何年も前、すごい好きだった大学の先輩の話を書きます
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334 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:18:48.19 ID:VeZltx4N0
先輩のワンピースは、反則的なまでに可愛かった。
先輩は照れくさそうに身体をモジモジさせ、ずっと落ち着きなくそわそわしていた。
俺の口からは、自動的に先輩を褒め称える言葉が出た。
先輩をそれを受けて、顔を真っ赤にしていた。
俺の様子は明らかにおかしかったと思うが、俺は普段から表情も少なく、感情も見え辛いキャラらしいので、最初は先輩も違和感に気づいてなかったんだと思う。
でも途中から、「大丈夫?具合悪いの?」と頻繁に聞かれ、その度に否定していた。デートを楽しんでないと思われるのが嫌で、必死で作り笑顔を浮かべ続けた。
先輩の楽しそうな笑顔や、心配そうな顔を見るたびに、胸が高鳴り、それと同時に、Aの言葉を思い出しては締め付けれれるように痛んだ。
この後に及んで何かの間違いだと思いたかった。
335 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:19:49.97 ID:VeZltx4N0
デートは日が暮れると同時に終わった。
別れ際、先輩は俺を呼び止め、
「前に○○君があたしに言ってくれた事ってまだ有効?」と尋ねてきた。
一瞬 何のことかわからずに立ち尽くしていると、
「だから……その、告白してくれたじゃん?」とはにかみながら、上目遣いで眺めてきた。
Aの言葉が頭をよぎったが、それでも俺の首は自動的に縦に動いていた。実際好きだったし、好きでいたかったから。
先輩は安心したように、ぱぁっと笑顔を咲かせて、「そっか。」と言うと、踵を返して足早に地下鉄構内へ去っていった。
それでも何度もこっちを振り返っては、ぶんぶんと手を振ってくれた。
その数十分後、
「ちゃんと○○君の気持ちに応えられるよう、毎日一生懸命色々と考えてます。もうちょっとだけ時間を下さい。○○君との事、真剣に考えてます。」とメールが来た。
この短期間に起きた出来事を、上手く消化できずにいた俺は、ただ とぼとぼと家路につくしか出来なかった。
336 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:20:55.59 ID:VeZltx4N0
その晩。Aから電話。「今ヒマ?」晩飯の誘いだった。
実際ヒマだったし、この間のことを、いつかはきちんと聞かなきゃと思っていたから誘いに乗った。
呼び出されたファミレスにはAが一人でいた。
いつも軽薄そうにヘラヘラしてるAは、珍しく何やら難しそうな顔をしていた。席につき、微妙な空気な中食事もそこそこ進むと、Aから核心を切り出してきた。
「なぁ?お前ヒカルちゃんと付き合ってんの?」
俺は無言で首を横に振った。
「ふぅん。じゃあもしかして好きなん?」
一呼吸置いて、黙ったまま頷いた。
Aは、それを見届けると額に手をあて、「マジかー。」とうな垂れた。
顔を上げると、「悪かった。マジで。」と、罰が悪そうに謝ってきた。
俺はそれを聞いて、間違いじゃなかったんだと悟り、何か自分の中で糸が切れてしまい、涙を零してしまった。
339 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:44:39.94 ID:mDpf6Vk30
なんか読んでるだけで胸が押し潰されそう…。
342 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:25:29.79 ID:VeZltx4N0
あんまり俺が泣きじゃくるから、Aは俺を外の公園に連れ出した。
この話には関係ないが、ファミレスには知り合いがバイトしてて、俺とAがゲイカップルという噂も広まったらしい。勿論半分冗談だったんだろうが。
とにかくベンチでうなだれて座っている俺に、Aは缶コーヒーを買ってきてくれた。
しばらく俺達は無言のままだった。
俺はなんとか声を振り絞って、「いつから?」とだけ呟いた。
Aは頭をガシガシ掻き毟ると、「……結構前から。」と申し訳なさそうにいった。
「なんで?」
「酒飲んでて……それで。」
また長い沈黙。
俺はただでさえ屈んで座っていたのに、自分の膝に顔を埋めるように、ベンチの上で体育座りをした。
344 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:27:52.94 ID:VeZltx4N0
Aが口を開いた。
「最初はさ、○○先輩っているだろ?4年の。もう引退してるけど。俺あの人と仲良いから家で飲んでたんだよ。
そしたらヒカルちゃん家に呼んでさ、最初は普通に飲んでたんだけど、
俺いつの間にか寝ちゃっててさ、そんでなんか目覚めるとと、
やってたんだよ。二人。前からセフレだったらしいけど。
そんで俺ビックリしたんだけどさ、なんか○○先輩が一緒にやろうぜ、って。」
Aは淡々と話そうとしてたんだろうが、その声は少し震えていた。
俺は黙って聞いていて、Aは続けた。
345 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:28:26.17 ID:VeZltx4N0
「で、俺とヒカルちゃんは それから。
でもさ、あの人 結構してるらしいぞ?
うちの学校じゃ○○先輩と俺と、あとBだけだけど、あ、Bもまぁ似たようなきっかけだったんだけど、
他の学校の人とかと、ほらヒカルちゃん人気あるじゃん?そういう人とかと、あとバイト先とかでは結構……らしいぞ。
彼氏は ずっといないっぽいけど。」
涙はもう止まっていたけど、俺は信じたくなかった。「そんな人じゃない!」と鼻水垂らしながら言った。
Aは困ったように、「ああ、まぁ、なんつうか、わからんけどさ。」と言葉を濁すと、俺の顔を覗き込むように、
「実際 お前らどうなの?どんな感じなん?」と聞いてきた。
「わからん。でも付き合えると思ってた。」
Aは大きく溜息をつくと、
「……別にそこまでお前と仲良くないしさ、どうでもいいっちゃどうでもいいけど、止めといたほうがいいと思うぞ?
だって今も○○先輩のとこ行ってるし。ヒカルちゃん。」
346 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:28:54.91 ID:VeZltx4N0
それを聞いて、心臓が止まるんじゃないかってくらい動悸が激しくなり、目を瞑ると、上下の平衡感覚が一切無くなったかのように頭が揺れた。
しばらくベンチで座り続けた。多分30分くらい。Aも黙って横に座り続けてた。
やがて口を開くと、
「本当はさ、俺も誘われたんだけど、なんか気になったから断った。でも多分代わりにBが行ってると思うわ。」
Aはずっとしょげたままの俺の肩を叩き、
「まぁ女なんて腐るほどいるからさ、そういう事もあるって!」と慰めてきた。「なんなら紹介してやっからよ。」とも。
我ながら情けないことに、いつまでも女々しい俺は、「ヒカル先輩以外考えられない。」と子供のように駄々をこねた。
Aは何かを言って、立ち去っていった。何を言ったのかは聞き取れなかった。「まぁがんばれよ。」とかそんなんだったと思う。
347 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:31:03.62 ID:VeZltx4N0
それから俺はゾンビのように夜の街を、目的もなくふらふらと彷徨った。
いつの間にか、俺は○○先輩のアパートの前まで来ていた。
何度もチャイムを鳴らすかどうかを迷い、そして思いとどまり、その近所をぶらつくという事を何度も繰り返した。
○○先輩の部屋は丁度一回の角部屋で、でも明かりは着いてないように思えた。カーテンも閉まっていた。
その時の俺は、もう一般常識における善悪の判別が出来るには、ほど遠い精神状態で、結果からいうと、生垣を超えて、○○先輩の部屋の裏庭へ侵入して、そこで聞き耳を立ててしまった。
中からは薄っすらと女性の喘ぎ声が聞こえてきた。それがヒカル先輩のかどうかはわからなかった。
元の声がわからないくらい、それは高くて、激しくリズムカルだったから。
でもその声の主は、喘ぎ、そして自分がイクことを知らせる合間に、時折Bの名前を呼んで、何度も何度も自分からBのセックスを褒めるような素の口調が聞こえてきた。
それは、明らかに自分が好きな人のものだった。
ちなみにBはヒップホップ系のデブで、色んな意味でドラゴンアッシュのDJにそっくり。
348 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:32:00.01 ID:VeZltx4N0
ずっと聞き耳を立ててた。逃げたいとか、そんな気持ちすらなくて、ただ立ち尽くすしか出来なかった。
やがて喘ぎ声が聞こえなくなったのだが、それでもベッドが激しく軋む音と、肉がぱんぱんとぶつかる音は聞こえてきて、
やがて「じゅっぷじゅっぷ」と、まるで飴をいやらしく舐めるような音と、その合間に、息継ぎをするような音も聞こえてきた。
俺のちんこは、いつの間にか完全に萎えていた。
中からは、Bの「やっべ。いきそ。いっていい?」と野太い声と共に、ベッドが軋む音と、喘ぎ声の激しさが加速していき、そしてその音が一斉に、そして同時に止まった。
その直後、おそらく二人分の荒い息遣いだけが聞こえてきとかと思うと、聞きなれた○○先輩の「おい早くどけよ。」という声が聞こえてきて、ぎっぎっとベッドの上で人が移動する音が聞こえてくると、やはり聞き慣れた好きな人の「えー、ちょっと休憩しよーよ。」という声が聞こえてきた。
349 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:33:44.32 ID:VeZltx4N0
その後、ベッドの軋む音と、喘ぎ声が激しく再開した。
喘ぎ声の主は、何度も「すごい」と「いいよ」を交互に連呼していた。
それも、Bの「ちょ、俺のも舐めてよ。」「ああすげ。そうそう。綺麗に。」という声を境に、くぐくもった喘ぎ声に変わった。
俺は自分がすごい惨めになってきて、その場所を離れた。
泣きじゃくりながらも、ちゃんと歩いて帰った。こんな時でも、意外としっかり歩けるんだなと、自分で可笑しく思った。
家に帰ると、これも意外なことにすぐに寝れた。ベッドに倒れこみ、目を瞑ると、気を失うように、
気がつくと朝になってた。
350 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:34:04.65 ID:VeZltx4N0
不思議なことに気分は わりとスッキリとしていて、とても前向きに考えられた。
どういう結果になろうと、ヒカル先輩と、ちゃんと話をしようと思えた。
大事な話があると伝え、無理矢理時間を作ってもらい、二人きりで会った。ヒカル先輩は、また見たことのない、可愛らしい女の子っぽい服を着ていた。
ずっと俺をモジモジしながら、何かを期待するような上目遣いで見ていた。俺は簡潔に、Aから聞いたことを伝えた。
その瞬間、ヒカル先輩は顔を真っ白にして、その場にしゃがみ込んだ。
俺は別に嫌いになったわけでもないし、怒ってるわけでもないと伝えた。本心だった。
それでもヒカル先輩は完全に泣き崩れ、でも どうしようも無かった俺は、無言で踵を返して帰宅した。
351 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:35:10.19 ID:VeZltx4N0
それから一日後。
今度はヒカル先輩から会ってほしいと連絡があった。
先輩の部屋に呼ばれた。
初めてあがる先輩の部屋は、とても簡素で、でも甘い匂いが漂っていたり、全体的に暖色系の色使いだったり、枕元に一つ小さなヌイグルミがあったりで、ところどころは、やはり普通の女の子だなと思えるような部屋だった。
先輩は俺にお茶を出すと、開口一番謝罪してきた。殆ど土下座。
「傷つけるようなことして ごめんなさい。」
俺は どう返したらいいかわからず黙っていた。
しばらく無言が続き、
「……軽蔑した?」と先輩。
352 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:36:33.33 ID:VeZltx4N0
「別に……そんなんじゃないです。」
また無言。
重い空気がじっと漂ってた。
「なんでですか?」やっと口を開けたと思ったら、抽象的な質問しか出来なかったが、先輩は罰が悪そうに、消え入りそうな声でそれに答えていった。
「○○先輩とは、その、結構前からで……」
「Bとも?」
「B君は、そうでもない。とにかくごめん。」
「……別に俺彼氏でもなんでもないから、怒る権利とかないです」
先輩は俺の言葉を聞いて、辛そうに顔を歪めて伏せた。
「……いまさら信じてもらおうなんて思えないけど、○○君ときちんと付き合いたいと思ってた。」
先輩は、そのままぽつりぽつりと、ゆっくりと、まるで先輩じゃないみたいに、弱々しい口調で語り出した。
先輩のワンピースは、反則的なまでに可愛かった。
先輩は照れくさそうに身体をモジモジさせ、ずっと落ち着きなくそわそわしていた。
俺の口からは、自動的に先輩を褒め称える言葉が出た。
先輩をそれを受けて、顔を真っ赤にしていた。
俺の様子は明らかにおかしかったと思うが、俺は普段から表情も少なく、感情も見え辛いキャラらしいので、最初は先輩も違和感に気づいてなかったんだと思う。
でも途中から、「大丈夫?具合悪いの?」と頻繁に聞かれ、その度に否定していた。デートを楽しんでないと思われるのが嫌で、必死で作り笑顔を浮かべ続けた。
先輩の楽しそうな笑顔や、心配そうな顔を見るたびに、胸が高鳴り、それと同時に、Aの言葉を思い出しては締め付けれれるように痛んだ。
この後に及んで何かの間違いだと思いたかった。
335 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:19:49.97 ID:VeZltx4N0
デートは日が暮れると同時に終わった。
別れ際、先輩は俺を呼び止め、
「前に○○君があたしに言ってくれた事ってまだ有効?」と尋ねてきた。
一瞬 何のことかわからずに立ち尽くしていると、
「だから……その、告白してくれたじゃん?」とはにかみながら、上目遣いで眺めてきた。
Aの言葉が頭をよぎったが、それでも俺の首は自動的に縦に動いていた。実際好きだったし、好きでいたかったから。
先輩は安心したように、ぱぁっと笑顔を咲かせて、「そっか。」と言うと、踵を返して足早に地下鉄構内へ去っていった。
それでも何度もこっちを振り返っては、ぶんぶんと手を振ってくれた。
その数十分後、
「ちゃんと○○君の気持ちに応えられるよう、毎日一生懸命色々と考えてます。もうちょっとだけ時間を下さい。○○君との事、真剣に考えてます。」とメールが来た。
この短期間に起きた出来事を、上手く消化できずにいた俺は、ただ とぼとぼと家路につくしか出来なかった。
336 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:20:55.59 ID:VeZltx4N0
その晩。Aから電話。「今ヒマ?」晩飯の誘いだった。
実際ヒマだったし、この間のことを、いつかはきちんと聞かなきゃと思っていたから誘いに乗った。
呼び出されたファミレスにはAが一人でいた。
いつも軽薄そうにヘラヘラしてるAは、珍しく何やら難しそうな顔をしていた。席につき、微妙な空気な中食事もそこそこ進むと、Aから核心を切り出してきた。
「なぁ?お前ヒカルちゃんと付き合ってんの?」
俺は無言で首を横に振った。
「ふぅん。じゃあもしかして好きなん?」
一呼吸置いて、黙ったまま頷いた。
Aは、それを見届けると額に手をあて、「マジかー。」とうな垂れた。
顔を上げると、「悪かった。マジで。」と、罰が悪そうに謝ってきた。
俺はそれを聞いて、間違いじゃなかったんだと悟り、何か自分の中で糸が切れてしまい、涙を零してしまった。
339 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 17:44:39.94 ID:mDpf6Vk30
なんか読んでるだけで胸が押し潰されそう…。
342 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:25:29.79 ID:VeZltx4N0
あんまり俺が泣きじゃくるから、Aは俺を外の公園に連れ出した。
この話には関係ないが、ファミレスには知り合いがバイトしてて、俺とAがゲイカップルという噂も広まったらしい。勿論半分冗談だったんだろうが。
とにかくベンチでうなだれて座っている俺に、Aは缶コーヒーを買ってきてくれた。
しばらく俺達は無言のままだった。
俺はなんとか声を振り絞って、「いつから?」とだけ呟いた。
Aは頭をガシガシ掻き毟ると、「……結構前から。」と申し訳なさそうにいった。
「なんで?」
「酒飲んでて……それで。」
また長い沈黙。
俺はただでさえ屈んで座っていたのに、自分の膝に顔を埋めるように、ベンチの上で体育座りをした。
344 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:27:52.94 ID:VeZltx4N0
Aが口を開いた。
「最初はさ、○○先輩っているだろ?4年の。もう引退してるけど。俺あの人と仲良いから家で飲んでたんだよ。
そしたらヒカルちゃん家に呼んでさ、最初は普通に飲んでたんだけど、
俺いつの間にか寝ちゃっててさ、そんでなんか目覚めるとと、
やってたんだよ。二人。前からセフレだったらしいけど。
そんで俺ビックリしたんだけどさ、なんか○○先輩が一緒にやろうぜ、って。」
Aは淡々と話そうとしてたんだろうが、その声は少し震えていた。
俺は黙って聞いていて、Aは続けた。
345 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:28:26.17 ID:VeZltx4N0
「で、俺とヒカルちゃんは それから。
でもさ、あの人 結構してるらしいぞ?
うちの学校じゃ○○先輩と俺と、あとBだけだけど、あ、Bもまぁ似たようなきっかけだったんだけど、
他の学校の人とかと、ほらヒカルちゃん人気あるじゃん?そういう人とかと、あとバイト先とかでは結構……らしいぞ。
彼氏は ずっといないっぽいけど。」
涙はもう止まっていたけど、俺は信じたくなかった。「そんな人じゃない!」と鼻水垂らしながら言った。
Aは困ったように、「ああ、まぁ、なんつうか、わからんけどさ。」と言葉を濁すと、俺の顔を覗き込むように、
「実際 お前らどうなの?どんな感じなん?」と聞いてきた。
「わからん。でも付き合えると思ってた。」
Aは大きく溜息をつくと、
「……別にそこまでお前と仲良くないしさ、どうでもいいっちゃどうでもいいけど、止めといたほうがいいと思うぞ?
だって今も○○先輩のとこ行ってるし。ヒカルちゃん。」
346 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:28:54.91 ID:VeZltx4N0
それを聞いて、心臓が止まるんじゃないかってくらい動悸が激しくなり、目を瞑ると、上下の平衡感覚が一切無くなったかのように頭が揺れた。
しばらくベンチで座り続けた。多分30分くらい。Aも黙って横に座り続けてた。
やがて口を開くと、
「本当はさ、俺も誘われたんだけど、なんか気になったから断った。でも多分代わりにBが行ってると思うわ。」
Aはずっとしょげたままの俺の肩を叩き、
「まぁ女なんて腐るほどいるからさ、そういう事もあるって!」と慰めてきた。「なんなら紹介してやっからよ。」とも。
我ながら情けないことに、いつまでも女々しい俺は、「ヒカル先輩以外考えられない。」と子供のように駄々をこねた。
Aは何かを言って、立ち去っていった。何を言ったのかは聞き取れなかった。「まぁがんばれよ。」とかそんなんだったと思う。
347 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:31:03.62 ID:VeZltx4N0
それから俺はゾンビのように夜の街を、目的もなくふらふらと彷徨った。
いつの間にか、俺は○○先輩のアパートの前まで来ていた。
何度もチャイムを鳴らすかどうかを迷い、そして思いとどまり、その近所をぶらつくという事を何度も繰り返した。
○○先輩の部屋は丁度一回の角部屋で、でも明かりは着いてないように思えた。カーテンも閉まっていた。
その時の俺は、もう一般常識における善悪の判別が出来るには、ほど遠い精神状態で、結果からいうと、生垣を超えて、○○先輩の部屋の裏庭へ侵入して、そこで聞き耳を立ててしまった。
中からは薄っすらと女性の喘ぎ声が聞こえてきた。それがヒカル先輩のかどうかはわからなかった。
元の声がわからないくらい、それは高くて、激しくリズムカルだったから。
でもその声の主は、喘ぎ、そして自分がイクことを知らせる合間に、時折Bの名前を呼んで、何度も何度も自分からBのセックスを褒めるような素の口調が聞こえてきた。
それは、明らかに自分が好きな人のものだった。
ちなみにBはヒップホップ系のデブで、色んな意味でドラゴンアッシュのDJにそっくり。
348 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:32:00.01 ID:VeZltx4N0
ずっと聞き耳を立ててた。逃げたいとか、そんな気持ちすらなくて、ただ立ち尽くすしか出来なかった。
やがて喘ぎ声が聞こえなくなったのだが、それでもベッドが激しく軋む音と、肉がぱんぱんとぶつかる音は聞こえてきて、
やがて「じゅっぷじゅっぷ」と、まるで飴をいやらしく舐めるような音と、その合間に、息継ぎをするような音も聞こえてきた。
俺のちんこは、いつの間にか完全に萎えていた。
中からは、Bの「やっべ。いきそ。いっていい?」と野太い声と共に、ベッドが軋む音と、喘ぎ声の激しさが加速していき、そしてその音が一斉に、そして同時に止まった。
その直後、おそらく二人分の荒い息遣いだけが聞こえてきとかと思うと、聞きなれた○○先輩の「おい早くどけよ。」という声が聞こえてきて、ぎっぎっとベッドの上で人が移動する音が聞こえてくると、やはり聞き慣れた好きな人の「えー、ちょっと休憩しよーよ。」という声が聞こえてきた。
349 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:33:44.32 ID:VeZltx4N0
その後、ベッドの軋む音と、喘ぎ声が激しく再開した。
喘ぎ声の主は、何度も「すごい」と「いいよ」を交互に連呼していた。
それも、Bの「ちょ、俺のも舐めてよ。」「ああすげ。そうそう。綺麗に。」という声を境に、くぐくもった喘ぎ声に変わった。
俺は自分がすごい惨めになってきて、その場所を離れた。
泣きじゃくりながらも、ちゃんと歩いて帰った。こんな時でも、意外としっかり歩けるんだなと、自分で可笑しく思った。
家に帰ると、これも意外なことにすぐに寝れた。ベッドに倒れこみ、目を瞑ると、気を失うように、
気がつくと朝になってた。
350 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:34:04.65 ID:VeZltx4N0
不思議なことに気分は わりとスッキリとしていて、とても前向きに考えられた。
どういう結果になろうと、ヒカル先輩と、ちゃんと話をしようと思えた。
大事な話があると伝え、無理矢理時間を作ってもらい、二人きりで会った。ヒカル先輩は、また見たことのない、可愛らしい女の子っぽい服を着ていた。
ずっと俺をモジモジしながら、何かを期待するような上目遣いで見ていた。俺は簡潔に、Aから聞いたことを伝えた。
その瞬間、ヒカル先輩は顔を真っ白にして、その場にしゃがみ込んだ。
俺は別に嫌いになったわけでもないし、怒ってるわけでもないと伝えた。本心だった。
それでもヒカル先輩は完全に泣き崩れ、でも どうしようも無かった俺は、無言で踵を返して帰宅した。
351 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:35:10.19 ID:VeZltx4N0
それから一日後。
今度はヒカル先輩から会ってほしいと連絡があった。
先輩の部屋に呼ばれた。
初めてあがる先輩の部屋は、とても簡素で、でも甘い匂いが漂っていたり、全体的に暖色系の色使いだったり、枕元に一つ小さなヌイグルミがあったりで、ところどころは、やはり普通の女の子だなと思えるような部屋だった。
先輩は俺にお茶を出すと、開口一番謝罪してきた。殆ど土下座。
「傷つけるようなことして ごめんなさい。」
俺は どう返したらいいかわからず黙っていた。
しばらく無言が続き、
「……軽蔑した?」と先輩。
352 :えっちな18禁さん:2011/04/11(月) 19:36:33.33 ID:VeZltx4N0
「別に……そんなんじゃないです。」
また無言。
重い空気がじっと漂ってた。
「なんでですか?」やっと口を開けたと思ったら、抽象的な質問しか出来なかったが、先輩は罰が悪そうに、消え入りそうな声でそれに答えていった。
「○○先輩とは、その、結構前からで……」
「Bとも?」
「B君は、そうでもない。とにかくごめん。」
「……別に俺彼氏でもなんでもないから、怒る権利とかないです」
先輩は俺の言葉を聞いて、辛そうに顔を歪めて伏せた。
「……いまさら信じてもらおうなんて思えないけど、○○君ときちんと付き合いたいと思ってた。」
先輩は、そのままぽつりぽつりと、ゆっくりと、まるで先輩じゃないみたいに、弱々しい口調で語り出した。
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