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喪失
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そしてわたしを立たせておいて、妻はその前にひざまずき、ペニスを口に含みました。

そのまま、口を窄めて、前後に顔を動かします。唇でしごきながら、口中では舌でわたしの亀頭を嘗め回しています。

以前の妻はこのようなフェラチオをしたことがありません。

もっとたどたどしく、口に含んでいるだけで精一杯という感じの、いかにも未熟なものでした。

フェラチオの最中、妻はわたしを上目遣いに見つめています。

昔は、恥ずかしがってかたく瞳を閉じていたものなのに。

ときどき、尻を左右にゆすっていたのは、わたしを少しでも興奮させようとしていたのでしょうか。

妻の様々な行為、それはわたしを悦ばせようとする、懸命な行為だったのでしょう。

しかし、同時にそれは妻に刻印された勇次の指紋のようにわたしは感じてしまうのです。

明らかに、勇次に仕込まされたと分かる、妻の淫婦めいた行為は、わたしを興奮させ、また別のわたしを萎えさせるのです。


さらに妻は、自分の両方の乳房を下から両手で持ち上げました。

妻は顔に似合わず、豊かな乳房をしています。

いよいよ熱誠こめてフェラチオをしながら、妻はその豊満な乳房を持ち上げ、乳首の突起したそれをわたしの腿に擦りつけるのです。

ことここに至って、わたしのペニスもようやく力を取り戻しました。

妻を布団へ押し倒し、挿入します。

不器用に腰を動かすと、それでも妻は悦んでしがみついてきました。

「あんっ、いい、気持ちいいです・・・あっ、そこ・・そこがいいです、ああん」

以前は喘ぎ声を出すのも恥ずかしがって、顔を真っ赤にしながら声を押し殺していた妻が、いまでは手放しによがり、喘いでいます。

これも勇次に仕込まれたことなのでしょうか・・・。

わたしの中のある者は、そんなどこか冷めた目で妻の姿を眺めていました。

しばらくして、子供が目を覚ますのではないかと心配になるほど妻は一声高く啼いて、いきました。

はあはあ、というお互いの息遣いが聞こえます。


妻はわたしの胸元にくるまるように身を寄せています。その表情は、ここしばらく見たことがないほど、幸福そうでした。

わたしがじっと見つめていると、妻は薄目を開けて、照れたようにわらい、甘えるようにわたしの乳首をやさしく噛みました。

「気持ちよかったか?」

「すごくよかった・・・」


「そうか・・・」

「あの・・・」




「なんだ」

「・・・明日もしてほしいです」


わたしは腕をまわして、妻の頭を胸に引き寄せました。

そのとき、薄闇の中でわたしの顔は、どうにもならない空虚感と哀切感で、惨めに歪んでいたことでしょう。

無邪気に幸福に浸る妻を抱きしめながら、わたしは妻とわたしの間に引かれてしまった、

越えられそうにない溝の存在を強く強く感じていました。


--------------------


あれから妻は夜になると積極的になり、わたしを求めてくるようになりました。

以前は自分から求めるなどということは一度もなかったのですが・・・。

わたしは、年齢的なこともあり、正直に言って連夜にわたる情交はきついものでした。

妻が見せる淫蕩ともおもえる振るまいに、一時的には我を忘れて妻を抱くのですが、終わると言いようのない虚しさと疲れがおそってくるのです。

しかし、わたしはそれを妻に悟られまい、としていました。

妻の求めを拒んだり、疲弊した自分を見せることは、妻に勇次をおもいださせ、若い勇次に比べ、老いたわたしの男としての物足りなさを妻に感じさせることになるとおもいました。

わたしにとって、それはこのうえない恐怖でした。


そんな無理のある夫婦生活は、遅かれ早かれ、破滅に至るものだったのでしょう。

しかし、それはあまりに早くやってきました。


--------------------


夏のある日のことでした。

いつもの外回りがその日はかなり早くに済み、わたしは妻がひとりでいる店へ戻りかけました。

そのときでした。

勇次がふらりとわたしたちの店の中へ入っていくのが見えたのです。

わたしは心臓の高鳴りを感じながら、車を店から少し離れた場所へ置くと、店の出入り口とは反対側にある家の勝手口から家の中へそっと入りました。

店のほうから勇次の声がしました。

わたしはゆっくりその方へ近づきます。

勇次が妻へ話しかけています。

妻はわたしに背を向けていて、その表情は見えません。

「もう帰ってください・・・主人が」

妻が動揺した声でそう言っています。

「いいじゃないか。旦那はまだ帰ってくる時刻じゃないだろ。それよりどうなの? きょうはパンティ履いてる?」

「・・・・・」


「おれが店に入っているときは、寛子にはいつもノーパン、ノーブラの格好で仕事をやらせてたよな」

「もうやめて・・・終わったことです」


「寛子は見た目と違ってスケベだからな〜。

おれが耳たぶとか胸とかちょっと触ってるだけで、顔を真っ赤にして興奮してたよな・・・

一度なんか、娘さんを幼稚園へ迎えに行く時刻だってのに、おれにしがみついてきて『抱いてぇ〜、抱いてぇ〜』なんて大変だったじゃないか」


勇次はにやつきながら、妻の近くへ寄りました。

わたしはその場へ飛び出そうとしました。

そのとき、勇次がこんなことを妻に聞いたのです。


「あのときはあんなに燃えて、おれに好きだとか愛してるとか言ってたじゃないか。

あれは嘘だったのか? 寛子はただ気持ちよくなりたいだけで、おれと付き合っていたのか? 

おれのことはもう嫌いになったのか?」


妻はじっとうつむいて、何か考えているようでした。それから、おもむろに口を開き、信じがたいことを言いました。


「嫌いになったりは・・・してません」


・・・わたしは頭をがつんと殴られたようなショックを受けました。

いまでも嫌いじゃない? 

わたしたち夫婦をあれほどまでに苦しめた勇次を?

わたしがそこで聞いていることも知らず、妻は言葉を続けました。


「・・・ですが、いまは主人と子供が何よりも大切です・・・あなたとは・・・もう」


「嫌いじゃないなら、寛子はおれにまだ未練があるんだな。おれだってそうさ。お前のことが忘れられないんだ。お前が好きなんだよ。なあ、いいだろ、寛子。自分の気持ちに正直になって、もう一度おれとさ」


谷底に蹴り落とされたような気分のわたしの目に、勇次の手がすっと寛子の顔へ向かうのが見えました。

その瞬間、わたしはふたりのもとへ飛び出していきました。



突然、家の中から現れたわたしを見て、妻は喉の奥からかすれるような悲鳴をあげました。

その怯えた表情が、わたしを無性に苛立たせました。

勇次もさすがにぎょっとしたようでしたが、すぐに落ち着きを取り戻したようで、じろりとわたしを睨みました。

「またあんたか・・・・」

「何が『またあんたか』だ。ここはわたしの店だぞ・・・さっさと出て行け。いつまで未練がましく、妻につきまとってるんだ」


「未練がましく?」


わたしの言葉を、勇次はふんと鼻で笑いました。

「未練が残っているのは、あんたの奥さんのほうもだよ」


「うるさい!」

「おれはあんたよりも寛子のことが分かってるよ。だいたい、あんたとの生活に満足してたら、おれと浮気なんかしなかっただろ? 寛子はあんたじゃ物足りなかったんだよ」


わたしは勇次を睨みつけながら、ちらりと妻の顔を見ました。

消えいりたげな様子で身体を縮こませていた妻は、顔を歪めながら必死に首を横に振りました。


「・・・ちがう・・・」

「何がちがうんだ、寛子。おれとやってたときの悦びよう、忘れたわけじゃないよな。

おれはたぶん旦那よりも多く、寛子の可愛いイキ顔を見てるぜ。

寛子はセックスが大好きだし、イクときはもう激しくて激しくて、イってから失神することもよくあったよな〜。

いつかなんか気持ちよすぎてションベンまで」


「言わないで・・・」


「あのときは、おれが恥ずかしがって泣く寛子のあそこをきれいにしてやったよな。

そうしているうちにまた興奮してきちゃって、おれにしがみついてせがんできたのは誰だったけな?」


続けざまに吐かれる勇次の下衆な言葉に、妻はしくしく泣き出してしまいました。


「いいかげんにしろ!」

わたしは怒鳴りました。怒りがありました。しかし、それよりもおおきくわたしの心を支配していたのは、救いようのない脱力感でした。


「・・・いますぐに出て行かなければ、警察を呼ぶ・・・ここはわたしの店なんだ・・・お前を営業妨害で」


「わかった、わかった」


勇次は小馬鹿にしたような態度で、わたしに背を向け、店の出入り口へ歩き出しました。

途中で振り向きました。

そして、なんとも形容しがたい厭な笑みを浮かべて、こう言ったのです。

「ああ、そうそう。藤田と村上がまたお前に会いたいってさ、寛子」

そのとき妻があげた、身も凍りつくような悲鳴は、いまでも忘れられません。

勇次はわらいながら、店を出て行きました。 


--------------------


さて・・・勇次が去ってからも、しばらくは時がとまったようでした。

ふと見ると、通りすがりのひとが数人、店の中を覗き込んでいました。先ほどのわたしの大声が聞こえたようです。

わたしは黙って、店の戸を閉めました。

それから妻を促して、家の中へ入りました。

居間に入ると、それまで悄然とうなだれていた妻が、いきなりその場へ土下座しました。

声も出ないようで、肩がわずかに震えているのが見えました。


「この前、おれは勇次との間にあったことはすべて話してほしいといった・・・」

妻の身体がぴくりと動きました。

「寛子はすべておれに打ち明けてくれた・・・そうおもっていた・・・」


「あなた! わたしは・・・わたしは」


「まだ話していないことがあったんだな・・・」


抑えがたい怒気のこもったわたしの声に、妻は怯えた顔でわたしを見つめました。

妻は両手を胸の前で合わせ、まるで神仏に祈るときのような格好で頭をさげました。


「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・・でも悪気はなかったんです・・・ただ言えなくて・・・それだけなんです」


「言えないとはなんだ。後からこんな形で、お前に問いたださなければならないおれのほうが、よほど惨めだろ・・・」


妻は顔をくしゃくしゃに歪めて、いっそう強く祈るようにわたしへ頭をさげました。


「許して・・・許して・・・・」






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