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嫁童貞の自分がビッチと出会って恋をした
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30 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/26(土) 23:21:46.57 0
時刻は夜中の3時を過ぎていた。

ひとしきり、お互いの体を重ね合わせ疲労感と達成感、幸福感に包まれた二人。

そろそろ現実に戻らないといけない。

「そろそろ帰らないとね。」

かおりさんが起き上がり、下着をつけようとする。

自分はすかざす後ろから抱きしめ、ベッドに横にさせてキスをする。

彼女の存在を確かめるように、自分の中に彼女を刻むように、長く、濃く、キスをした。

「んんん・・・もう終わりだよ〜☆」

かおりさんは笑いながら自分を振りほどく。



31 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/26(土) 23:25:16.46 0
そうだ。終わりだ。現実に戻らなければならない。

下着をつけ、服を着るかおりさんを見ながら、自分も服を着る。会計を済ませ、部屋を出る。

自分は無意識に、かおりさんの手を握り締めていた。

「私、こういうの苦手なんだよね・・・☆」

ハニカミながら、紅潮するかおりさんの顔を見て、自分はまたキスをした。

夜中の3時過ぎ、ホテルの廊下には誰もいない。誰がいたとしても、止まらない衝動。

何分くらいその状態であったかわからない。数秒だったかもしれない。

その瞬間、自分はかおりさんに恋をした。



32 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/26(土) 23:28:15.13 0
ホテルを後にし、タクシーにかおりさんを乗せる。

「楽しかったよ。気を付けて帰ってね〜バイバイ☆」

つとめて明るい。それがかおりさんだ。こんな状況であっても、ここまで優しく、明るいのか。

タクシーが見えなくなるまで、手を振った。

かおりさんの残り香のするスーツ。

嫁にばれないように、すぐにクリーニングださないといけないな・・・なんて考えながら、タクシーを拾い家に帰った。



34 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/26(土) 23:33:13.23 0
仕事納めの後の忘年会で起きた、ふとしたサプライズ。

家に帰り、風呂に入る。もう酔いも覚めていた。


『さっきのことは、夢なのか?』


風呂に入りながら、そう考え込む。考えれば考えるほど、生々しい映像がフラッシュバックする。

手に残る感触や、鼻に残る匂い、耳に残る声、音・・・すべてがリフレインする。


風呂から出て、寝室に行く。

そこには何も知らない嫁が、幸せそうな顔で寝ていた。

胸の奥のほうが、チクリと針で刺されたような気がした。





35 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/26(土) 23:41:30.96 0
正月は嫁の実家で過ごすことが通例になっている我が家。例に漏れず、嫁の実家に向かう。

義祖父母の家を大掃除した後、徐々に体調が悪くなる。

結局40℃近い高熱になり、正月含めてずっと寝込んでいた。

高熱でうなされる中で見る夢は、かおりさんのことであった。

お互いの気持ちを、体を重ねる中で言い合ったこと。あの言葉は、あの態度は、あの行動は本物なのだろうか。

それとも、あのような不貞を働いたために体調不良になっているのだろうか。

そんなことを考えても何もよくはならない。

結果、年末年始の5日間で体重が7kg減っていた。



36 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/26(土) 23:57:58.09 0
正月明け、仕事始めの日の朝。

とにかく気まずかった。

どんな顔をして、どんな声で、どんな話をすればいいのだろう。

普段何気なくしていること。無意識の行動。

でも無意識を意識すると、人間は思考が止まるようだ。

しかし無情にも、時は来る。

出勤の時間がくる。会社へと向かう。



37 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 00:11:10.45 0
うちの会社の仕事始めは、あるイベントから始まる。イベント会場へと向かう車内。

カーステレオから流れる恋や愛を歌った曲の歌詞が耳につく。

イベント会場が近づく。

かおりさんに会いたい。

しかし、会うのが怖い。

話したい…けど、何を話したらいい?

会いたい…けど、会って何をする?

相容れない矛盾だらけの思考。


会場に着くと、ちょうどかおりさんも到着したところのようだ。

車からお互い降りて、

「明けましておめでとう☆」

『明けましておめでとうございます!』

重なるように同じ言葉を放つ。なぜかそれが無性にうれしかった。



38 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 00:18:10.13 0
イベント会場へと向かう中、後輩と合流する。

挨拶以降、まともに会話が続かない2人…というか自分にとってはこの後輩の存在はありがたい。

イベント中、ハイスコアをとってみんなとハイタッチするかおりさん。

自分ともハイタッチするが…どこかぎこちなかった。隣にいても会話がなく、変な雰囲気だった。

離れたいような気もしたが、機を見てあの夜のことを聞きたいとも思っていた。

『あの夜は、幻想ではなく真実だったのですよね?』と。



40 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 01:11:48.46 0
すいません。今日はこのへんで中断します。

書いている内容があまりに細かくなりすぎないか心配ですが、可能な限りいろんなことを書いていきます。質問等あれば、答えられる範囲内で答えます。


また明日の夕方、再会します。



41 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 01:14:08.26 0
明日楽しみにしてるよ♪




42 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 11:47:45.31 0
ちょっと時間があるので、少しだけ書いていきます。

イベントも無事に終わり、初詣に向かう。

この時には先輩や上司もいたため、かおりさんとの距離も少し置けた。

お詣りし、おみくじを引く。

大吉。

恋愛運は、相手が来るから待っとけみたいな内容だった。

神さま…あなたは本当にいらっしゃるのですねwww


ちなみにかおりさんも大吉だったようで、みんなに大吉カップルとバカにされた。



43 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 11:54:02.85 0
会社に戻る。

後輩がオードブルや飲み物をミーティングルームに並べる。

仕事始めは、お昼から飲むのが我が社の通例。

ただ、仕事がある人は仕事するし、偉い人らは挨拶まわりに出る。

また、女性陣は早めに帰ったりしていた。

ある程度食事も済み、社長や専務は挨拶まわりにでた。

残された上司や先輩が盛り上がる中、かおりさんは仕事をしていた。

『これはチャンスか?』

かおりさんの机は、ミーティングルームから最も離れていた。

誰も来ないだろうし、2人きりになる絶好の機会だった。



44 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 12:34:00.01 0
盛り上がるミーティングルームから、ゴミを捨てるフリをして抜け出す。

かおりさんはパソコンに向かって何やら作業をしていた。

ゴミをまとめた後、かおりさんの隣の席に座る。

至って普通に、至って平然に、これまでと変わらぬよう、自然に。

「あれ?ゆうじくん、みんなと飲まないの?」

かおりさんが問う。

『自分、正月に体調崩したんで…ちょっとあーいうのは今は遠慮しときます(笑)』

本音は、あなたと話がしたいんだ。

かおりさんこそ、もう食べないんですか?とか、他愛もない会話を続ける。

しかし、そんな会話を望んでこの席に座ったわけじゃない。

かおりさんの仕草、匂い、声…隣の席にいるだけで、心臓の鼓動が増す。

そろそろ本題に移るぞ…そう決心した自分。

だが次の瞬間にかおりさんが放った言葉に、またも思考停止を命じられることになる。



45 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 12:42:05.07 0
「ごめんなさい!」

突然、頭を下げ謝るかおりさん。自分は、何がなんだかわからなかった。

どうやら、かおりさんも色々と悩んでいたらしい。

嫁さんとラブラブな後輩を喰ってしまったこと。会社の人と、こんな風になってしまったこと。

社内でも優秀な人材である後輩を、仕事以外で悩ませるようなことをしたこと。

かおりさんも正月中は反省しっぱなし。唯一こんなことを相談できる女友達に言ったところ、とにかく謝れと言われたらしい。

仕事始めのイベントで会った時も、なぜか自分が怒っているように感じたとか。

うわ…めっちゃめちゃカワイイやん…率直に、そう思った。



50 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 20:55:02.92 0
遅くなりました。再開いたします。

かおりさんの謝罪により、一気に緊張が解ける。

『いや、別にそんな・・・謝ることないっすよ!』

「ごめんね。ゆうじくん・・・本当に、ごめんね!」

それでも謝り続けるかおりさん。

社内ではあったが、いろいろな話をした。



51 :名無しさんといつまでも一緒:2013/10/27(日) 20:57:50.81 0
かおりさんは、どうしても酔うとムラムラして近くにいるタイプの人間を誘ってしまうらしい。

独身の頃は、朝起きたらホテルで知らない人(後から知り合いの知り合いだと判明)が隣に寝ていたこともあったそうだ。

これがビッチってやつか。その時の話を聞いて、自分は素直にそう思った。

屈託のない笑顔で、明るくそういったことを話すかおりさん。

『また今度、よろしくお願いしますよwww』

自分が冗談っぽく言う。

「機会があればね☆」

テヘっと笑い、かおりさんが言った。

ただ、この会話をし終えた段階で、『たぶん、もう無いだろうな』と感じた。

根拠は無い。革新も無い。

でも、なぜかその時はそう強く思った。







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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:浮気・不倫, 職場恋愛, 胸キュン,
 

 
 
 
 

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