バイトに出逢いなんてある訳ない
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364 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:20:03.48 ID:bzAF1cQfP
定時になると舞はすぐに帰った
残ったのは俺と愛華、横瀬さんは少し早く帰っていた
愛華「舞さん・・・あの人とどういう関係なんだろう?」
悠人「・・・分からない」
愛華「・・・永久崎は気にならないのか?」
悠人「・・・ならない」
嘘だ
愛華「そうか。店長、上がります」
店長「お疲れ〜」
悠人「俺も上がります」
店長「うぃーっすお疲れー」
愛華「時間開けて帰れよ」
悠人「方向は逆だろ。いいじゃないか」
店を出ると丁度雨が降り始めた
愛華「うわー・・・傘買って帰らないと」
悠人「じゃ」
愛華「傘は?」
悠人「なんか今日は雨にうたれたい気分なんだ」
そうすれば少しは冷静な思考が出来るかもしれない
愛華「ダメージ見え見え・・・」
その声は俺には届いていなかった
365 :名も無き被検体774号+:2014/02/13(木) 00:26:59.00 ID:oP2VI8VN0
どうするんだ悠ちゃん
366 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:28:05.69 ID:bzAF1cQfP
部屋に帰っても俺は思考が定まらずに ただ座っているだけだった
悠人(何がそんなに気になっているんだ・・・?)
自分の思考を自分で理解出来ていない
まるで実家から逃げたあの時みたいに
悠人(舞さんは昔馴染みの憧れの先輩と会って話がしたかっただけ・・・そう、ただそれだけだ)
そう、それだけ・・・
いや、それだけじゃない
何かが俺の中で まとまって行く
そうだ。
以前 舞の家で見た恋愛物のドラマであった展開だ
主人公が昔から好きだったヒロインを略奪するといあのシナリオ
理解できなかったあのシナリオが今では嫌なほど理解出来てしまう
舞とはただの友人同士だったはずなのに俺の姿と哀れなモブキャラクターの姿が重なる
悠人「取られた・・・」
367 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:37:38.89 ID:bzAF1cQfP
それから数時間が経った頃
美里「あれ?悠人いるんじゃん」
美里が部屋に入ってくる
美里「いくら節電だからって明かりはつけろよなぁー」
電気つけるとベッドで悠人が寝ている
美里「あれ?寝てたのか?悪いことしたな・・・」
悠人「・・・美里?」
美里「あ、起こしちゃったか。眠いなら寝てていいぞー。私は帰るから」
悠人「・・・今何時だ?」
美里「今?午後の8時だけど」
悠人「・・・飯か?」
美里「まぁ・・・目当てはそれだけど、疲れてるならいいよ」
悠人「待ってろ・・・すぐに作って・・・」
起き上がろうとした悠人が崩れ落ちるように倒れた
美里「悠人・・・・?」
悠人「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
美里「・・・!」
悠人の額に手を当てた
美里「悠人っ!風邪引いてるのか!?」
悠人「
368 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:45:23.33 ID:bzAF1cQfP
悠人「・・・ん?」
目が覚めると となりに美里がいた
悠人「美里・・・?」
美里「起きたか」
悠人「また寝てしまったか・・・」
美里「寝たってよりもぶっ倒れたって感じ」
悠人「は?」
美里「お母さんが早く帰ってきてよかった」
悠人「ぶっ倒れた?俺が?」
美里「風邪、この雨の中傘もささないで帰ってきたのか?びちょぬれだったぞ」
今気がついたが上着だけ着替えさせられてる
ガチャ
美里母「あら、もう大丈夫?」
悠人「なんか・・・迷惑かけちゃったみたいで・・・」
美里母「帰ったら美里がすごい勢いで悠人くんが!って騒ぐもんんだから」
美里「本当に死ぬかと思ったんだぞ!」
悠人「ありがとうございます・・・」
美里母「その、下の方着替えた方がいいかも。流石にそこは着替えさせられなかったから・・・」
悠人「・・・そ、そうですね///」
369 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:53:37.08 ID:bzAF1cQfP
何かあったらすぐに知らせてくれと言い残して二人は出て行った
言われたとおり着替えて再びベッドに入る
悠人「風邪ひくとか・・・自己管理がなってないな」
ふと舞風邪を引いた時を思い出した
悠人(とりあえず明日のバイトは行けないかな・・・)
電話すると出たのは小門だった
小門『まじでww風邪引いたのかwwお大事にww』
悠人「本当にすみません・・・」
だんだんと体調が悪くなって行くのが分かる
ふと、また昼間の事を思い出した
だが今度は冷静だ
悠人(ちょっと仲良くなったからっていい気になり過ぎたな)
女の何でもなような行動を気があると勘違いするのは良くあることらしい
きっとその現象に俺も囚われていた
ただそれだけだ
今で変わらず舞とは友達だ
そう割り切ることで俺の中で何かが収まって行くのがわかった
378 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:45:15.21 ID:6a8YNel1P
悠人「ぬぅっ・・・」
次に目が覚めたのは翌日のひるごろだった
悠人(そっか・・・バイトは休んだんだっけ)
力が全く入らない
悠人(起きることすら出来ないか・・・)
ただ天井を見つめるだけしか出来ない
悠人「ハラヘッタ・・・」
自分のものとは思えないほど細い声だ
学校は既に休業期間に入っているので行かなくてもいいのが唯一の救いだ
悠人(美里は・・・学校か、金曜だったもんな)
孤独だ・・・
悠人「ぬぉぉっ・・・!!」
頑張って身体を起こす
悠人「・・・だるい」
喉が渇いている
水が飲みたいが立てるとは思えない
悠人(でもこのままではミイラだ)
ゆっくり立ち上がり そのまま台所に向かおうとするのだが・・・
どてっ!
悠人「いてっ・・・!」
転んだ
379 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:51:45.72 ID:6a8YNel1P
それでもズリズリと台所に這い寄る
冷蔵庫のミネラルウォーターを引っ張り出し、一口飲む
悠人「ふぅ・・・」
こんなに弱ったのは初めてかもしれない
日光が差し込む薄暗い部屋で一人
悠人「ベッドに戻らないと・・・寒い」
また匍匐前進でベッドに戻る
まるで虫だ
ピンポーン
悠人(客か、だが今は出れない。悪いな)
居留守を決め込む
ピンポーン
ベッドに入ろうとしたが結構高くて戻れない
悠人(仕方ない・・・立つか)
よたよたとゆっくり立ち上がり・・・
完全に両足で立ったのと玄関が開いたのは同時だった
舞「ゆーちゃん・・・大丈夫?」
悠人「え?舞s・・・」
気が抜けたと同時にベッドに倒れる
舞「だ、大丈夫!?」
舞が慌てて入ってくる
定時になると舞はすぐに帰った
残ったのは俺と愛華、横瀬さんは少し早く帰っていた
愛華「舞さん・・・あの人とどういう関係なんだろう?」
悠人「・・・分からない」
愛華「・・・永久崎は気にならないのか?」
悠人「・・・ならない」
嘘だ
愛華「そうか。店長、上がります」
店長「お疲れ〜」
悠人「俺も上がります」
店長「うぃーっすお疲れー」
愛華「時間開けて帰れよ」
悠人「方向は逆だろ。いいじゃないか」
店を出ると丁度雨が降り始めた
愛華「うわー・・・傘買って帰らないと」
悠人「じゃ」
愛華「傘は?」
悠人「なんか今日は雨にうたれたい気分なんだ」
そうすれば少しは冷静な思考が出来るかもしれない
愛華「ダメージ見え見え・・・」
その声は俺には届いていなかった
365 :名も無き被検体774号+:2014/02/13(木) 00:26:59.00 ID:oP2VI8VN0
どうするんだ悠ちゃん
366 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:28:05.69 ID:bzAF1cQfP
部屋に帰っても俺は思考が定まらずに ただ座っているだけだった
悠人(何がそんなに気になっているんだ・・・?)
自分の思考を自分で理解出来ていない
まるで実家から逃げたあの時みたいに
悠人(舞さんは昔馴染みの憧れの先輩と会って話がしたかっただけ・・・そう、ただそれだけだ)
そう、それだけ・・・
いや、それだけじゃない
何かが俺の中で まとまって行く
そうだ。
以前 舞の家で見た恋愛物のドラマであった展開だ
主人公が昔から好きだったヒロインを略奪するといあのシナリオ
理解できなかったあのシナリオが今では嫌なほど理解出来てしまう
舞とはただの友人同士だったはずなのに俺の姿と哀れなモブキャラクターの姿が重なる
悠人「取られた・・・」
367 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:37:38.89 ID:bzAF1cQfP
それから数時間が経った頃
美里「あれ?悠人いるんじゃん」
美里が部屋に入ってくる
美里「いくら節電だからって明かりはつけろよなぁー」
電気つけるとベッドで悠人が寝ている
美里「あれ?寝てたのか?悪いことしたな・・・」
悠人「・・・美里?」
美里「あ、起こしちゃったか。眠いなら寝てていいぞー。私は帰るから」
悠人「・・・今何時だ?」
美里「今?午後の8時だけど」
悠人「・・・飯か?」
美里「まぁ・・・目当てはそれだけど、疲れてるならいいよ」
悠人「待ってろ・・・すぐに作って・・・」
起き上がろうとした悠人が崩れ落ちるように倒れた
美里「悠人・・・・?」
悠人「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
美里「・・・!」
悠人の額に手を当てた
美里「悠人っ!風邪引いてるのか!?」
悠人「
368 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:45:23.33 ID:bzAF1cQfP
悠人「・・・ん?」
目が覚めると となりに美里がいた
悠人「美里・・・?」
美里「起きたか」
悠人「また寝てしまったか・・・」
美里「寝たってよりもぶっ倒れたって感じ」
悠人「は?」
美里「お母さんが早く帰ってきてよかった」
悠人「ぶっ倒れた?俺が?」
美里「風邪、この雨の中傘もささないで帰ってきたのか?びちょぬれだったぞ」
今気がついたが上着だけ着替えさせられてる
ガチャ
美里母「あら、もう大丈夫?」
悠人「なんか・・・迷惑かけちゃったみたいで・・・」
美里母「帰ったら美里がすごい勢いで悠人くんが!って騒ぐもんんだから」
美里「本当に死ぬかと思ったんだぞ!」
悠人「ありがとうございます・・・」
美里母「その、下の方着替えた方がいいかも。流石にそこは着替えさせられなかったから・・・」
悠人「・・・そ、そうですね///」
369 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/13(木) 00:53:37.08 ID:bzAF1cQfP
何かあったらすぐに知らせてくれと言い残して二人は出て行った
言われたとおり着替えて再びベッドに入る
悠人「風邪ひくとか・・・自己管理がなってないな」
ふと舞風邪を引いた時を思い出した
悠人(とりあえず明日のバイトは行けないかな・・・)
電話すると出たのは小門だった
小門『まじでww風邪引いたのかwwお大事にww』
悠人「本当にすみません・・・」
だんだんと体調が悪くなって行くのが分かる
ふと、また昼間の事を思い出した
だが今度は冷静だ
悠人(ちょっと仲良くなったからっていい気になり過ぎたな)
女の何でもなような行動を気があると勘違いするのは良くあることらしい
きっとその現象に俺も囚われていた
ただそれだけだ
今で変わらず舞とは友達だ
そう割り切ることで俺の中で何かが収まって行くのがわかった
378 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:45:15.21 ID:6a8YNel1P
悠人「ぬぅっ・・・」
次に目が覚めたのは翌日のひるごろだった
悠人(そっか・・・バイトは休んだんだっけ)
力が全く入らない
悠人(起きることすら出来ないか・・・)
ただ天井を見つめるだけしか出来ない
悠人「ハラヘッタ・・・」
自分のものとは思えないほど細い声だ
学校は既に休業期間に入っているので行かなくてもいいのが唯一の救いだ
悠人(美里は・・・学校か、金曜だったもんな)
孤独だ・・・
悠人「ぬぉぉっ・・・!!」
頑張って身体を起こす
悠人「・・・だるい」
喉が渇いている
水が飲みたいが立てるとは思えない
悠人(でもこのままではミイラだ)
ゆっくり立ち上がり そのまま台所に向かおうとするのだが・・・
どてっ!
悠人「いてっ・・・!」
転んだ
379 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/02/14(金) 01:51:45.72 ID:6a8YNel1P
それでもズリズリと台所に這い寄る
冷蔵庫のミネラルウォーターを引っ張り出し、一口飲む
悠人「ふぅ・・・」
こんなに弱ったのは初めてかもしれない
日光が差し込む薄暗い部屋で一人
悠人「ベッドに戻らないと・・・寒い」
また匍匐前進でベッドに戻る
まるで虫だ
ピンポーン
悠人(客か、だが今は出れない。悪いな)
居留守を決め込む
ピンポーン
ベッドに入ろうとしたが結構高くて戻れない
悠人(仕方ない・・・立つか)
よたよたとゆっくり立ち上がり・・・
完全に両足で立ったのと玄関が開いたのは同時だった
舞「ゆーちゃん・・・大丈夫?」
悠人「え?舞s・・・」
気が抜けたと同時にベッドに倒れる
舞「だ、大丈夫!?」
舞が慌てて入ってくる
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