ケータイの中だけの恋愛
(5ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
310 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:03:22 ID:ZqihJCh5
俺は彼女が起きた時に備えコンビニへ向かった。
だいぶ胃もたれをしているようなので彼女には おかゆのレトルトを購入。自炊は全くしないので、ウチには米の買い置きすらないんです。
俺は朝食のサンドイッチと昼か夜に食べる予定で弁当をひとつ購入。
家に帰り、彼女が起きるまで ひたすら待つ。本を読んだりウトウトしたり。起きたら何を話そうかと考え、なるべく長くこの部屋に居て欲しいと思った。
そして出来れば 今のこの関係を打破したかった。メールだけの関係から一歩前進したかった。
そんな関係になれるかどうか、それは彼女が起きた後にかかっていた。
彼女が起きたのは13時を過ぎた頃。
酔っ払って迷惑をかけたことに罰の悪そうな顔をする彼女。
そんな顔をしないで欲しい。俺は君がこうして来てくれたことが本当に嬉しくてしょうがないんだから。
彼女は もう一度胃薬を飲み、俺は彼女におかゆを勧めた。俺はさっき買った弁当を温める。
初めての彼女との食事。
でもなぜか会話は弾まない。
まだ彼女は二日酔いだから、きっと元気がないのだろうと、なるべく悪い方向には考えないようにした。
それでも俺は この沈黙の時間に耐え切れず、何か話そうと空回りするうちに、昨日から気になっていたことを つい聞いてしまった。
「ねえ、なんで俺の電話番号知ってたの?」
312 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/30(日) 09:08:40 ID:YcBlfr3H
ワクワク+(・∀・)+テカテカ
314 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:21:53 ID:ZqihJCh5
彼女は下を向き、長い沈黙が続いた。
そして鈍感な俺はこのとき ようやく気づいたんだ。
彼女は お金をとってメールのやりとりをする今までの行為に罪悪感を感じていたのだと。
そして彼女はゆっくりと話し始めた。尋問された容疑者が自白をするように。
そんなつもりはなかったんだ。感謝こそすれ、問い詰めるつもりなんて全くなかったのに。
彼女が話したのは だいたいこんな内容だった。
自分はフリーターで事情があって少しお金に困っていたこと。アルバイトをしながらお金を稼ぐ方法として、有料のメル友を思いついたこと。
偶然彼女の働く店に俺が来て、ポイントカードを作ったので、そこからメルアドと電話番号を調べたこと。
なんで俺を選んだのかと尋ねると、彼女は自分と同じで寂しそうだったからだと答えた。
彼女の自分を責めるような話し方が悲しかった。俺は何も怒ってはいないし、むしろ感謝しているのに。
俺は一生懸命に彼女に そのことを伝えた。君とのメールのやり取りが、どれだけ楽しかったか。寂しかった心がどれだけ癒されたか。灰色のモノクロームだった毎日が、彼女のおかげで鮮やかに色づいたことを。
彼女はただ「ありがとう」と言い、罰の悪そうな表情は最後まで消えることはなかった。
330 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:57:48 ID:ZqihJCh5
気まずい沈黙が続き、彼女は「ごちそうさま」と言った。
そして酔って迷惑をかけたことを改めて詫び、もう帰ると言った。
俺は駅まで送ると申し出て、ふたりでアパートをでて駅へ向かった。
重い沈黙は歩いている間もずっと続き、駅まではあっという間に着いてしまうのだった。通勤の時は毎日あんなに長く感じられるのにね。
駅の改札まで着くと、俺は嫌な予感が抑えられず、彼女に尋ねた。
「ねえ、メールは続けるんだよね?」
彼女はしばらく黙ったままで、「少し考えさせて」と言い切符を買いに行った。
切符を買って戻ってくる彼女。なかなかサヨナラを切り出せない二人。
やがて電車の到着を告げるアナウンスが響き、彼女は「じゃあ行くね」と言った。
黙ってうなずく俺に彼女は そっと近づきキスをした。人目は全く気にならなかった。
「バイバイ」と言って彼女は改札に吸い込まれ、電車は走り去っていった。
俺は嫌な予感に押しつぶされそうになっていて、キスしたことを全く喜べなかった。むしろそのキスが嫌な予感にとどめを刺していて、重い足取りでアパートへと戻った。
「考えさせて」と言われてしまい、メールが出せなくなってしまった俺は、何度も携帯をチェックしながら その日を終えた。
すぐに返事が来るだろうという淡い期待は打ち砕かれ 彼女からのメールは次の日になっても、その次の日になっても中々来ないのであった。
332 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 09:59:20 ID:hCct6XxK
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
333 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:59:51 ID:ZqihJCh5
ちょっと休憩します。っていうか少し寝ます。
たぶん今日中に書き終わると思います。
風邪のこと、心配してもらってありがとうございます。
334 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:00:29 ID:9UUjRR7b
悶え氏にそう…
336 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:01:12 ID:9UUjRR7b
>>1お疲れさまです
337 :猪頭 ◆tOPj/H8YVQ :2005/10/30(日) 10:01:15 ID:cOWyssAv
切ない....
その状態になってしまったら 待つしかない苦しい時間をすごさなくてはならない…
本当にハッピーエンドを希望する…
338 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:01:45 ID:bM2cWS4V
>>1
お疲れです!ゆっくり休んでくださいね!
続きは気長に待ってます(*´∀`)
339 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:03:10 ID:gCN9wfZC
早くメールしてこいよ(´д⊂゜。゜
342 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:06:37 ID:nPbrLnse
ああ
も ど か し い
343 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/30(日) 10:09:08 ID:YcBlfr3H
。・゚・(ノД`)・゚・。
待ってますから必ず戻ってきてくださいね〜…(つД`)
364 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:52:35 ID:jhN3UTB7
ヤバイ…切なすぎる…。こんなに感動するとは思わなかった
リアルタイムで こんなスレに出逢えて幸せだ(つД`)
>>1さん乙!ゆっくり休んで早く風邪治せよ。楽しみに待ってるよ。
391 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 11:40:34 ID:ZqihJCh5
一眠りして起きたので続き書きます。なんかたくさんのレスを頂けて本当に嬉しいです。
食事とって風邪薬飲んだので、再び眠くなるまで頑張って書きますね。
394 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 11:44:29 ID:KQ9P2oHv
>>391
待ってました!!頑張れ!
409 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 11:51:14 ID:ZqihJCh5
彼女とのメールのない日々は、まるで胸の真ん中にぽっかりと穴を開けてしまったかの様に、俺の毎日を空虚で味気ないものへと変えてしまった。まるで体の半分を切り取られたみたい。
思えば朝起きてから夜眠るまで、食べた食事の内容や、満員電車の愚痴、会社で起こった些細な出来事の全てを俺は彼女に伝えていたのだ。
日々体験する出来事を共有できる相手を失い、俺の生活は また灰色のモノクロームな世界へ戻ってしまった。
彼女から ようやくメールが届いたのは その週の金曜日だった。メールの内容はあっさり。
「色々考えましたが、やはりメールを続けることはできません。色々とご迷惑をお掛けしました。本当にごめんなさい。」
メールを受信したのは会社帰りの電車の中だった。
背中に冷や水を浴びせられたような感覚が走り、視界はグラグラして、電車の中で倒れそうになった。
考え直して貰えるよう返事のメールを打とうとしたけど、指先が震えて うまくボタンが押せない。それに何を書いていいのかが分からない。
とりあえず落ち着こうと、その場でメールを書くのはあきらめ、とりあえず家に帰ることにした。
427 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 11:59:33 ID:ZqihJCh5
いつものようにコンビニで弁当を買い、アパートへと戻った。だが食欲が全くない。おなかは空いてるはずなのにね。
とりあえずシャワーを浴び、水を飲んで気持ちを落ち着け、彼女へのメールを打ち始めた。
「できれば美紀が考えたことと、メールを続けられない理由を教えてもらえないか?
俺の生活の中では もう美紀とのメールは生活の一部で、ただこんな風にもうメールはできないと言われても、気持ちの整理がつかないよ。無理言ってごめん。」
あれこれと考えながら10分以上考えて こんなメールを打った。
だが送信したメールは宛先不明で戻ってきてしまうのだった。美紀はメールアドレスを変えてしまった。もうこちらからは連絡の取り様がない。
さっきのメールに続いて、今度の送信エラーで、俺は その晩、完全にノックアウトされてしまった。
明日が土曜でよかった。平日だったらまた2週続けて会社を休むところだった。
430 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:00:39 ID:hCct6XxK
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
会ったときに番号とか聞かなかったんだね・・・
431 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:00:51 ID:bM2cWS4V
(´;ω;`)ウッ
436 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:02:08 ID:KQ9P2oHv
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
437 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:02:21 ID:9UUjRR7b
宛先不明でメール返ってくると、欝になる…
438 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:02:39 ID:LGFuFfbw
>>1はコンビニ弁当ばっかだな…大丈夫か?たまにはいいもの食べないと
445 :白鴉 ◆IyAlKUBHeQ :2005/10/30(日) 12:07:51 ID:Qzkfu94p
(ノ_<。)
446 :ピノ子:2005/10/30(日) 12:09:26 ID:cMH/ygAo
ハッピーエンド希望(*ノ´Д`)ノ
456 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 12:23:59 ID:ZqihJCh5
土曜日の俺は完全に抜け殻だった。人の形をしたただの置物。
何もする気が起きず、近所のマンガ喫茶に行き適当に選んだマンガを読んでみる。だがマンガもネットも何も頭に入らない。
深い絶望。突きつけられた現実が受け入れられず、俺の頭は外界の情報を遮断してしまったようだ。
せっかく5時間のパック料金ではいったのに、俺は1時間も経たないうちに店を出てしまった。
前日に送ったメールは、何かの間違いではないかという思い、その後3回送りなおした。
しかし全て宛先不明で帰ってくる。携帯会社のシステムトラブルではないみたいだ。
その日の帰り道、俺の頭にひとつのアイデアが浮かんだ。
彼女は俺がポイントカードに入会した店で、俺のアドレスや電話番号を知ったと言っていた。
彼女からのメールが届いた直前に作成したカードを探せば、彼女が働いていた店がわかるかも知れない。
家に帰って財布の中のカード類を全て床に広げてみた。勧められたカード類は、クレジットカードでもない限り大体加入してしまうので、俺の財布はいつもパンパン。肝心のお金は あんまり入っていないのだが。
美紀からのメールが来たのは8月の頭。
その頃入会したカードはひとつだけ。
4駅先のターミナル駅にある大きな洋服店だった。
463 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:28:15 ID:mT2Ltvpr
俺も出来れば、>>1には「ケータイの中だけ」ではない恋愛になってほしぃ...
464 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:28:34 ID:WoO5Ryow
早く!早く!
続き!続き!
473 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 12:34:33 ID:ZqihJCh5
次の日、俺はその洋服店へと向かった。
ひとつ間違えればストーカーだけれど、このままでは終われない。せめて理由が知りたい。
お金をとっていたことに彼女が罪悪感を感じていたのは、あの日の表情で想像がついた。
でもだったら今度は普通に友達として、またメールを始めることだってできるだろ?それとも彼女は俺とのメールが苦痛だったのだろうか?
実は俺はそれを一番恐れていた。俺が喜んでメールをしていたあの期間、彼女は本当はお金の為に、嫌々メールをしていたのだとしたら どうしようかと。
でもきっとそれは違うと信じていた。だってメールをするのも嫌な相手に普通キスなんてしないだろ?
ただ理由が知りたい。その一心で俺は店へと足を運んだ。緊張しながら店内に入る。ぐるっと店の中を一周し、彼女の姿を探す。しかしそう簡単には事は運ばない。店の中に彼女の姿はなかった。
俺は店の入り口のレジカウンターへと向かった。すみませんと声を掛けると店長らしき人が応対してきた。
「あの、ワカバヤシさんは今日は いらっしゃいませんか?」
銀行口座の名義人名が本人の名前だと確認していたので、俺はその名前で尋ねてみた。
「ワカバヤシなら先週で店を辞めたよ。」
二日連続のKOパンチ。またも視界はグラグラし始めた。
俺は彼女が起きた時に備えコンビニへ向かった。
だいぶ胃もたれをしているようなので彼女には おかゆのレトルトを購入。自炊は全くしないので、ウチには米の買い置きすらないんです。
俺は朝食のサンドイッチと昼か夜に食べる予定で弁当をひとつ購入。
家に帰り、彼女が起きるまで ひたすら待つ。本を読んだりウトウトしたり。起きたら何を話そうかと考え、なるべく長くこの部屋に居て欲しいと思った。
そして出来れば 今のこの関係を打破したかった。メールだけの関係から一歩前進したかった。
そんな関係になれるかどうか、それは彼女が起きた後にかかっていた。
彼女が起きたのは13時を過ぎた頃。
酔っ払って迷惑をかけたことに罰の悪そうな顔をする彼女。
そんな顔をしないで欲しい。俺は君がこうして来てくれたことが本当に嬉しくてしょうがないんだから。
彼女は もう一度胃薬を飲み、俺は彼女におかゆを勧めた。俺はさっき買った弁当を温める。
初めての彼女との食事。
でもなぜか会話は弾まない。
まだ彼女は二日酔いだから、きっと元気がないのだろうと、なるべく悪い方向には考えないようにした。
それでも俺は この沈黙の時間に耐え切れず、何か話そうと空回りするうちに、昨日から気になっていたことを つい聞いてしまった。
「ねえ、なんで俺の電話番号知ってたの?」
312 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/30(日) 09:08:40 ID:YcBlfr3H
ワクワク+(・∀・)+テカテカ
314 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:21:53 ID:ZqihJCh5
彼女は下を向き、長い沈黙が続いた。
そして鈍感な俺はこのとき ようやく気づいたんだ。
彼女は お金をとってメールのやりとりをする今までの行為に罪悪感を感じていたのだと。
そして彼女はゆっくりと話し始めた。尋問された容疑者が自白をするように。
そんなつもりはなかったんだ。感謝こそすれ、問い詰めるつもりなんて全くなかったのに。
彼女が話したのは だいたいこんな内容だった。
自分はフリーターで事情があって少しお金に困っていたこと。アルバイトをしながらお金を稼ぐ方法として、有料のメル友を思いついたこと。
偶然彼女の働く店に俺が来て、ポイントカードを作ったので、そこからメルアドと電話番号を調べたこと。
なんで俺を選んだのかと尋ねると、彼女は自分と同じで寂しそうだったからだと答えた。
彼女の自分を責めるような話し方が悲しかった。俺は何も怒ってはいないし、むしろ感謝しているのに。
俺は一生懸命に彼女に そのことを伝えた。君とのメールのやり取りが、どれだけ楽しかったか。寂しかった心がどれだけ癒されたか。灰色のモノクロームだった毎日が、彼女のおかげで鮮やかに色づいたことを。
彼女はただ「ありがとう」と言い、罰の悪そうな表情は最後まで消えることはなかった。
330 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:57:48 ID:ZqihJCh5
気まずい沈黙が続き、彼女は「ごちそうさま」と言った。
そして酔って迷惑をかけたことを改めて詫び、もう帰ると言った。
俺は駅まで送ると申し出て、ふたりでアパートをでて駅へ向かった。
重い沈黙は歩いている間もずっと続き、駅まではあっという間に着いてしまうのだった。通勤の時は毎日あんなに長く感じられるのにね。
駅の改札まで着くと、俺は嫌な予感が抑えられず、彼女に尋ねた。
「ねえ、メールは続けるんだよね?」
彼女はしばらく黙ったままで、「少し考えさせて」と言い切符を買いに行った。
切符を買って戻ってくる彼女。なかなかサヨナラを切り出せない二人。
やがて電車の到着を告げるアナウンスが響き、彼女は「じゃあ行くね」と言った。
黙ってうなずく俺に彼女は そっと近づきキスをした。人目は全く気にならなかった。
「バイバイ」と言って彼女は改札に吸い込まれ、電車は走り去っていった。
俺は嫌な予感に押しつぶされそうになっていて、キスしたことを全く喜べなかった。むしろそのキスが嫌な予感にとどめを刺していて、重い足取りでアパートへと戻った。
「考えさせて」と言われてしまい、メールが出せなくなってしまった俺は、何度も携帯をチェックしながら その日を終えた。
すぐに返事が来るだろうという淡い期待は打ち砕かれ 彼女からのメールは次の日になっても、その次の日になっても中々来ないのであった。
332 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 09:59:20 ID:hCct6XxK
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
333 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 09:59:51 ID:ZqihJCh5
ちょっと休憩します。っていうか少し寝ます。
たぶん今日中に書き終わると思います。
風邪のこと、心配してもらってありがとうございます。
334 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:00:29 ID:9UUjRR7b
悶え氏にそう…
336 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:01:12 ID:9UUjRR7b
>>1お疲れさまです
337 :猪頭 ◆tOPj/H8YVQ :2005/10/30(日) 10:01:15 ID:cOWyssAv
切ない....
その状態になってしまったら 待つしかない苦しい時間をすごさなくてはならない…
本当にハッピーエンドを希望する…
338 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:01:45 ID:bM2cWS4V
>>1
お疲れです!ゆっくり休んでくださいね!
続きは気長に待ってます(*´∀`)
339 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:03:10 ID:gCN9wfZC
早くメールしてこいよ(´д⊂゜。゜
342 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:06:37 ID:nPbrLnse
ああ
も ど か し い
343 :友美 ◆lcEPi5h3eE :2005/10/30(日) 10:09:08 ID:YcBlfr3H
。・゚・(ノД`)・゚・。
待ってますから必ず戻ってきてくださいね〜…(つД`)
364 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 10:52:35 ID:jhN3UTB7
ヤバイ…切なすぎる…。こんなに感動するとは思わなかった
リアルタイムで こんなスレに出逢えて幸せだ(つД`)
>>1さん乙!ゆっくり休んで早く風邪治せよ。楽しみに待ってるよ。
391 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 11:40:34 ID:ZqihJCh5
一眠りして起きたので続き書きます。なんかたくさんのレスを頂けて本当に嬉しいです。
食事とって風邪薬飲んだので、再び眠くなるまで頑張って書きますね。
394 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 11:44:29 ID:KQ9P2oHv
>>391
待ってました!!頑張れ!
409 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 11:51:14 ID:ZqihJCh5
彼女とのメールのない日々は、まるで胸の真ん中にぽっかりと穴を開けてしまったかの様に、俺の毎日を空虚で味気ないものへと変えてしまった。まるで体の半分を切り取られたみたい。
思えば朝起きてから夜眠るまで、食べた食事の内容や、満員電車の愚痴、会社で起こった些細な出来事の全てを俺は彼女に伝えていたのだ。
日々体験する出来事を共有できる相手を失い、俺の生活は また灰色のモノクロームな世界へ戻ってしまった。
彼女から ようやくメールが届いたのは その週の金曜日だった。メールの内容はあっさり。
「色々考えましたが、やはりメールを続けることはできません。色々とご迷惑をお掛けしました。本当にごめんなさい。」
メールを受信したのは会社帰りの電車の中だった。
背中に冷や水を浴びせられたような感覚が走り、視界はグラグラして、電車の中で倒れそうになった。
考え直して貰えるよう返事のメールを打とうとしたけど、指先が震えて うまくボタンが押せない。それに何を書いていいのかが分からない。
とりあえず落ち着こうと、その場でメールを書くのはあきらめ、とりあえず家に帰ることにした。
427 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 11:59:33 ID:ZqihJCh5
いつものようにコンビニで弁当を買い、アパートへと戻った。だが食欲が全くない。おなかは空いてるはずなのにね。
とりあえずシャワーを浴び、水を飲んで気持ちを落ち着け、彼女へのメールを打ち始めた。
「できれば美紀が考えたことと、メールを続けられない理由を教えてもらえないか?
俺の生活の中では もう美紀とのメールは生活の一部で、ただこんな風にもうメールはできないと言われても、気持ちの整理がつかないよ。無理言ってごめん。」
あれこれと考えながら10分以上考えて こんなメールを打った。
だが送信したメールは宛先不明で戻ってきてしまうのだった。美紀はメールアドレスを変えてしまった。もうこちらからは連絡の取り様がない。
さっきのメールに続いて、今度の送信エラーで、俺は その晩、完全にノックアウトされてしまった。
明日が土曜でよかった。平日だったらまた2週続けて会社を休むところだった。
430 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:00:39 ID:hCct6XxK
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
会ったときに番号とか聞かなかったんだね・・・
431 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:00:51 ID:bM2cWS4V
(´;ω;`)ウッ
436 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:02:08 ID:KQ9P2oHv
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
437 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:02:21 ID:9UUjRR7b
宛先不明でメール返ってくると、欝になる…
438 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:02:39 ID:LGFuFfbw
>>1はコンビニ弁当ばっかだな…大丈夫か?たまにはいいもの食べないと
445 :白鴉 ◆IyAlKUBHeQ :2005/10/30(日) 12:07:51 ID:Qzkfu94p
(ノ_<。)
446 :ピノ子:2005/10/30(日) 12:09:26 ID:cMH/ygAo
ハッピーエンド希望(*ノ´Д`)ノ
456 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 12:23:59 ID:ZqihJCh5
土曜日の俺は完全に抜け殻だった。人の形をしたただの置物。
何もする気が起きず、近所のマンガ喫茶に行き適当に選んだマンガを読んでみる。だがマンガもネットも何も頭に入らない。
深い絶望。突きつけられた現実が受け入れられず、俺の頭は外界の情報を遮断してしまったようだ。
せっかく5時間のパック料金ではいったのに、俺は1時間も経たないうちに店を出てしまった。
前日に送ったメールは、何かの間違いではないかという思い、その後3回送りなおした。
しかし全て宛先不明で帰ってくる。携帯会社のシステムトラブルではないみたいだ。
その日の帰り道、俺の頭にひとつのアイデアが浮かんだ。
彼女は俺がポイントカードに入会した店で、俺のアドレスや電話番号を知ったと言っていた。
彼女からのメールが届いた直前に作成したカードを探せば、彼女が働いていた店がわかるかも知れない。
家に帰って財布の中のカード類を全て床に広げてみた。勧められたカード類は、クレジットカードでもない限り大体加入してしまうので、俺の財布はいつもパンパン。肝心のお金は あんまり入っていないのだが。
美紀からのメールが来たのは8月の頭。
その頃入会したカードはひとつだけ。
4駅先のターミナル駅にある大きな洋服店だった。
463 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:28:15 ID:mT2Ltvpr
俺も出来れば、>>1には「ケータイの中だけ」ではない恋愛になってほしぃ...
464 :名無しさんの初恋:2005/10/30(日) 12:28:34 ID:WoO5Ryow
早く!早く!
続き!続き!
473 : ◆qOJOlxW/1U :2005/10/30(日) 12:34:33 ID:ZqihJCh5
次の日、俺はその洋服店へと向かった。
ひとつ間違えればストーカーだけれど、このままでは終われない。せめて理由が知りたい。
お金をとっていたことに彼女が罪悪感を感じていたのは、あの日の表情で想像がついた。
でもだったら今度は普通に友達として、またメールを始めることだってできるだろ?それとも彼女は俺とのメールが苦痛だったのだろうか?
実は俺はそれを一番恐れていた。俺が喜んでメールをしていたあの期間、彼女は本当はお金の為に、嫌々メールをしていたのだとしたら どうしようかと。
でもきっとそれは違うと信じていた。だってメールをするのも嫌な相手に普通キスなんてしないだろ?
ただ理由が知りたい。その一心で俺は店へと足を運んだ。緊張しながら店内に入る。ぐるっと店の中を一周し、彼女の姿を探す。しかしそう簡単には事は運ばない。店の中に彼女の姿はなかった。
俺は店の入り口のレジカウンターへと向かった。すみませんと声を掛けると店長らしき人が応対してきた。
「あの、ワカバヤシさんは今日は いらっしゃいませんか?」
銀行口座の名義人名が本人の名前だと確認していたので、俺はその名前で尋ねてみた。
「ワカバヤシなら先週で店を辞めたよ。」
二日連続のKOパンチ。またも視界はグラグラし始めた。
\ シェアする /
関連記事
- 交通事故で入院した病院でハーフの美少女と知り合った
- ロリコンな幼馴染との奇妙な関係
- 本気で人を好きになった奴にしかわからない事
- 義理の妹と一線越えたら
- 腐女子の先輩が美女になっていたんだが
- 「今週妻が浮気します」のまとめ
- 天然の女友達の枕元にコンドーム置いた結果
- 彼女が罪悪感から浮気を告白してきたんだが彼女の裏の顔が発覚
- 保育士♀に告白された
- 1000万円以上使って後輩の恋愛恐怖症を治そうとした時の話
- 母親とセックスしてるけど何か質問ある?
- 暴力とSEXで洗脳された風俗嬢と付き合ってたときの話
- 小学生の時から知ってる女の子のこと想い過ぎたら大変なことになった
- テンプレのようなビッチと付き合ってたころの話
- 職場に妄想男が来た
- 忘れられない元カノの話
- もし、万一彼女ができたらしたかったメールのやりとりあるだろ?
- 結婚式の準備中に婚約者が寝取られた
- 夫を愛してるのに他男とSEXしてしまった
- 会社勤めしている既婚女性の3割は浮気経験者らしいが、妻もその1人だった
- 今晩29歳処女とセックスするwwwwwwwwwwww
- 彼女の様子がおかしい
- 恋人からの大きな愛情を実感した事
- ソープ嬢に告られたんだが
- 15年好きな子がいるんだが・・・。
- 付き合っていない同僚♀の家で毎晩ご飯を食べるという謎な事態になってる
- 幼馴染とのSEX
- 元カノがうちの会社の入社面接に来た
- 幼なじみの事が今更気になり始めたので告白することにしたのだが
- 童顔の人妻と肉体関係になった話
-