先生を好きになった話
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26 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:21:18.59 ID:vLJp677ta.net
しばらくするとR先生は天を仰ぎいつもの笑顔を見せてきた。
R先生「クサいこと言うなよ16歳〜wババア泣かすなwwww」
俺「先生は美人なお姉さんです」
R先生「バーカwwww化粧落ちたじゃんw しかもこの後もう他の先生らにも生徒にも会えないwwww」
俺「すみません。」
R先生「堅物wwww」
ナイロン素材のウインドブレーカーの袖で涙を拭う先生に俺はまた見惚れた。いつも萌え袖でナイロン素材のウインドブレーカーを着ている。
また数秒の沈黙があり、ナイロンの擦れる音と先生が鼻を啜る音が応接室で反響している。
しかし伝えるべきことは伝えた。先生も忙しいだろうから もうお暇しようと思った。
27 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:29:49.28 ID:vLJp677ta.net
R先生「俺くん、もう帰るの?」
俺「先生忙しいかなと思って」
R先生「帰りはどうやって帰るの?」
俺「親に電話して迎えにきてもらおうと思ってます」
R先生「送ってあげるからご両親に伝えて。もうあんまり日もないんだし今日はたくさん話そ」
泣いた目は少し赤くなっており、なんだかガキながら放っておけないと感じて了承し、その後2時間ほど雑談した。
この時間は一生胸に刻もう。そう思いながら話したいことたくさん話した。
特に先生はプロ野球の巨人ファン、俺は阪神ファンということもあり好きな選手の話をしたり、過去の試合のことで言い合いしたり、言葉では表せないほど幸せな時間だった。
いつまでも続いてほしいと思った。しかし そんな非現実的なことは起こるわけもない。先生は7時過ぎに時計を見て言った。
R先生「もう遅いしご両親心配しちゃうから帰ろっか」
28 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:38:40.07 ID:vLJp677ta.net
時間も時間だし話的に需要ない?大丈夫??
とりあえず書くけど
俺は先生の車に乗り込んだ。
後ろに乗ろうとしたら「助手席に乗るんだよwモテないぞw」って笑われた
車内は甘い香りがして少しドキッとした。
というか この頃はもう既にもう好きだという感情はあった。恋愛としてかまでは考えたことはなかったが、とにかくずっと一緒にいたかった。
しかし無情にも車は10分ほどで家に着いた。
R先生「まだ1ヶ月あるしまた話そう」
俺「はい、ありがとうございます。でも今年のセリーグ覇者は阪神ですからね」
R先生「無理だからw巨人だからw」
俺「明日も登校します。正門で会いましょう」
R先生「俺くんのために立ってるんだからね!寒いから早めに来てよ!w」
降りたら この時間が終わってしまう。でも駄々こねる年齢でもないし素直に下車した。
楽しすぎた時間があっという間に終わり、先生を見送った後は変な虚無感に襲われた。なんとも形容しがたい感情だったが、久しぶりに鬱な気持ちになった。
29 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:50:22.10 ID:IxApySFma.net
それから3月まではあっという間だった。
クラスメイトと思い出作りもしてかなり充実した日々を送った。
相変わらず毎日正門でR先生とも顔を合わせた。
編入試験も難なく終わり、入学に向けて準備も進めていた。
卒業式も終わり3月の末、離任式を迎えた。お世話になった現代文の先生が定年退職されることを覚えていたので出席することにした。
卒業式シーズンは暦では春だったが、まだまだ寒さが残り、少し寂しい季節のようにも感じた。
現代文の先生以外で12人の先生が異動になることを知った。県立高校だから生徒数も1000人ほどおり、先生の数も多いためこんなものかと納得し、見たことない先生もいた。
体育館に入って右側の前の席、異動される先生方の席の真ん中に1人だけ貫禄のない先生がいた。R先生だった。
30 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:56:39.38 ID:IxApySFma.net
俺は何も聞かされていなかったことに少し腹が立った。ヤキモチを妬いていたんだと思う。
結局 数ある生徒の1人に過ぎない俺は先生にとってその程度だったのかと少し絶望もした。
ショックから その場に居続けるのが嫌になり、式終わりに現代文の先生のところに行こうと思い、体育館を後にした。
俺は弱い奴だった。先生が俺1人を特別に見てくれるわけないじゃないかと納得しようとしたが、腑に落ちなかった。あの2時間を特別な時間として考えてたのは俺だけだったんだ。
すごく悲観的になってしまい、式が終わると現代文の先生にだけ別れの挨拶をし、R先生のところへは行かなかった。行かなかったというより行けなかった。
ヘタレだったんだ。傷つくのが嫌で目を背け逃げてしまった。俺は引きずったまま夜間高校の始業式まで またつまらない日々を送り続けた。
31 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:01:30.06 ID:IxApySFma.net
編入の日、俺は編入のため入学式はなく、始業式が最初の登校日だった。
知ってるやつは誰もいない、でも2年生から始まるため他のクラスメイト同士は既に仲がいいはず。転校生はこんな気分なんだと変に冷静だった。
始業式が始まる前に職員室を訪れた。
生徒指導の先生と担任、教頭が迎え入れてくれた。他の先生が出勤したら また先生方に挨拶の時間を作ると言われ、そのまま職員室の端の方で待っていた。
「おはようございます!」
若い女性の声、そして聞き覚えのある声だった。俺は思わず立ち上がり声の主を凝視した。
なんとそこにはR先生がいた。理解できなかった。
32 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:08:00.45 ID:IxApySFma.net
R先生「俺くん〜wいえーいwwww」
担任「あ、そうかそうか、俺くんA高から編入だったね。R先生、今年からうちの学校勤務だからね」
俺「えー?!?!?!?!!!?!」
R先生「おっす!よろしく!w」
目を見開いたまま凝視し固まる俺にR先生は近寄ってきていつものいい匂いが漂った。先生方が話している間に耳元で囁いてきた。
R先生「またゆっくり話せるね」
俺は離任式の時のことを引きずったままだったから素直に喜べなかった。わかっていたなら なぜその時言ってくれなかったのか不思議だった。
しかし そんなこと職員室で言えるわけなく、初日の始業式前からとんでもないサプライズが待っていたわけだ。
33 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:29:44.11 ID:IxApySFma.net
夜間高校は生徒数も少なく、先生との距離は必然的に近くなり、話す頻度は多かった。
R先生も執拗に絡んできたが、少し避けていた。
先生が俺を好きになることはないだろうが、俺は少なくともショックだった。
俺は話したのに先生は話してくれなかったとウジウジしていた。
しかし R先生は大人、その気配を察知したのかたまたま2人だけになった時にわざと俺の真横に椅子を持ってきて座った。
R先生「俺くん怒ってる?」
俺「はい?」
R先生「黙ってたこと怒ってるでしょ」
俺「怒ってないですよ」
R先生「じゃあなんで前みたいに話してくれないの?」
俺「話してますよ今」
R先生「こっち見てよ」
R先生は俺の座っていた椅子を無理やり自分の方へ向け、足と足が触れた。
小声で「ごめん」と言ってきたがそのまま話し続けた。
R先生「黙ってたのはごめん。でもびっくりしてほしくて黙ってたの」
俺「後からなら なんとでも言えます」
R先生「ほら怒ってるんでしょ」
俺「怒ってるんじゃないんです。ただ悲しかったんです」
R先生「それはごめん。でも私もここに異動を伝えられた時はビックリしすぎて電話しようと思ってた。でも学校で突然会う方がいいかなって思って」
俺「そうなんですね」
R先生「ごめん」
俯いた先生はすぐ近くの距離にいる。
抱きしめようと思えば可能な距離だが先生相手にそんなことできるはずもない。
理性を保ったが、このまま黙って終わりなのも勿体ない気がしたので、初めて教官室でやられた仕返しに頭を乱雑に撫で回してやった。
俺「あの時のお返しも含めてこれでおあいこにします」
R先生「仲直り?w」
俺「喧嘩してたわけじゃないんですよw」
R先生「えへへwこれからもよろしくね」
俺「R先生も異動してきたばっかりで大変でしょうけどお互い頑張りましょうね」
それからは前のように仲良く話せるようになった。
しかし5月に俺は再び病気の症状が出た。しかし軽度であったため普段通り夜は学校へ行った。
9時過ぎに学校が終わり帰っていたとき、道中で急に視界が真っ暗になった。
夜だからとかではない。明らかに目眩の症状だった。
ど田舎のため近くに助けが求められるような場所でもない。民家はあるがとても助けを呼びに歩けそうもない。
しばらくすれば症状も落ち着くだろうと思い、そのまま地面で四つん這いのまま目眩が収まるのを待った。
しかし立ち上がることができなかった。
そんな時に足音が聞こえたので助けを求めてみようと思った。
その前に声が聞こえた。
R先生「俺くん!」
34 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:37:10.20 ID:IxApySFma.net
とにかく必死だった俺は そのときはなぜ先生?とは考える余裕もなかった。とにかく助かったと安堵した。
R先生「俺くん大丈夫?!」
俺「すみません。ご迷惑おかけして」
R先生「何言ってるの!迷惑なんかじゃないから!救急車呼ぼうか?!」
俺「いえ、そこまででは。家に薬あるので落ち着いたら帰って薬飲もうと思ったんです」
R先生「びっくりするから!!道で人が倒れてて怖かったし俺くんってわかった瞬間ほんとに冷や汗かいたよ!!」
「立てる?」と言い肩を貸してくれた。
暗くて顔は見えなかったが、声色からして泣きそうになっているのはわかった。
これはやばいかもと思ってた時は余裕なかったけど、この時には先生のことを見ていた。
華奢な体で俺を支えようと必死な先生に、俺はもう心を奪われてしまった。
35 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:58:18.80 ID:IxApySFma.net
先生が来たのは偶然と言えば偶然だった。
先生の通勤路は2通りあり、普段はもう片方のルートだが、今日はたまたま寄り道するためにこのルートを通ると俺が蹲っていた。
R先生「今日体調悪かったの?」
俺「朝だけです。だから学校は行けるかなって」
R先生「無理しちゃダメだよ」
本当は先生に1日でも多く会いたいから無理して行った。でも そんなこと言えるはずもなく、「ご心配おかけしました」と一言伝え、帰ろうとした。
R先生「いや!一人で帰れんでしょ!」
俺「大丈夫です。」
R先生「家まで一緒に帰ろ」
俺「そのあと先生1人になっちゃいます」
R先生「私を襲う物好きなんていないから大丈夫」
俺が暴漢なら間違いなく襲うけどね。半ば強引に一緒に帰ることになった。
R先生「ねー俺くん」
俺「なんですか?」
R先生「あだ名つけたいw」
俺「何言ってるんですかw」
R先生「学校外だったらあだ名で呼び合おうよ」
俺「(何言ってるのこの人)そんな機会あります?」
R先生「今みたいな時w」
俺「そんなに倒れませんw」
R先生「大丈夫送ってやるから」
俺「わかりましたよ。じゃあRちゃんって呼びます」
R先生「じゃあ俺くんはAくん(あだ名つけられたけど速攻特定されるレベルで独特なのでAくんで)ね」
俺「Rちゃんか、恥ずかしいですねw」
R先生「あと学校外敬語禁止!w」
俺「意味わかりませんw」
R先生「いいからいいから、弟ができたみたいで可愛くて仕方ないのよw」
俺「そういうことですか」
R先生「だから敬語禁止だってば」
俺「わかったよw」
恥ずかしかったが俺も恋人ができたみたいですごく嬉しかった。緊張もしていた。
先生が両親に事情を伝えると両親は先生に感謝していた。
帰り送るかタクシーを呼ぶと父が言ったが「ダイエットですw」と戯けて帰っていった。
幸せな時間は またもあっという間に過ぎ去った。
しばらくするとR先生は天を仰ぎいつもの笑顔を見せてきた。
R先生「クサいこと言うなよ16歳〜wババア泣かすなwwww」
俺「先生は美人なお姉さんです」
R先生「バーカwwww化粧落ちたじゃんw しかもこの後もう他の先生らにも生徒にも会えないwwww」
俺「すみません。」
R先生「堅物wwww」
ナイロン素材のウインドブレーカーの袖で涙を拭う先生に俺はまた見惚れた。いつも萌え袖でナイロン素材のウインドブレーカーを着ている。
また数秒の沈黙があり、ナイロンの擦れる音と先生が鼻を啜る音が応接室で反響している。
しかし伝えるべきことは伝えた。先生も忙しいだろうから もうお暇しようと思った。
27 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:29:49.28 ID:vLJp677ta.net
R先生「俺くん、もう帰るの?」
俺「先生忙しいかなと思って」
R先生「帰りはどうやって帰るの?」
俺「親に電話して迎えにきてもらおうと思ってます」
R先生「送ってあげるからご両親に伝えて。もうあんまり日もないんだし今日はたくさん話そ」
泣いた目は少し赤くなっており、なんだかガキながら放っておけないと感じて了承し、その後2時間ほど雑談した。
この時間は一生胸に刻もう。そう思いながら話したいことたくさん話した。
特に先生はプロ野球の巨人ファン、俺は阪神ファンということもあり好きな選手の話をしたり、過去の試合のことで言い合いしたり、言葉では表せないほど幸せな時間だった。
いつまでも続いてほしいと思った。しかし そんな非現実的なことは起こるわけもない。先生は7時過ぎに時計を見て言った。
R先生「もう遅いしご両親心配しちゃうから帰ろっか」
28 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:38:40.07 ID:vLJp677ta.net
時間も時間だし話的に需要ない?大丈夫??
とりあえず書くけど
俺は先生の車に乗り込んだ。
後ろに乗ろうとしたら「助手席に乗るんだよwモテないぞw」って笑われた
車内は甘い香りがして少しドキッとした。
というか この頃はもう既にもう好きだという感情はあった。恋愛としてかまでは考えたことはなかったが、とにかくずっと一緒にいたかった。
しかし無情にも車は10分ほどで家に着いた。
R先生「まだ1ヶ月あるしまた話そう」
俺「はい、ありがとうございます。でも今年のセリーグ覇者は阪神ですからね」
R先生「無理だからw巨人だからw」
俺「明日も登校します。正門で会いましょう」
R先生「俺くんのために立ってるんだからね!寒いから早めに来てよ!w」
降りたら この時間が終わってしまう。でも駄々こねる年齢でもないし素直に下車した。
楽しすぎた時間があっという間に終わり、先生を見送った後は変な虚無感に襲われた。なんとも形容しがたい感情だったが、久しぶりに鬱な気持ちになった。
29 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:50:22.10 ID:IxApySFma.net
それから3月まではあっという間だった。
クラスメイトと思い出作りもしてかなり充実した日々を送った。
相変わらず毎日正門でR先生とも顔を合わせた。
編入試験も難なく終わり、入学に向けて準備も進めていた。
卒業式も終わり3月の末、離任式を迎えた。お世話になった現代文の先生が定年退職されることを覚えていたので出席することにした。
卒業式シーズンは暦では春だったが、まだまだ寒さが残り、少し寂しい季節のようにも感じた。
現代文の先生以外で12人の先生が異動になることを知った。県立高校だから生徒数も1000人ほどおり、先生の数も多いためこんなものかと納得し、見たことない先生もいた。
体育館に入って右側の前の席、異動される先生方の席の真ん中に1人だけ貫禄のない先生がいた。R先生だった。
30 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 01:56:39.38 ID:IxApySFma.net
俺は何も聞かされていなかったことに少し腹が立った。ヤキモチを妬いていたんだと思う。
結局 数ある生徒の1人に過ぎない俺は先生にとってその程度だったのかと少し絶望もした。
ショックから その場に居続けるのが嫌になり、式終わりに現代文の先生のところに行こうと思い、体育館を後にした。
俺は弱い奴だった。先生が俺1人を特別に見てくれるわけないじゃないかと納得しようとしたが、腑に落ちなかった。あの2時間を特別な時間として考えてたのは俺だけだったんだ。
すごく悲観的になってしまい、式が終わると現代文の先生にだけ別れの挨拶をし、R先生のところへは行かなかった。行かなかったというより行けなかった。
ヘタレだったんだ。傷つくのが嫌で目を背け逃げてしまった。俺は引きずったまま夜間高校の始業式まで またつまらない日々を送り続けた。
31 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:01:30.06 ID:IxApySFma.net
編入の日、俺は編入のため入学式はなく、始業式が最初の登校日だった。
知ってるやつは誰もいない、でも2年生から始まるため他のクラスメイト同士は既に仲がいいはず。転校生はこんな気分なんだと変に冷静だった。
始業式が始まる前に職員室を訪れた。
生徒指導の先生と担任、教頭が迎え入れてくれた。他の先生が出勤したら また先生方に挨拶の時間を作ると言われ、そのまま職員室の端の方で待っていた。
「おはようございます!」
若い女性の声、そして聞き覚えのある声だった。俺は思わず立ち上がり声の主を凝視した。
なんとそこにはR先生がいた。理解できなかった。
32 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:08:00.45 ID:IxApySFma.net
R先生「俺くん〜wいえーいwwww」
担任「あ、そうかそうか、俺くんA高から編入だったね。R先生、今年からうちの学校勤務だからね」
俺「えー?!?!?!?!!!?!」
R先生「おっす!よろしく!w」
目を見開いたまま凝視し固まる俺にR先生は近寄ってきていつものいい匂いが漂った。先生方が話している間に耳元で囁いてきた。
R先生「またゆっくり話せるね」
俺は離任式の時のことを引きずったままだったから素直に喜べなかった。わかっていたなら なぜその時言ってくれなかったのか不思議だった。
しかし そんなこと職員室で言えるわけなく、初日の始業式前からとんでもないサプライズが待っていたわけだ。
33 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:29:44.11 ID:IxApySFma.net
夜間高校は生徒数も少なく、先生との距離は必然的に近くなり、話す頻度は多かった。
R先生も執拗に絡んできたが、少し避けていた。
先生が俺を好きになることはないだろうが、俺は少なくともショックだった。
俺は話したのに先生は話してくれなかったとウジウジしていた。
しかし R先生は大人、その気配を察知したのかたまたま2人だけになった時にわざと俺の真横に椅子を持ってきて座った。
R先生「俺くん怒ってる?」
俺「はい?」
R先生「黙ってたこと怒ってるでしょ」
俺「怒ってないですよ」
R先生「じゃあなんで前みたいに話してくれないの?」
俺「話してますよ今」
R先生「こっち見てよ」
R先生は俺の座っていた椅子を無理やり自分の方へ向け、足と足が触れた。
小声で「ごめん」と言ってきたがそのまま話し続けた。
R先生「黙ってたのはごめん。でもびっくりしてほしくて黙ってたの」
俺「後からなら なんとでも言えます」
R先生「ほら怒ってるんでしょ」
俺「怒ってるんじゃないんです。ただ悲しかったんです」
R先生「それはごめん。でも私もここに異動を伝えられた時はビックリしすぎて電話しようと思ってた。でも学校で突然会う方がいいかなって思って」
俺「そうなんですね」
R先生「ごめん」
俯いた先生はすぐ近くの距離にいる。
抱きしめようと思えば可能な距離だが先生相手にそんなことできるはずもない。
理性を保ったが、このまま黙って終わりなのも勿体ない気がしたので、初めて教官室でやられた仕返しに頭を乱雑に撫で回してやった。
俺「あの時のお返しも含めてこれでおあいこにします」
R先生「仲直り?w」
俺「喧嘩してたわけじゃないんですよw」
R先生「えへへwこれからもよろしくね」
俺「R先生も異動してきたばっかりで大変でしょうけどお互い頑張りましょうね」
それからは前のように仲良く話せるようになった。
しかし5月に俺は再び病気の症状が出た。しかし軽度であったため普段通り夜は学校へ行った。
9時過ぎに学校が終わり帰っていたとき、道中で急に視界が真っ暗になった。
夜だからとかではない。明らかに目眩の症状だった。
ど田舎のため近くに助けが求められるような場所でもない。民家はあるがとても助けを呼びに歩けそうもない。
しばらくすれば症状も落ち着くだろうと思い、そのまま地面で四つん這いのまま目眩が収まるのを待った。
しかし立ち上がることができなかった。
そんな時に足音が聞こえたので助けを求めてみようと思った。
その前に声が聞こえた。
R先生「俺くん!」
34 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:37:10.20 ID:IxApySFma.net
とにかく必死だった俺は そのときはなぜ先生?とは考える余裕もなかった。とにかく助かったと安堵した。
R先生「俺くん大丈夫?!」
俺「すみません。ご迷惑おかけして」
R先生「何言ってるの!迷惑なんかじゃないから!救急車呼ぼうか?!」
俺「いえ、そこまででは。家に薬あるので落ち着いたら帰って薬飲もうと思ったんです」
R先生「びっくりするから!!道で人が倒れてて怖かったし俺くんってわかった瞬間ほんとに冷や汗かいたよ!!」
「立てる?」と言い肩を貸してくれた。
暗くて顔は見えなかったが、声色からして泣きそうになっているのはわかった。
これはやばいかもと思ってた時は余裕なかったけど、この時には先生のことを見ていた。
華奢な体で俺を支えようと必死な先生に、俺はもう心を奪われてしまった。
35 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 02:58:18.80 ID:IxApySFma.net
先生が来たのは偶然と言えば偶然だった。
先生の通勤路は2通りあり、普段はもう片方のルートだが、今日はたまたま寄り道するためにこのルートを通ると俺が蹲っていた。
R先生「今日体調悪かったの?」
俺「朝だけです。だから学校は行けるかなって」
R先生「無理しちゃダメだよ」
本当は先生に1日でも多く会いたいから無理して行った。でも そんなこと言えるはずもなく、「ご心配おかけしました」と一言伝え、帰ろうとした。
R先生「いや!一人で帰れんでしょ!」
俺「大丈夫です。」
R先生「家まで一緒に帰ろ」
俺「そのあと先生1人になっちゃいます」
R先生「私を襲う物好きなんていないから大丈夫」
俺が暴漢なら間違いなく襲うけどね。半ば強引に一緒に帰ることになった。
R先生「ねー俺くん」
俺「なんですか?」
R先生「あだ名つけたいw」
俺「何言ってるんですかw」
R先生「学校外だったらあだ名で呼び合おうよ」
俺「(何言ってるのこの人)そんな機会あります?」
R先生「今みたいな時w」
俺「そんなに倒れませんw」
R先生「大丈夫送ってやるから」
俺「わかりましたよ。じゃあRちゃんって呼びます」
R先生「じゃあ俺くんはAくん(あだ名つけられたけど速攻特定されるレベルで独特なのでAくんで)ね」
俺「Rちゃんか、恥ずかしいですねw」
R先生「あと学校外敬語禁止!w」
俺「意味わかりませんw」
R先生「いいからいいから、弟ができたみたいで可愛くて仕方ないのよw」
俺「そういうことですか」
R先生「だから敬語禁止だってば」
俺「わかったよw」
恥ずかしかったが俺も恋人ができたみたいですごく嬉しかった。緊張もしていた。
先生が両親に事情を伝えると両親は先生に感謝していた。
帰り送るかタクシーを呼ぶと父が言ったが「ダイエットですw」と戯けて帰っていった。
幸せな時間は またもあっという間に過ぎ去った。
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