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風俗嬢だった過去を持つ彼女が語った衝撃的な体験談
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243 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:27:50.46 ID:5jnMM0EY0
それに対して、心と金に余裕がある客の場合はロングの割に仕事の量は少なくて済む。

呼ばれて安心安全ってのは、疲れないからラク、休憩時間が長いからラク、という意味合いが強かったらしい。


ただし、精神的にはどうかというと。

頼んだコースが長いのに、プレイ時間が短い客が相手だと、それはそれで緊張感を伴うらしく、何もしないでただ話している時間が精神的に疲労する時間でもあったという。

それは、デリ嬢としてのマドカではなく、マドカをひとりの人間として評価されたり、試されているように思える時間で、とても怖かったと彼女は真剣に言っていた。

「どっちもどっちだよね。お金を稼ぐため、私にはどっちも必要だったし」

「そっかぁ」

でも最終的に、金払いが良い客の方が生き残るのは間違いない。

でもそれは、マドカが選んだ、というよりも、自然淘汰に近い形だったのだろう。



244 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:29:52.19 ID:5jnMM0EY0
「というわけで、心にもお金にも余裕があるお客さんが」

「うん」

「私のお気に入りだったなんて、そんなことはないわけです」

「はい」

「ヒロシが嫉妬しちゃうような観点で選んでいたわけではありませーん」


そういう言葉を待っていた。

マドカは俺の嫉妬を見抜いた上で、俺を一番納得安心させる言葉を使ってくれた。

金にも心にも余裕があるっていうソイツらに、俺は嫉妬とともに劣等感を抱いていたのかもしれない。

人生でもウマいこと成功しているかのような、そういう勝手な想像で、ワザワザ敵を大きくしてしまってた。。

ソイツらにマドカの心も体も奪われてしまったって、ガキみたいに拗ねてる俺がいたんだ。

つまり、「女の扱いが上手い」とマドカに言わしめたソイツらに、口説き落とされるような形でマドカは体を許してしまったんじゃないかって、俺はそういう観点で心配してた。

でもどうやらそれは違ってた。

これでようやく本当に知りたいことに踏み込める。



245 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 00:45:22.72 ID:5jnMM0EY0
「でも、痛くしたり乱暴にしたりしない人たちっていう意味では」

「うん」

「余裕を持って遊びに来てくれるお客さんが好きでした」

「そうか」

「好きっていう言葉を使うとおかしいけど」

「うんまぁね」

おかしいと思うならそんな表現使わないでよ、って悲しくなる。

と、同時に、もうひとつ気になった表現があったことを思い出す。

「ちょっとホッとしちゃう相手(>>219)って?どっちのお客さん?」

「それはおじいちゃんでしょwww」

「おじいちゃんだったのかよwww」

もう出番はないと思ってたおじいちゃんの思わぬ再登場で、またちょっとだけ和んだ。

悩みの種が解決した俺は、いよいよノリにノってきた。寝取られM属性の本領発揮である。




246 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 01:08:48.23 ID:5jnMM0EY0
「俺なりに整理したい」

「うん」

「思い出すのが辛いようなことをもう1度確認するけど大丈夫か?」

って聞いたら、マドカは黙って頷いた。そのあとに俺の手を握った。

「ヒロシがイヤじゃないなら、私もイヤじゃないから」

そう言って彼女は俺の手を口元に持っていって、親指の根元あたりに噛み付いた。

数秒間、そんなワケのわからない行動をしたあと、マドカはハッて我に返ってた。

俺にもよくわからなかったけど、それが愛情表現であることは伝わってきた。

俺は心を鬼にし、再びマドカの過去へと、思いを巡らせるのだった。



247 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 01:14:27.47 ID:5jnMM0EY0
「誰が相手でも苦痛は苦痛だった?」

「うん」

「ハッキリとはわからないけど、濡れたかも?」

「かも…」

「頭では拒絶してるのに、相手によっては、本当にイクこともあったと?」

「はい」

「イクーなんて言ったりしたことは?」

「そんなこと言うもんか」

「じゃ、どんな感じでイったの?」

「コッソリとイきました…静かに…」


顔を赤らめてそう言ったマドカは、メチャクチャ可愛くて今すぐにでも抱きしめたかった。

でも、今はマドカ本人のその口から、マドカの言葉で、その時何があったのかを語らせたかった。

さっきまでヒートアップしてたマドカもだいぶ落ち着いてきたので、そうしても大丈夫そうだなって思った。

それに俺が質問を続けると尋問みたいな雰囲気になって嫌だったので、トークの主導権をマドカに譲った。



254 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 21:07:58.45 ID:5jnMM0EY0
「お客さんにアレコレされてる時は、本当に心は閉ざしてて」

「うん」

「それでも心のどこかで、この人ヤバいなぁって思う時があって」

「ヤバいってのは?」

「まぁ、上手いってことだよね、結局は」

「それも含めて女の扱い方が全般的に、だろ?」


俺はとても冷静だった。


「うん。とても手馴れてる感じ。それはそれでイヤだった」

「うん」


そしてマドカもとても冷静だった気がする。


「そういう時ってさ…」

「あ、ちょっと待ったマドカ…」


客に「アレコレ」されてる時っていう表現が俺はなんだか気に食わなくて。

知りたいようで知りたくないような事、ってのはまさにその「アレコレ」の部分。

マドカがそういう部分を隠さずにハッキリ言えば、俺は凹んでしまう。

だけど、うやむやにオブラートに包んだ表現をされると、俺はムカつくのだ。



255 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 21:09:26.75 ID:5jnMM0EY0
これから先は、マドカにとっては、一番知られたくない内容が含まれてくるはず。

でもそれは同時に、さっさと話し終えてしまったほうが楽になれるのかもしれないとも思う。

じゃ俺は?俺にとってはどうだ?さっさと聞き終えてしまったほうが楽なのか?

いやそれは違う。聞く前、聞いてる途中、聞き終えたあと、となるにつれて俺のテンションはガタ落ちになっていくはず。

だけど、サラッと駆け足でテンポよくマドカが話し終えてしまうのでは、納得がいかないのだ。

マドカは自分に都合の良いことばかりを言うつもりはない、と最初に宣言してくれてたけど、プレイ内容に関しては時々ボンヤリとした表現で誤魔化そうとしてた。

それが俺に対する気遣いだとわかってはいたのだが、俺はついつい踏み込んでしまう。

なかなかさじ加減が難しい問題だった。




256 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 21:10:45.61 ID:5jnMM0EY0
だがしかし。

ボンヤリとした表現をハッキリとした表現で言い直されると、その度に俺は興奮してた。

ある意味それは ちょっとしたプレイのようで、俺にとってもマドカにとっても、言葉責めのような状態になるときもあった。

「アレコレって?ハッキリ言ってよ」

「え、それは…」

もちろんマドカは俺が質問したことには、きっちり答える覚悟はあるんだ。

「おっぱい触られたり、舐められたり…」

「それだけなわけないよね?」


マドカは俺の視線をちょっと気にしながら、今度は俺を追い込む側に回る。

「アソコもいじられたよ。舐められる時もあったし」

「ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!」

俺は少しだけ大袈裟に驚いてみせたり、あるいは本当に凹んだり。

まどかはそんな俺を適度に気遣いながらも、ちょっとだけ焦らしたり弄んだり。

あんまりシーンとするのは嫌だったから、お互いに明るく振舞うようにはしてたんだと思う。



257 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 21:13:18.87 ID:5jnMM0EY0
「でも舐める人は少ない。ってかほとんどいない」

「そうなのか」

「私はお金払ってもらう側だし、仕事だし?」

「うん」

「当然のようにフェラでちんちん舐めないといけないけど」

「はい…」

「金を払う側であるお客さんには、選択権があるからねぇ」

「たしかに」

「ワザワザお金払ってまで舐めるようなとこでもない気もするんだけど?」

「「うーん…」

「まぁずっと舐めてる人もいたけどね」

「うわぁぁん」

俺の想像では、いつも攻める側で、エッチなことをしてあげる側だったマドカ。

大の字でただ寝ているだけの客。その客に覆い被さるようにしてマドカが仕事をするんだ。

でもそれは、デリ嬢としてのマドカ、の半分しか捉えていなかった。

俺はマドカの「生の声」を聞きながら、掲示板で得た情報を元に構築していた「想像上のマドカ嬢」の姿に修正を加えていく。



260 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 22:20:16.53 ID:5jnMM0EY0
「私、舐められるの結構好きだったかも…」

「え…」

「手で強引に痛くされるよりはマシだったって意味でねw」

「…いじわるすんなよw」

「それにさ、舐められる=クサくない、って事かなって」

「うん」

「そんな風に解釈してるとこもあってさ」

「そんなこと気にしてたんだ」

「女の子ならみんな誰でも気にしてることですぅー。べーだ」

マドカは ちょっと舌を出してアッカンベーみたいな仕草で俺に悪態をつく。

「好きでもなんでもない客相手でも、そんなこと気になるもんなの?」

「相手が好きな人なら尚更気にするけど、一応、客商売ですから?」

「俺としては臭いマンコ舐めさせてやれって感じだわw」

「わははw って、え?」

マドカは そこでフッと気付いたように、不安な目で俺を見つめる。



261 :ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW :2013/05/15(水) 22:23:06.24 ID:5jnMM0EY0
「あれ?あ、あの、私ってクサくな…いよ…ね?え?クサい?」

「教えない」

「そっちこそ いじわるしないでよぉー」

「今日いっぱい嗅ぐ」

「ちょw なにそれw いやだw まじでw」

「ってゆうかさ、マドカの体、俺今日ゴシゴシ洗いたい」

静寂が訪れた。俺が放った一言は結構重かった。(いやクサイって意味じゃないからね


「ごめんなさい」

「いや、今更洗うのも手遅れなんだけどもwww」

「いや、そんなことないゴシゴシしてください・゜・(ノД`)・゜・」

「洗いっこしよ、洗いっこ。2人で。一緒にお風呂入って、ね?」

「うん><」

笑ってばかりではなかった。時々こうして虚しい怒りと悲しみにも襲われたよ。

でも、言いたいことは言いたかったし、終わったこと過去のことだって割り切れない部分もあった。

これが本来の正しい姿であるような気もしたし、こうあるべきだとも思った。






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カテゴリー:読み物  |  タグ:相手の過去, 寝取られ, 風俗,
 

 
 
 
 

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