「機械と少年」
(11ページ目) 最初から読む >>
\ シェアする /
230 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/05(土) 01:31:53.79 ID:XV15AfobP
プシュー・・・
コックピットが開き中には・・・
座っているシートの上でガタガタと震えるパイロット
その目の前には俺の差したカッターが甲高い音を立てて凶暴に回転していた
パイロットの鼻と刃の隙間は数センチしかない
パイロット「こ・・・降参します・・・」
「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」
凄まじい歓声が戻ってきた
これでかろうじていに残った2機のシュトロームと俺がCブロックでの予選突破となった
231 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/05(土) 01:35:48.35 ID:XV15AfobP
軍人「なんでさっきあのソルダートは動きが悪くなったんだ?」
勇「そこがソルダートの弱点なんだ」
軍人「は?」
勇「ソルダートのパワーは自身すら破壊してしまうほど強力だ。さっきみたいに地面を何度も殴ればフレームにガタがきてそのうち動きが鈍る」
勇「そこを狙ったんだ」
整備兵「そもそもそれを知らなかった相手がバカだな」
勇「それもそうだな」
ともあれこれで本戦に進出だ
--------------------
4 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:06:15.12 ID:KUnn7jO6P
勇「バッテリーのチャージを」
整備兵「おう!お前はターゲットの偵察でも行ってきたらどうだ?」
勇「偵察・・・というより監視だな。こちらに気が付いていないとは思うが万一逃げられでもしたらまた面倒なことになる」
整備兵「その間にこっちの整備は終わらせとくからな」
勇「任せた」
こうして俺はレイトの監視に向かった
ここからさらにトーナメントが始まる様だ
幸いにも次の相手にいきなりレイトと当たった
そこで確実にVT2を撃破するつもりだ
一瞬クロムの怒りの形相が浮かんだが考えなかったことにする
ガンッ・・・!
勇「ん?」
微かに聞こえた金属音
ドガンッ!!!
続いてこれは爆発音だ
勇「なにかあったのか?」
音のした方へ走る
闘技場からギャラリーがわらわらと逃げ出してくる
5 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:12:14.28 ID:KUnn7jO6P
闘技場に駆け込むとそこには・・・
勇「機械兵!?」
機械兵が数えただけで17機
既に数機撃破されている
それと戦っている参加者達
中にはレイトと赤いヴィントもある
勇「聞こえるか!?」
整備兵『どうした!?何があったんだ!?』
勇「機械兵だ!それも17機!至急バーサリー基地に・・・」
そうだった・・・
主力戦闘部隊は全て遠征で・・・
勇「・・・っ!基地に俺のヴィントを持って来るように言ってくれ!」
整備兵『分かった!』
ドォォンッ!!!
今目の前で改造されたシュトロームが撃破された
7 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:19:26.82 ID:KUnn7jO6P
レイト「なんでいきなりこいつらが!?」
このヴィントには4つのワイヤーガンの発射口と小型レーザー砲しか装備されていない
だがワイヤーガンは かなり優秀な兵器だった
レイト「俺の楽しみを!邪魔すんじゃねぇぇ!!」
ワイヤーガンを機械兵に向けて撃つ
先端が機械兵の胸部装甲に突き刺さる
レイト「くらえっ!」
そのワイヤーを伝って高電圧が駆け抜け機械兵が爆散する
レイト「よし!また一機!」
ドォォンッ!!
また隣で戦っていた参加者がやられた
レイト「こんなとこに閉じ込められてちゃなんとかのネズミだな・・・」
赤いヴィントの先端が割れ中からレーザー砲がせり出す
レイト「ちょっと道開けてくれよ!」
トリガーを引きチャージの間で一拍遅れてレーザーが発射される
目の前の機械兵を貫きレーザーは闘技場の壁に当たった
8 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:26:40.08 ID:KUnn7jO6P
その先には暗い外が見えた
レイト「んじゃ、お先に失礼するぜ!」
ヴィントを最大加速で走らせ今開けた脱出口から飛び出すしかし・・・
機械兵は全力のダッシュで追いかけてきた
機械兵のダッシュはヴィントの速度に負けないほど速い
レイト「狙いは俺かよ!?」
すかさず2つのワイヤーガンを後ろに向けて発射
一発は機械兵に命中し そのまま爆散させた
それでも数は全然減らない
レイト「しつけぇな!!」
ヴィントを止めて機械兵達と向き合う
レイト「そんなに遊びてぇなら付き合ってやるよ!但し壊されてもしらねぇからな!!!」
ヴィントを機械兵達に向かって走らせる
一番手前の一体にワイヤーガンを撃つ
突き刺さるが電撃は流さない
突き刺さったままの機械兵を振り回すようにヴィントを回転させる
このような荒技はVT2のパワーがあってこそだ
9 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:30:32.41 ID:KUnn7jO6P
ハンマー投げの様に回転しながら次々に機械兵を巻き込む
レイト「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
操縦者にもかなりの負荷がかかるが気合で押し切る
レイト「飛んでいけェェェェ!!!」
ワイヤーをパージして振り回された機械兵は数十メートル吹っ飛んで爆発した
巻き込まれた機械兵も腕や足を欠損している奴もあったが殆どが無傷だ
レイト「やべぇ・・・」
夜の暗闇に機械兵の目が怪しく光る
49 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/08(火) 00:23:03.45 ID:fkFfjKdfP
他の参加者はもう残ってはいなかった
つまり・・・
レイト「万事休す・・・って奴か・・・」
四方を囲まれ銃口を突きつけられる
ドォンッ!!
突如機械兵の一機が爆発した
レイト「なんだ・・・?」
機械兵が一斉に新たな乱入者に向けて発砲する
が、それを全て掻い潜り駆けるヴィント
レイト「あれは・・・なんとかマスク!」
勇「ブレイヴマスクだ!!って・・・違う!!」
それは例のオンボロヴィントに乗った勇だった
50 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/08(火) 00:32:50.89 ID:fkFfjKdfP
結局 俺のヴィントは間に合わなかったが・・・
カッターを抜き機械兵に急接近する
機械兵がアクションを起こす前に胴を叩き斬る
現役ヴィントやVT2のように細かい動きが出来るスラスターは装備されていない
それでも工夫次第では十分戦える
勇「回れっ!!」
ヴィントの側面を擦りながら全力で回頭する
目の前には既に機械兵が接近していた
勇「っ!舐めるな!」
ハンドルにかけていた手を離しライフルを引き抜き即座に発砲
手前の機械兵が電撃を受けて爆発する
この旧式ヴィントは性能こそそこまで良くないが操作が単純なので両手放しのような芸当も可能だ
ライフルで次々に機械兵を撃つが中々当たらない
レイト「おらぁ!!」
赤いヴィントからワイヤーガンが放たれ一機を捉える
レイト「助けなんざいらねぇが今回ばかりは頼ってやるよ!」
勇「それ以前にとっととそのヴィントを返せ!」
51 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/08(火) 00:36:47.84 ID:fkFfjKdfP
不本意だ
実に不本意だが・・・
俺とレイトの連携は稀に見る素晴らしさだった
レイトが捕獲し俺が撃つ
俺が突撃しレイトが貫く
こうして敵機は全て撃破出来た
レイト「あんた、結構やるな」
勇「褒めたって見逃しはしない。今すぐに・・・」
レイト「助かったぜ!んじゃぁな!」
踵を返し去って行くヴィント
勇「待てっ!!」
アクセルを全開にするが・・・加速しない
勇「ば、バッテリー切れ!?」
またしてもレイトを取り逃がしてしまった・・・
--------------------
プシュー・・・
コックピットが開き中には・・・
座っているシートの上でガタガタと震えるパイロット
その目の前には俺の差したカッターが甲高い音を立てて凶暴に回転していた
パイロットの鼻と刃の隙間は数センチしかない
パイロット「こ・・・降参します・・・」
「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」
凄まじい歓声が戻ってきた
これでかろうじていに残った2機のシュトロームと俺がCブロックでの予選突破となった
231 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/05(土) 01:35:48.35 ID:XV15AfobP
軍人「なんでさっきあのソルダートは動きが悪くなったんだ?」
勇「そこがソルダートの弱点なんだ」
軍人「は?」
勇「ソルダートのパワーは自身すら破壊してしまうほど強力だ。さっきみたいに地面を何度も殴ればフレームにガタがきてそのうち動きが鈍る」
勇「そこを狙ったんだ」
整備兵「そもそもそれを知らなかった相手がバカだな」
勇「それもそうだな」
ともあれこれで本戦に進出だ
--------------------
4 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:06:15.12 ID:KUnn7jO6P
勇「バッテリーのチャージを」
整備兵「おう!お前はターゲットの偵察でも行ってきたらどうだ?」
勇「偵察・・・というより監視だな。こちらに気が付いていないとは思うが万一逃げられでもしたらまた面倒なことになる」
整備兵「その間にこっちの整備は終わらせとくからな」
勇「任せた」
こうして俺はレイトの監視に向かった
ここからさらにトーナメントが始まる様だ
幸いにも次の相手にいきなりレイトと当たった
そこで確実にVT2を撃破するつもりだ
一瞬クロムの怒りの形相が浮かんだが考えなかったことにする
ガンッ・・・!
勇「ん?」
微かに聞こえた金属音
ドガンッ!!!
続いてこれは爆発音だ
勇「なにかあったのか?」
音のした方へ走る
闘技場からギャラリーがわらわらと逃げ出してくる
5 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:12:14.28 ID:KUnn7jO6P
闘技場に駆け込むとそこには・・・
勇「機械兵!?」
機械兵が数えただけで17機
既に数機撃破されている
それと戦っている参加者達
中にはレイトと赤いヴィントもある
勇「聞こえるか!?」
整備兵『どうした!?何があったんだ!?』
勇「機械兵だ!それも17機!至急バーサリー基地に・・・」
そうだった・・・
主力戦闘部隊は全て遠征で・・・
勇「・・・っ!基地に俺のヴィントを持って来るように言ってくれ!」
整備兵『分かった!』
ドォォンッ!!!
今目の前で改造されたシュトロームが撃破された
7 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:19:26.82 ID:KUnn7jO6P
レイト「なんでいきなりこいつらが!?」
このヴィントには4つのワイヤーガンの発射口と小型レーザー砲しか装備されていない
だがワイヤーガンは かなり優秀な兵器だった
レイト「俺の楽しみを!邪魔すんじゃねぇぇ!!」
ワイヤーガンを機械兵に向けて撃つ
先端が機械兵の胸部装甲に突き刺さる
レイト「くらえっ!」
そのワイヤーを伝って高電圧が駆け抜け機械兵が爆散する
レイト「よし!また一機!」
ドォォンッ!!
また隣で戦っていた参加者がやられた
レイト「こんなとこに閉じ込められてちゃなんとかのネズミだな・・・」
赤いヴィントの先端が割れ中からレーザー砲がせり出す
レイト「ちょっと道開けてくれよ!」
トリガーを引きチャージの間で一拍遅れてレーザーが発射される
目の前の機械兵を貫きレーザーは闘技場の壁に当たった
8 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:26:40.08 ID:KUnn7jO6P
その先には暗い外が見えた
レイト「んじゃ、お先に失礼するぜ!」
ヴィントを最大加速で走らせ今開けた脱出口から飛び出すしかし・・・
機械兵は全力のダッシュで追いかけてきた
機械兵のダッシュはヴィントの速度に負けないほど速い
レイト「狙いは俺かよ!?」
すかさず2つのワイヤーガンを後ろに向けて発射
一発は機械兵に命中し そのまま爆散させた
それでも数は全然減らない
レイト「しつけぇな!!」
ヴィントを止めて機械兵達と向き合う
レイト「そんなに遊びてぇなら付き合ってやるよ!但し壊されてもしらねぇからな!!!」
ヴィントを機械兵達に向かって走らせる
一番手前の一体にワイヤーガンを撃つ
突き刺さるが電撃は流さない
突き刺さったままの機械兵を振り回すようにヴィントを回転させる
このような荒技はVT2のパワーがあってこそだ
9 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/06(日) 01:30:32.41 ID:KUnn7jO6P
ハンマー投げの様に回転しながら次々に機械兵を巻き込む
レイト「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
操縦者にもかなりの負荷がかかるが気合で押し切る
レイト「飛んでいけェェェェ!!!」
ワイヤーをパージして振り回された機械兵は数十メートル吹っ飛んで爆発した
巻き込まれた機械兵も腕や足を欠損している奴もあったが殆どが無傷だ
レイト「やべぇ・・・」
夜の暗闇に機械兵の目が怪しく光る
49 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/08(火) 00:23:03.45 ID:fkFfjKdfP
他の参加者はもう残ってはいなかった
つまり・・・
レイト「万事休す・・・って奴か・・・」
四方を囲まれ銃口を突きつけられる
ドォンッ!!
突如機械兵の一機が爆発した
レイト「なんだ・・・?」
機械兵が一斉に新たな乱入者に向けて発砲する
が、それを全て掻い潜り駆けるヴィント
レイト「あれは・・・なんとかマスク!」
勇「ブレイヴマスクだ!!って・・・違う!!」
それは例のオンボロヴィントに乗った勇だった
50 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/08(火) 00:32:50.89 ID:fkFfjKdfP
結局 俺のヴィントは間に合わなかったが・・・
カッターを抜き機械兵に急接近する
機械兵がアクションを起こす前に胴を叩き斬る
現役ヴィントやVT2のように細かい動きが出来るスラスターは装備されていない
それでも工夫次第では十分戦える
勇「回れっ!!」
ヴィントの側面を擦りながら全力で回頭する
目の前には既に機械兵が接近していた
勇「っ!舐めるな!」
ハンドルにかけていた手を離しライフルを引き抜き即座に発砲
手前の機械兵が電撃を受けて爆発する
この旧式ヴィントは性能こそそこまで良くないが操作が単純なので両手放しのような芸当も可能だ
ライフルで次々に機械兵を撃つが中々当たらない
レイト「おらぁ!!」
赤いヴィントからワイヤーガンが放たれ一機を捉える
レイト「助けなんざいらねぇが今回ばかりは頼ってやるよ!」
勇「それ以前にとっととそのヴィントを返せ!」
51 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/08(火) 00:36:47.84 ID:fkFfjKdfP
不本意だ
実に不本意だが・・・
俺とレイトの連携は稀に見る素晴らしさだった
レイトが捕獲し俺が撃つ
俺が突撃しレイトが貫く
こうして敵機は全て撃破出来た
レイト「あんた、結構やるな」
勇「褒めたって見逃しはしない。今すぐに・・・」
レイト「助かったぜ!んじゃぁな!」
踵を返し去って行くヴィント
勇「待てっ!!」
アクセルを全開にするが・・・加速しない
勇「ば、バッテリー切れ!?」
またしてもレイトを取り逃がしてしまった・・・
--------------------
\ シェアする /
関連記事
- バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
- 妹とSEXしてしまいました
- バイトに出逢いなんてある訳ない
- 風俗嬢だった過去を持つ彼女が語った衝撃的な体験談(デリ嬢時代のプレイ再現編)
- 風俗嬢だった過去を持つ彼女が語った衝撃的な体験談
- 「機械と少年」
- タコ部屋から逃亡
- みんなの大好きな、みどりいろのあいつの話
- 伝説の風俗島
- ドッペルゲンガーと人生を交換した話
- 机の上に予言が書いてあった。
- 涙の色は赤がいいだろ?
- なにかと縁のあるバレンタインデー
- 俺と犬と女の子の話
- 死の淵から
- コンビニによく来るJCから告られたんだけど
- 破局か再構築か
- 落書きの導き
- 十年前から電話がかかってきた
- 待っていてくれる紗代
- 寝れないから仕事先の楽しい出来事書いてく
- 私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう
- アルミ缶の上に
- ソープへ行けと彼女は言った。
- トイレットペーパー抱えてた寮の女の子に声をかけた話
- 叶わない夢を見続ける少年の物語
- 私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう3
- 女を極限まで調教していた友人の話
- 記憶を消せる女の子の話
- 童貞と共に人として大切な何かを亡くした話4(フリーディレクター編)
- 童貞と共に人として大切な何かを亡くした話5(ロケ編)
- 童貞と共に人として大切な何かを亡くした話6(事務所立ち上げ編)
- 童貞と共に人として大切な何かを亡くした話7(マネージャー編)
- 童貞と共に人として大切な何かを亡くした話8(結衣編)
- 童貞と共に人として大切な何かを亡くした話9【完結】
- 私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう2
- 同じアパートに住んでいた病弱な女の子の話
- 今日、彼女の父親は死ぬ
-