「機械と少年」
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63 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:11:34.86 ID:b4A3gl1rP
それから3日たったある日の夜
勇「出発は明日だ。」
リート「今度はどこに行くんですか?」
目をキラキラさせながらたずねるリート
勇「一旦スティーアに帰る。」
リート「あのヴィントはどうするんですか?」
勇「なんかもうどうでも良くなった。あいつにも俺の技量は充分示たしな」
リート「それってあにレイトって人に馬鹿にされたから追ってたってことですよね?」
勇「・・・違う」
リート「声が小さいですよぉ〜」
勇「・・・明日は早いからもう寝る」
リート「あ〜・・・拗ねちゃった」
こんな俺たちに魔の手が・・・
--------------------
64 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:18:43.28 ID:b4A3gl1rP
バーサリー基地の一角
「こちらエグスト1配置に着いた」
『エグスト2、こちらも準備は万端だ』
『エグスト3、同じく』
『対象のヴィントは基地内に見られない・・・もう出て行った後か?』
『エグスト2、それはあり得ない。対象が私室に入るのを視認した』
『それは確かか?』
『YES』
「エグスト1、突入準備完了」
『よし、目標は天霧勇ただ一人だ。くっついているロボは好きにしろ』
「了解」
彼らは黒ずくめの戦闘服にライフル、手榴弾、暗視ゴーグルなど特殊部隊の様な装備をつけていた
いや、正しくは彼らは特殊部隊なのだ
「エグスト1・・・行きます」
エグストというのはこの特殊部隊のチーム名
それぞれエグスト1、2、3に3人ずつの小チームの集団
それが特殊部隊エグストだ
65 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:26:54.30 ID:b4A3gl1rP
そのうちのエグスト1の3名が勇の私室に攻撃を仕掛けようとしていた
「扉のロックを解除せよ(ジェスチャー)」
「了解(ジェスチャー)」
彼らは一言も声を出さない
扉の電子キーを操作し強制的にロックを解除した
「3、2、1・・・GO!(ジェスチャー)」
扉が開け放たれた瞬間に部屋に突入しベッドへ発砲ベッドが蜂の巣にされて行く
が・・・
「居ない!?」
撃ったベッドは布団が丸められて膨らんでいただけで人の姿は無い
「どこだ!?」
『何があった?』
「部屋はもぬけの殻です!」
『なんだと!?』
--------------------
66 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:36:13.48 ID:b4A3gl1rP
その頃基地から少し離れた場所
勇「センサーに反応があった・・・本当だったんだな」
軍人「でしょ?危なかったっすね」
実はいまから数分前、バーサリー基地の周辺に怪しい動きがあるとの事で俺達は連絡を受けていた
どうやら俺の私室にも張り付いている奴が居たので狙いは俺たちだとすぐに分かった
そこで部屋の天井から伸びる空調のダクトの中をはって抜け 基地の裏から脱出したという訳だ
バラララララ・・・
その不審者を発見し ここまでVT2を運んでくれたのが・・・
リート「おーい!」
シティ『怪我は無かったかい?』
リート「だーいじょーぶでーす!」
リートがいつの間にか友達になっていたシティというヘリの操縦士だ
ヘリがゆっくり着陸する
それと同時にハッチが開き俺たちの荷物とヴィントが出てくる
軍人「どうやら敵は本部からの回し者みたいっすよ?」
基地からの報告を逐一受けていた軍人が教えてくれた
勇「そりゃ色々と俺たちのチームが嗅ぎ回ったからな・・・」
リート「睨まれて当然ですね」
67 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:45:14.88 ID:b4A3gl1rP
シティ「あんたらそんなに不味いことに首つっこんでんのかい?」
勇「まぁな。だがこれで本部がなにかヤバイことを隠しているのは明確だ」
軍人「今度は本部に殴り込みっすか?」
勇「その事なんだが上司から指令があった」
リート「え?帰るんじゃないんですか?」
勇「残念だがもう少し仕事がある」
リート「うぇぇ〜」
シティ「あら?あんた これとの旅は満更でもないとか言ってた気がするけど?」
これとは勇の事である
リート「勇さんご飯とかしっかり食べないから 早く基地に戻ってもらいたいんですけど」
勇「次は・・・ツイッターン基地ってところだ」
軍人「うげぇ・・・」
勇「なんだ?その反応?」
シティ「ツイッターンって・・・極寒地帯じゃない。それもかなりの距離が・・・」
リート「えぇ〜・・・」
勇「そこに亡くなった指令の盟友がいるらしい。その人に協力してもらえるように交渉しに行けと」
シティ「まぁ通信とか手紙だと色々と不味いんだろうね」
リート「そうなんですか?」
シティ「通信はもちろん全てチェックされてるだろうし・・・手紙もラブレターすらチェックされてるだろうねぇ」
68 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:50:54.22 ID:b4A3gl1rP
勇「つまり自分の足でって事だ」
リート「あーあ・・・スティーアに帰りたい」
シティ「あと少しだろ?頑張りな!」
リート「はーい・・・」
勇「んじゃいくぞ」
ヴィントに跨る
シティ「おっと、忘れるとこだった」
リート「なんですか?」
シティ「これ、渡してもらえる?」
そう言って渡されたのは封筒に入った書物
リート「誰に・・・って、ガイウスさん?」
シティ「そのうち帰るんでしょ?そしたらそれ渡しておいて」
リート「分かりましたけど・・・これなんです?」
シティ「ラブレターよ」
リート「え!?」
勇「んぁ!?」
シティ「って言っても中々帰って来ない夫への愚痴だけどね」
リート「つまり・・・それって・・・」
勇「ガイウスは・・・あんたの・・・」
シティ「夫☆」
驚愕の事実にショックを受けながらも俺たちは次なる目的地へ向かうのだった
--------------------
83 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/11(金) 00:11:50.40 ID:RvMaYd03P
勇「ぐぅっ・・・」
リート「大丈夫ですか・・・?」
吹雪の中を一台のヴィントが走る
勇「寒いっ・・・!」
何時もの戦闘服(意外と寒さや暑さに強いはず)で極寒の地に乗り込んだのだが・・・
完全に舐めていた
勇「お前はなんとも無いのかよ・・・」
リート「はい!寒いのは得意です!」
流石機械・・・
唯一ヴィントの熱が俺を温めてくれている
勇「いっそこのとシュトロームでも借りるべき・・・だっ・・・」
意識が朦朧として・・・眠く・・・
ガァンッ!!
リート「寝ちゃダメです!!」
こうして何度かリートが寝そうになると起こしてくれる
勇「銃床はやめろ・・・死ぬから・・・」
既に後頭部はボロボロだ・・・
禿げたらマジで許さん
84 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/11(金) 00:19:14.32 ID:RvMaYd03P
ふと、視界に光が見えた
勇「・・・あそこだ!」
あれは基地の灯台だろう
ツイッターン基地は吹雪になると灯台を灯すと聞いている
リート「陸の上に灯台って面白いですね〜」
こっちはそれどころじゃない
勇「急ぐぞ・・・このままでは・・・しんで・・・」
ガァンッ!
リート「寝ちゃダメですよ〜!」
勇「このやろっ・・・」
その時・・・
勇「レーダーに反応!?」
リート「え!?」
勇「数・・・8!この大きさは・・・?」
熱源の大きさがヴィントよりも小さい
それが高速でこちらに向かっている
勇「何が・・・何が来るんだ!?」
それから3日たったある日の夜
勇「出発は明日だ。」
リート「今度はどこに行くんですか?」
目をキラキラさせながらたずねるリート
勇「一旦スティーアに帰る。」
リート「あのヴィントはどうするんですか?」
勇「なんかもうどうでも良くなった。あいつにも俺の技量は充分示たしな」
リート「それってあにレイトって人に馬鹿にされたから追ってたってことですよね?」
勇「・・・違う」
リート「声が小さいですよぉ〜」
勇「・・・明日は早いからもう寝る」
リート「あ〜・・・拗ねちゃった」
こんな俺たちに魔の手が・・・
--------------------
64 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:18:43.28 ID:b4A3gl1rP
バーサリー基地の一角
「こちらエグスト1配置に着いた」
『エグスト2、こちらも準備は万端だ』
『エグスト3、同じく』
『対象のヴィントは基地内に見られない・・・もう出て行った後か?』
『エグスト2、それはあり得ない。対象が私室に入るのを視認した』
『それは確かか?』
『YES』
「エグスト1、突入準備完了」
『よし、目標は天霧勇ただ一人だ。くっついているロボは好きにしろ』
「了解」
彼らは黒ずくめの戦闘服にライフル、手榴弾、暗視ゴーグルなど特殊部隊の様な装備をつけていた
いや、正しくは彼らは特殊部隊なのだ
「エグスト1・・・行きます」
エグストというのはこの特殊部隊のチーム名
それぞれエグスト1、2、3に3人ずつの小チームの集団
それが特殊部隊エグストだ
65 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:26:54.30 ID:b4A3gl1rP
そのうちのエグスト1の3名が勇の私室に攻撃を仕掛けようとしていた
「扉のロックを解除せよ(ジェスチャー)」
「了解(ジェスチャー)」
彼らは一言も声を出さない
扉の電子キーを操作し強制的にロックを解除した
「3、2、1・・・GO!(ジェスチャー)」
扉が開け放たれた瞬間に部屋に突入しベッドへ発砲ベッドが蜂の巣にされて行く
が・・・
「居ない!?」
撃ったベッドは布団が丸められて膨らんでいただけで人の姿は無い
「どこだ!?」
『何があった?』
「部屋はもぬけの殻です!」
『なんだと!?』
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66 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:36:13.48 ID:b4A3gl1rP
その頃基地から少し離れた場所
勇「センサーに反応があった・・・本当だったんだな」
軍人「でしょ?危なかったっすね」
実はいまから数分前、バーサリー基地の周辺に怪しい動きがあるとの事で俺達は連絡を受けていた
どうやら俺の私室にも張り付いている奴が居たので狙いは俺たちだとすぐに分かった
そこで部屋の天井から伸びる空調のダクトの中をはって抜け 基地の裏から脱出したという訳だ
バラララララ・・・
その不審者を発見し ここまでVT2を運んでくれたのが・・・
リート「おーい!」
シティ『怪我は無かったかい?』
リート「だーいじょーぶでーす!」
リートがいつの間にか友達になっていたシティというヘリの操縦士だ
ヘリがゆっくり着陸する
それと同時にハッチが開き俺たちの荷物とヴィントが出てくる
軍人「どうやら敵は本部からの回し者みたいっすよ?」
基地からの報告を逐一受けていた軍人が教えてくれた
勇「そりゃ色々と俺たちのチームが嗅ぎ回ったからな・・・」
リート「睨まれて当然ですね」
67 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:45:14.88 ID:b4A3gl1rP
シティ「あんたらそんなに不味いことに首つっこんでんのかい?」
勇「まぁな。だがこれで本部がなにかヤバイことを隠しているのは明確だ」
軍人「今度は本部に殴り込みっすか?」
勇「その事なんだが上司から指令があった」
リート「え?帰るんじゃないんですか?」
勇「残念だがもう少し仕事がある」
リート「うぇぇ〜」
シティ「あら?あんた これとの旅は満更でもないとか言ってた気がするけど?」
これとは勇の事である
リート「勇さんご飯とかしっかり食べないから 早く基地に戻ってもらいたいんですけど」
勇「次は・・・ツイッターン基地ってところだ」
軍人「うげぇ・・・」
勇「なんだ?その反応?」
シティ「ツイッターンって・・・極寒地帯じゃない。それもかなりの距離が・・・」
リート「えぇ〜・・・」
勇「そこに亡くなった指令の盟友がいるらしい。その人に協力してもらえるように交渉しに行けと」
シティ「まぁ通信とか手紙だと色々と不味いんだろうね」
リート「そうなんですか?」
シティ「通信はもちろん全てチェックされてるだろうし・・・手紙もラブレターすらチェックされてるだろうねぇ」
68 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/09(水) 00:50:54.22 ID:b4A3gl1rP
勇「つまり自分の足でって事だ」
リート「あーあ・・・スティーアに帰りたい」
シティ「あと少しだろ?頑張りな!」
リート「はーい・・・」
勇「んじゃいくぞ」
ヴィントに跨る
シティ「おっと、忘れるとこだった」
リート「なんですか?」
シティ「これ、渡してもらえる?」
そう言って渡されたのは封筒に入った書物
リート「誰に・・・って、ガイウスさん?」
シティ「そのうち帰るんでしょ?そしたらそれ渡しておいて」
リート「分かりましたけど・・・これなんです?」
シティ「ラブレターよ」
リート「え!?」
勇「んぁ!?」
シティ「って言っても中々帰って来ない夫への愚痴だけどね」
リート「つまり・・・それって・・・」
勇「ガイウスは・・・あんたの・・・」
シティ「夫☆」
驚愕の事実にショックを受けながらも俺たちは次なる目的地へ向かうのだった
--------------------
83 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/11(金) 00:11:50.40 ID:RvMaYd03P
勇「ぐぅっ・・・」
リート「大丈夫ですか・・・?」
吹雪の中を一台のヴィントが走る
勇「寒いっ・・・!」
何時もの戦闘服(意外と寒さや暑さに強いはず)で極寒の地に乗り込んだのだが・・・
完全に舐めていた
勇「お前はなんとも無いのかよ・・・」
リート「はい!寒いのは得意です!」
流石機械・・・
唯一ヴィントの熱が俺を温めてくれている
勇「いっそこのとシュトロームでも借りるべき・・・だっ・・・」
意識が朦朧として・・・眠く・・・
ガァンッ!!
リート「寝ちゃダメです!!」
こうして何度かリートが寝そうになると起こしてくれる
勇「銃床はやめろ・・・死ぬから・・・」
既に後頭部はボロボロだ・・・
禿げたらマジで許さん
84 : ◆Z3ayXtoR4DEE :2013/10/11(金) 00:19:14.32 ID:RvMaYd03P
ふと、視界に光が見えた
勇「・・・あそこだ!」
あれは基地の灯台だろう
ツイッターン基地は吹雪になると灯台を灯すと聞いている
リート「陸の上に灯台って面白いですね〜」
こっちはそれどころじゃない
勇「急ぐぞ・・・このままでは・・・しんで・・・」
ガァンッ!
リート「寝ちゃダメですよ〜!」
勇「このやろっ・・・」
その時・・・
勇「レーダーに反応!?」
リート「え!?」
勇「数・・・8!この大きさは・・・?」
熱源の大きさがヴィントよりも小さい
それが高速でこちらに向かっている
勇「何が・・・何が来るんだ!?」
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