが状況を確認しなくては・・・
老婆「あんま動きなさんな。あんたかなり重症でやっと落ち着いたところなんだよ」
勇「・・・助けて頂いたみたいですね」
老婆「助けたのはうちの孫じゃ」
勇「孫・・・?」
老婆「おーい。カイ!あんたのお客さん目覚めたぞー!」
カイ「マジで!?」
部屋に飛び込んで来たのは俺より幾つか年下くらいの少年だ
カイ「いやぁ、あんた死にかけながら川を流れてたんだぜ?」
川・・・?
俺はそんなことになっていたのか・・・
カイ「なんかヤバそうだったからとにかく医者呼んでさ、そしたら骨も内臓もボロボロだって言うから。マジで感謝してよね!」
勇「ああ、ありがとう・・・」
カイ「あんた名前は?軍人だろ?」
勇「勇だ・・・。」
カイ「勇かぁ。俺はカイだ。よろしくな!」
勇「ああ・・・」
478 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/18(水) 00:12:15.13 ID:8RefaJ9+P
老婆「あたしゃちょっと夕飯の支度して来るからちゃんと状況を説明してあげるんだよ」
カイ「あいよ!」
老婆が部屋を出て行く
カイ「今のがナカサ婆ちゃん。今は俺と婆ちゃんと姉ちゃんの3人で暮らしてる」
勇「・・・そうか」
カイ「この辺りで戦闘でもあったの?一人で居るなんて軍人が珍しいからさ」
一人・・・ではなかった
勇「・・・まぁそんなところだ」
カイ「なんかずっと『いーと』が何とかって魘されてたけど?」
勇「いーと・・・?」
少し考えて・・・
勇「ああ、気にしないでくれ・・・」
カイ「そうか。わかった」
それから他愛のない会話が続き・・・
カイ「うちは父さんも母さんも兄ちゃんも姉ちゃんもみんな軍人なんだ」
勇「そうなのか」
カイ「俺だけ生まれつき身体が弱くてね。入隊試験で落とされちゃってさ」
勇「・・・・」
カイ「姉ちゃんは今軍医やってるんだ。兄ちゃんはなんとヴィント乗りなんだぜ!バスカールっていう基地に居るんだけど・・・知らない?」
479 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/12/18(水) 00:20:05.01 ID:8RefaJ9+P
勇「すまない、俺は随分僻地の基地にいるからあまり他の基地には詳しくないんだ」
カイ「そっか」
勇「・・・あ、でも俺もヴィント乗りだ・・・ったんだ」
残念ながらヴィントは破壊されてしまっているので過去形だが
カイ「マジで!?軍用ヴィントってどんくらい馬力あんの!?」
それからヴィントについての話や家族の話をしていると・・・
「ただいまー」
おくから女の声がした
カイ「あ、姉ちゃんだ・・・」
勇「・・・軍医のか」
カイが部屋を出て行きしばらくすると
「ばっかじゃないの!?なんでそんな厄介な拾い物するのよ!!」
カイ「だって死にかけてたんだぜ!?」
「そんな死に損ないそこで死のうが戦線に戻ろうが一緒よ!」
カイ「でもヴィント乗りの凄い奴なんだって!」
「ヴィントに乗ってるからって強いわけじゃないの!」
勇「うっ・・・」
なんか違う痛みが走った
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