2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg easterEgg
 
 

バイトに出逢いなんてある訳ない
(36ページ目)  最初から読む >>

 

\ シェアする /


690 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:10:20.65 ID:JTxp4qQO0
悠人「・・・帰ろうか・・・舞さんの家に」

舞「・・・うん」


出発までの短い残りの時間は舞の家で過ごすことにした

荷物をまとめて永久崎邸から出て行く

仲良くなった弟子達が見送りに来てくれた


女弟子A「舞ちゃん、また来てね!」

舞「うん!」

弟子A「もう一泊して行けばいいのに」

悠人「悪いけど時間がないんだ」

弟子B「時間?」

悠人「・・・うん」

弟子D「やはり『気』だ!お前は気の使い手なんだ!」

舞「わ、わたしが?」

弟子E「それ以外考えられん・・・。そのうち波がでるぞ、波が!」

舞「・・・波?」

悠一「父さん達また出かけたみたい」

悠人「そっか、忙しいみたいだね」

悠一「・・・頑張れよ」

悠人「兄さんもね」


こうして悠人の突然の帰郷は終わった



691 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:20:27.25 ID:JTxp4qQO0
二人が舞の家に戻ったのは午後の9時過ぎ

舞父と勝は次の日に帰ってくる予定なので居ない


悠人「遅くなっちゃったね」

舞「ゆーちゃんがビーフシチューが食べたいって言うから材料買いにいってたからだよ〜!」

悠人「そだった・・・」

舞「じゃ、さっさと作っちゃうから待ってて」

悠人「わかった」


リビングのソファーに腰掛け部屋を見渡す

この家はこのまま残しておくらしい

家具もそのままだ


悠人(ちょくちょく帰ってくるってことだよな・・・)

少しでも楽観的な見方をしないと悲しみに負けてしまいそうだ

舞「後は煮込むターイム」

悠人「はやっ!」

舞「ふふん、わたしの手際の良さを甘く見るなよ〜?」

悠人「・・・明日がバイト最後だね」

舞「うん・・・愛ちゃんとかにも秘密にしてたからびっくりするよね」

悠人「多分泣くよ」

舞「・・・かもね」


しばしの沈黙


悠人「俺・・・舞さんと出逢えて良かった」

舞「ゆーちゃん・・・」

悠人「バイトでなんて そんな人付き合いしようなんて思ってなかったからさ・・・まさか沢山の仲間とか友達とか・・・」

悠人「大切な人に出逢えるなんて・・・思ってなかった」

舞「・・・わたしもあのバイトしてて良かった。そうじゃなかったらこんなに幸せな気分になれなかったと思う」




692 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:28:00.38 ID:JTxp4qQO0
悠人「・・・舞さん」

舞「ゆーちゃん・・・」


悠人「鍋・・・多分吹きこぼれてる」

舞「・・・え・・・あ!あああ!!」


慌てて火を弱めに行く舞


舞「・・・ふふっw」

悠人「・・・?」


舞「せっかくいいムードだったのに・・・流石ゆーちゃん」

悠人「あ・・・ごめん」


舞「そこが好きだよ」


スッっと自然な動きで顔を近づけ口とロが重なる


悠人「・・・!?」

舞「鈍感な上に隙だらけ・・・こりゃ心配だなぁ」


悠人「・・・ごめん」

舞「えいっ」


舞に押し倒されソファーに横になる


舞「・・・もう・・・これくらいいいよね」

悠人「・・・なにg」


以下割愛

夜は更けて行く



693 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/09(日) 03:32:50.87 ID:JTxp4qQO0
翌朝

悠人「・・・腹減った」


空腹で目が覚めた

舞の部屋だ

昨夜のビーフシチューは結局食べられて居ない


悠人「・・・舞さん?」

一緒に寝ていた筈の舞の姿がない

悠人「ふあぁ〜・・・寝不足だ・・・」


疲れが全く取れない

ってかむしろ疲れてる

部屋をでると一階からいい匂いがする


悠人「・・・ビーフシチューだ」

一階に降りると舞がビーフシチューの鍋を温めていた


舞「あ、おはよ〜」

悠人「おはよ・・・ふぁ〜・・・」


舞「なんか疲れてる?」

悠人「そりゃそうでしょ・・・ってか舞さんは大丈夫なの?」


舞「うん!体力全快!気分もスッキリ!」

悠人「すげぇ・・・」



697 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:03:44.17 ID:dwk3sqmZ0
翌日

愛華「ま\"い\"さ\"〜ん\"!!」

舞「どっ、どうしたの!?」


愛華「い\"ち\"ゃや\"だ〜!!」

舞「そんなに泣かなくても・・・」


愛華「うえーん!!!」

舞「なんか・・・そこまで泣いてもらうとちょっと嬉しい」


今日がバイトの最終日

明日出発だ


悠人「・・・そんなに泣くと舞さんだって行きづらくなるよ」

愛華「むしろそれがいい〜!!」

舞「・・・ごめんね」

悠人(・・・素直に俺も泣いて喚きたいけど・・・一番辛いのは舞さんなんだよな)

店長「本当に今までありがとう」

舞「いえ、こちらこそ今までありがとうございました」


これで本当に最後・・・


舞「あ、そうだ愛ちゃん」

愛華「なんですか!?私も連れてってくれるんですか!?」

舞「ゆーちゃんのこと よろしくできる?」


悠人「ふぇ?」

愛華「へ?」

舞「ゆーちゃん浮気しそうだからさ。わたしがいない間監視役」

愛華「浮気したら殺せばいいですか?」

悠人「絶対しないから」




698 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:09:01.50 ID:dwk3sqmZ0
舞「ちゃんとゆーちゃんとも仲良くね?」

愛華「それは・・・」チラッ

悠人「・・・なんだよ」

愛華「むりです」

舞「そう言わずに・・・ゆーちゃん結構寂しがり屋だし」

愛華「寂しくて死ねばいいじゃないですか」

悠人「死なねーから」

舞「あははw・・・寂しがり屋はわたしかも・・・」

悠人「・・・」

愛華「一年間で戻って来るんですよね?」

舞「うん」

愛華「かならず、待ってますから!」

舞「・・・ありがとう」



699 : ◆7A2lLTKUspN0 :2014/03/10(月) 02:13:41.50 ID:dwk3sqmZ0
その日の晩

舞父「この家ともしばらくお別れか・・・」

舞「だね・・・」

勝「寂しいね・・・」

悠人「・・・」


最後に一家プラス悠人で揃って夕飯を食べることにした


舞父「悠人くん・・・いろいろ大変だと思うけど、がんばって」

悠人「はい」

舞「・・・たった一年間くらいすぐだって!」

悠人「だよね」


最後の夕飯はハンバーグだった

わいわいと楽しくもどこかしんみりした夕飯だった

悠人(・・・タイミングだ・・・タイミングが全て・・・)

夕飯を食べ終わり舞父がソファーに座ってテレビを見始めた

悠人「・・・(今だ!)」






\ シェアする /


関連記事

 
 
 
 
カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, 胸キュン, ほのぼの,
 

 
 
 
 

おすすめ記事2

 
 

人気記事(7days)

 
 
 

おすすめ記事1