バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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159 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:21:34.20 ID:Q5UKg1qg.net
大みそかの夜、俺は伊達ともに大学から歩いて15分ほどの寺に初詣に来ていた。
地方だからと思っていたが思いのほかの人の入りで些か驚いていた。
ちなみに白石とは元日に来るつもりである。
「ちゃんと男として反応もすれば仕事もしてくれるよ・・・ただ、年下のJKを相手に その場の勢いとかでいたすのもいかがなものかと思って・・・」
「その思慮の深さは尊敬に値するし、お前の『自分の部屋だから強引に!』とか『付き合ってるから!』みたいなところがないのは純粋に素晴らしいと思うが・・・
白石ちゃんとしては勇気だしたのに恥かかされたようなもんだからなww」
「・・・俺が悪い?」
「男女交際ってのは基本的にバランスとタイミングだというのが俺の持論だ。それに当てはめれば…まぁ今回は非があるなww」
「ままならねぇなぁ・・・俺は俺で気使ったんだが。」
「んー。自分の考えとかすべきじゃないかと思うことが相手にとってそのまましてほしい事じゃないからな。その辺は折り合いをつけながら頑張れ。」
アドバイス的なことは くれたが要するに、「俺には関係ないから。」と言われている気がしないでもない。
「なんだかなぁ・・・」
甘酒を大仰にあおってそのまま、なんとはなしに空を見上げる。吐いた息の白が空の鈍色に溶けていく。
除夜の鐘が鳴り響く。煩悩の1つも消えてくれそうになくて一人苦笑した。
160 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:24:34.11 ID:Q5UKg1qg.net
そしてトリップ入ってないけど>>159も俺です。
「さて、俺は帰って寝るが小島どうするよ?」
二人で初詣を終えながら帰路につく。
「そうだな…白石と一緒に初詣行くから俺も寝るかな。」
「寝させねーよ!?」
「何で3秒前と言ってること違うんだよ!?」
「白石ちゃんと初詣に行くと聞いたからお前は今日寝られる運命に無いのだ!」
「知るか!寝るわ!」
「あ、おーい!こじまーー!だてーーー!」
「ん!?」
伊達の騒がしさのせいで気づかなかったが既に家の近くまで来ていた。
前にも言ったかも知れないが俺と伊達の家は車が行き交うのも苦労するような道路を挟んで向かいに住んでいる。
その俺の家の向かい、つまり伊達の家の前に何人かの人が固まっているのが判る。
と言うかあれは…
「…お前ら何でいるの?」
バイト先まで尾行してきた友人たちだ。
「え?これから伊達の家で新年飲みだろ?」
黙ったまま後ろにいる伊達の方に振り向く。
「みんな!明日こいつ初詣デートらしいから!」
「よっしゃ飲むぞ小島ふーーーー!!!」
「宴じゃーーーー!!!」
「羨まし過ぎんだろ小島ごらーーー!!!」
162 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:27:42.91 ID:Q5UKg1qg.net
「まて!とりあえず待て。白石は未成年なわけだから酒臭い俺なんかで行きたくない。
今日はこのまま風呂に入って寝る。」
「ほほう、伊達、どうする?」
「そういやさっきこいつから面白い話聞いたんだが、クリスマスに・・・」
「だてええええぇぇえええええ!!!」
こいつ悪魔何かか!?
「何!?クリスマスデートとな!?」
「けしからん!!けしからんぞ小島!!」
「どうするよ?来ないなら ちょうどいい酒の肴が聞けたし みんなで共有しようかと思うが、いや何!別に誰もお前の話とは言ってないさ!」
「貴様は悪党だ・・・」
精一杯の感情をこめて伊達をねめつける。
「はーはーはははは!!!さいっこうの褒め言葉だ!」
伊達の腕が肩に回る。
「飲むぞーーー!!!」
「「「「「おおーーーー!!!」」」」」
ご近所様から見れば新年早々から はた迷惑なバカ大学生だっただろうが今にしてみれば俺らにとっては青春の1ページになっていた。
163 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:32:30.01 ID:Q5UKg1qg.net
「あったまいて・・・」
気が付けば伊達の家で皆伸びていた。
調子に乗って「初日の出を見よう!」なんて言っていたが初日の出はすっかり姿を現している。
10時過ぎだ。
「おい、おい伊達!俺帰るからな。」
伊達の頬をぺちぺち叩くと呻くような声で、「おう、じゃぁな・・・」とだけ言い そのあとは息絶えたかのように再び眠り始めた。
「酒好きなくせに うわばみいないもんな・・・考えてみたら」
酔いが回っているのか俺も独り言をつぶやきながら伊達の家を後にし そこから徒歩20秒ほどの家につく。
「ふぅ・・・酒臭いか?」
自分の匂いっていうのは意外と気づかないもので嗅いでみても判らない。
とりあえず酔い覚ましもかねてシャワーを頭からかぶる。
白石との約束は12時にここだ。
風呂に入って一息つけば ちょうどいいころ合いになるだろう。
「おにーさん!来たよー!」
「おー、いらっしゃい。」
「えへへー、何か久しぶりな気がするなぁ!」
「まぁクリスマス辺りまでほぼ毎日来てたしなw」
「だねwよし!とりあえず何か作るね!」
「おー」
文章だけ見ると白石に色々とぶん投げているダメ彼氏(基本的に何の間違いもない気もしなくもry)だが 白石が「クリスマスは自分一人で作れなかったからどうしても」といっていたのでとりあえず任せることにした。
164 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:36:37.32 ID:Q5UKg1qg.net
「ほれコート。」
「あ、いっつもありがと。」
「ついでに下着。」
「・・・襲う気もない癖に・・・」
「あー、聞こえねー!腹減ったなー!」
「はいはいw」
耳に痛い話だ。だがそこはそう簡単にしてはいけないと思うのだ。
俺が単にチキンというのは勘弁してほしい…
「はい、おいしいか分かんないけれど。」
出てきたのはペペロンチーノだった。
「相変わらず料理上手いなぁ。店出せば?」
「お金ないよw」
「否定するのそこかよw」
二人で他愛もない話をしながら箸、もといフォークを進める。
「ご馳走様でした!」
「お粗末様でした。あ、お兄さん口についてるよ?子供みたいww取ってあげよっか?」
「え?マジで?スゲー恥ずかしいやつじゃん!」
適当にティッシュを取って雑に口元を拭う。
「そんなに慌てなくてもいいじゃんww」
「慌てるわ!」
カッコ悪いし、いじられるし。
166 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:42:43.95 ID:Q5UKg1qg.net
「・・・いま思ったらさ、私達ってあんまり彼氏彼女らしいことしてないよね・・・」
「・・・そうか?」
うちまで遊びに来てご飯作ってご飯食べて一緒に勉強して…
俺からしたら もう十分過ぎるほどだと思われるのだが。
「・・・逆に何をしてないと・・・?」
ぎしあんを除けばリア充すぎて大抵の非リアは胸やけを起こしかねないと思われるのだが。
「うーん・・・膝枕?」
「仮にしてって言ったらしてくれるのか・・・?」
「1分10円ねw」
「あー、全然払うからして欲しいww」
「しかたないなぁ・・・」
眉を下げてはにかみながら、白石はこたつから足を出して膝を折って座った。
「じゃあその、お邪魔します・・・」
クリスマスとは また違った変な緊張感の中、白石の膝の上に頭を預ける。感触としては低反発枕とかに近い気がした。
「どう、かな?」
「うん・・・何か枕ともまた違った感じだな。でもあれだな。のぞき込まれるって普段ないから少し新鮮だ。」
「そっか・・・意外とまともなコメントだね。」
「何言うと思ってたんだよ・・・」
「『これが白石の太ももかぁー』とか?」
「・・・全く思わなかったと言えば嘘になる・・・」
視線から逃れるために寝返りを打つ。
「こっちも膝の上に何か乗ってるってこともあんまりないから少し新鮮だよ?ww」
そう言って白石が俺の頭を撫で始める。
「・・・あんまりやると気持ちよくて寝るぞ?」
「たまにはいいんじゃないかな?初詣は・・・起きたらかな?」
冗談っぽく白石が笑って言うがもう意識が遠くなり始めている。
「やべ・・・マジで寝そう・・・」
「1時間くらいしたら起こす?」
「すまん。そうしてくれると・・・たすかる。」
「ホントに子供みたいwwお休み、お兄さん・・・」
意識とともに声も遠くなり始めて頭を撫でられる心地いい感触も少しずつ薄れていく。
新年は最初の日から幸せすぎるほどだった。
165 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:42:36.72 ID:jU8BlDZR.net
なんで一語一句鮮明に覚えてるの?創作?
168 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:48:42.29 ID:Q5UKg1qg.net
>>165
全部そのままなわけじゃないよw ニュアンスとしてこんなだったなみたいな。
やりとりは大体覚えてるから そこを補てんしていってる感じ。ちょっと思い出しながら書いたりしてるのもあるから遅いんだけど。
「ん・・・」
意識が覚醒する。
「なんじ・・・」
起き上がりながら時計を見る。既に5時過ぎ。部屋は薄暗くなっていた。1時間どころか3時間ほど寝ていたらしい。
「お?」
そういえば白石の膝枕ではなく普通のクッションになっていた。
そして背中の方に柔らかいが温かい感触を感じ振り返る。
白石が俺に抱き着いて寝ていた。
「はぁ・・・」
ため息をついてしばらく悶絶する。
誓って言えるが嘆息したのは この状況に不満があるわけじゃない。
元気になっている愚息が果たして生理現象だけであるかが そこはかとなく不安になったのだ。
白石の柔らかさが伝わってくる。
起こさないように向き直って向かい合うような体制になる。スゲーあったかい。
白石の言葉を思い出す。
たしかに考えてみたら十分にリア充だったがここまでべたべたとかイチャイチャとかしてないと言えばしてないかもしれない。
未だに手を繋ぐのも少しぎこちない気がする。
単純に俺が気恥ずかしいとかもあるが俺と白石の距離感が何となく そんな感じでないってのもデカいかも知れない。
それでもクリスマスのこともあって白石に我慢させていたと気づいた。
「・・・迷惑かけっぱなしだなぁ・・・」
一人ごちて静かに苦笑する。今年は少し頑張ろうかなんてぼんやり思いながら白石が起きるまでぼんやり眺めていた。
大みそかの夜、俺は伊達ともに大学から歩いて15分ほどの寺に初詣に来ていた。
地方だからと思っていたが思いのほかの人の入りで些か驚いていた。
ちなみに白石とは元日に来るつもりである。
「ちゃんと男として反応もすれば仕事もしてくれるよ・・・ただ、年下のJKを相手に その場の勢いとかでいたすのもいかがなものかと思って・・・」
「その思慮の深さは尊敬に値するし、お前の『自分の部屋だから強引に!』とか『付き合ってるから!』みたいなところがないのは純粋に素晴らしいと思うが・・・
白石ちゃんとしては勇気だしたのに恥かかされたようなもんだからなww」
「・・・俺が悪い?」
「男女交際ってのは基本的にバランスとタイミングだというのが俺の持論だ。それに当てはめれば…まぁ今回は非があるなww」
「ままならねぇなぁ・・・俺は俺で気使ったんだが。」
「んー。自分の考えとかすべきじゃないかと思うことが相手にとってそのまましてほしい事じゃないからな。その辺は折り合いをつけながら頑張れ。」
アドバイス的なことは くれたが要するに、「俺には関係ないから。」と言われている気がしないでもない。
「なんだかなぁ・・・」
甘酒を大仰にあおってそのまま、なんとはなしに空を見上げる。吐いた息の白が空の鈍色に溶けていく。
除夜の鐘が鳴り響く。煩悩の1つも消えてくれそうになくて一人苦笑した。
160 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:24:34.11 ID:Q5UKg1qg.net
そしてトリップ入ってないけど>>159も俺です。
「さて、俺は帰って寝るが小島どうするよ?」
二人で初詣を終えながら帰路につく。
「そうだな…白石と一緒に初詣行くから俺も寝るかな。」
「寝させねーよ!?」
「何で3秒前と言ってること違うんだよ!?」
「白石ちゃんと初詣に行くと聞いたからお前は今日寝られる運命に無いのだ!」
「知るか!寝るわ!」
「あ、おーい!こじまーー!だてーーー!」
「ん!?」
伊達の騒がしさのせいで気づかなかったが既に家の近くまで来ていた。
前にも言ったかも知れないが俺と伊達の家は車が行き交うのも苦労するような道路を挟んで向かいに住んでいる。
その俺の家の向かい、つまり伊達の家の前に何人かの人が固まっているのが判る。
と言うかあれは…
「…お前ら何でいるの?」
バイト先まで尾行してきた友人たちだ。
「え?これから伊達の家で新年飲みだろ?」
黙ったまま後ろにいる伊達の方に振り向く。
「みんな!明日こいつ初詣デートらしいから!」
「よっしゃ飲むぞ小島ふーーーー!!!」
「宴じゃーーーー!!!」
「羨まし過ぎんだろ小島ごらーーー!!!」
162 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:27:42.91 ID:Q5UKg1qg.net
「まて!とりあえず待て。白石は未成年なわけだから酒臭い俺なんかで行きたくない。
今日はこのまま風呂に入って寝る。」
「ほほう、伊達、どうする?」
「そういやさっきこいつから面白い話聞いたんだが、クリスマスに・・・」
「だてええええぇぇえええええ!!!」
こいつ悪魔何かか!?
「何!?クリスマスデートとな!?」
「けしからん!!けしからんぞ小島!!」
「どうするよ?来ないなら ちょうどいい酒の肴が聞けたし みんなで共有しようかと思うが、いや何!別に誰もお前の話とは言ってないさ!」
「貴様は悪党だ・・・」
精一杯の感情をこめて伊達をねめつける。
「はーはーはははは!!!さいっこうの褒め言葉だ!」
伊達の腕が肩に回る。
「飲むぞーーー!!!」
「「「「「おおーーーー!!!」」」」」
ご近所様から見れば新年早々から はた迷惑なバカ大学生だっただろうが今にしてみれば俺らにとっては青春の1ページになっていた。
163 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:32:30.01 ID:Q5UKg1qg.net
「あったまいて・・・」
気が付けば伊達の家で皆伸びていた。
調子に乗って「初日の出を見よう!」なんて言っていたが初日の出はすっかり姿を現している。
10時過ぎだ。
「おい、おい伊達!俺帰るからな。」
伊達の頬をぺちぺち叩くと呻くような声で、「おう、じゃぁな・・・」とだけ言い そのあとは息絶えたかのように再び眠り始めた。
「酒好きなくせに うわばみいないもんな・・・考えてみたら」
酔いが回っているのか俺も独り言をつぶやきながら伊達の家を後にし そこから徒歩20秒ほどの家につく。
「ふぅ・・・酒臭いか?」
自分の匂いっていうのは意外と気づかないもので嗅いでみても判らない。
とりあえず酔い覚ましもかねてシャワーを頭からかぶる。
白石との約束は12時にここだ。
風呂に入って一息つけば ちょうどいいころ合いになるだろう。
「おにーさん!来たよー!」
「おー、いらっしゃい。」
「えへへー、何か久しぶりな気がするなぁ!」
「まぁクリスマス辺りまでほぼ毎日来てたしなw」
「だねwよし!とりあえず何か作るね!」
「おー」
文章だけ見ると白石に色々とぶん投げているダメ彼氏(基本的に何の間違いもない気もしなくもry)だが 白石が「クリスマスは自分一人で作れなかったからどうしても」といっていたのでとりあえず任せることにした。
164 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:36:37.32 ID:Q5UKg1qg.net
「ほれコート。」
「あ、いっつもありがと。」
「ついでに下着。」
「・・・襲う気もない癖に・・・」
「あー、聞こえねー!腹減ったなー!」
「はいはいw」
耳に痛い話だ。だがそこはそう簡単にしてはいけないと思うのだ。
俺が単にチキンというのは勘弁してほしい…
「はい、おいしいか分かんないけれど。」
出てきたのはペペロンチーノだった。
「相変わらず料理上手いなぁ。店出せば?」
「お金ないよw」
「否定するのそこかよw」
二人で他愛もない話をしながら箸、もといフォークを進める。
「ご馳走様でした!」
「お粗末様でした。あ、お兄さん口についてるよ?子供みたいww取ってあげよっか?」
「え?マジで?スゲー恥ずかしいやつじゃん!」
適当にティッシュを取って雑に口元を拭う。
「そんなに慌てなくてもいいじゃんww」
「慌てるわ!」
カッコ悪いし、いじられるし。
166 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:42:43.95 ID:Q5UKg1qg.net
「・・・いま思ったらさ、私達ってあんまり彼氏彼女らしいことしてないよね・・・」
「・・・そうか?」
うちまで遊びに来てご飯作ってご飯食べて一緒に勉強して…
俺からしたら もう十分過ぎるほどだと思われるのだが。
「・・・逆に何をしてないと・・・?」
ぎしあんを除けばリア充すぎて大抵の非リアは胸やけを起こしかねないと思われるのだが。
「うーん・・・膝枕?」
「仮にしてって言ったらしてくれるのか・・・?」
「1分10円ねw」
「あー、全然払うからして欲しいww」
「しかたないなぁ・・・」
眉を下げてはにかみながら、白石はこたつから足を出して膝を折って座った。
「じゃあその、お邪魔します・・・」
クリスマスとは また違った変な緊張感の中、白石の膝の上に頭を預ける。感触としては低反発枕とかに近い気がした。
「どう、かな?」
「うん・・・何か枕ともまた違った感じだな。でもあれだな。のぞき込まれるって普段ないから少し新鮮だ。」
「そっか・・・意外とまともなコメントだね。」
「何言うと思ってたんだよ・・・」
「『これが白石の太ももかぁー』とか?」
「・・・全く思わなかったと言えば嘘になる・・・」
視線から逃れるために寝返りを打つ。
「こっちも膝の上に何か乗ってるってこともあんまりないから少し新鮮だよ?ww」
そう言って白石が俺の頭を撫で始める。
「・・・あんまりやると気持ちよくて寝るぞ?」
「たまにはいいんじゃないかな?初詣は・・・起きたらかな?」
冗談っぽく白石が笑って言うがもう意識が遠くなり始めている。
「やべ・・・マジで寝そう・・・」
「1時間くらいしたら起こす?」
「すまん。そうしてくれると・・・たすかる。」
「ホントに子供みたいwwお休み、お兄さん・・・」
意識とともに声も遠くなり始めて頭を撫でられる心地いい感触も少しずつ薄れていく。
新年は最初の日から幸せすぎるほどだった。
165 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:42:36.72 ID:jU8BlDZR.net
なんで一語一句鮮明に覚えてるの?創作?
168 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:48:42.29 ID:Q5UKg1qg.net
>>165
全部そのままなわけじゃないよw ニュアンスとしてこんなだったなみたいな。
やりとりは大体覚えてるから そこを補てんしていってる感じ。ちょっと思い出しながら書いたりしてるのもあるから遅いんだけど。
「ん・・・」
意識が覚醒する。
「なんじ・・・」
起き上がりながら時計を見る。既に5時過ぎ。部屋は薄暗くなっていた。1時間どころか3時間ほど寝ていたらしい。
「お?」
そういえば白石の膝枕ではなく普通のクッションになっていた。
そして背中の方に柔らかいが温かい感触を感じ振り返る。
白石が俺に抱き着いて寝ていた。
「はぁ・・・」
ため息をついてしばらく悶絶する。
誓って言えるが嘆息したのは この状況に不満があるわけじゃない。
元気になっている愚息が果たして生理現象だけであるかが そこはかとなく不安になったのだ。
白石の柔らかさが伝わってくる。
起こさないように向き直って向かい合うような体制になる。スゲーあったかい。
白石の言葉を思い出す。
たしかに考えてみたら十分にリア充だったがここまでべたべたとかイチャイチャとかしてないと言えばしてないかもしれない。
未だに手を繋ぐのも少しぎこちない気がする。
単純に俺が気恥ずかしいとかもあるが俺と白石の距離感が何となく そんな感じでないってのもデカいかも知れない。
それでもクリスマスのこともあって白石に我慢させていたと気づいた。
「・・・迷惑かけっぱなしだなぁ・・・」
一人ごちて静かに苦笑する。今年は少し頑張ろうかなんてぼんやり思いながら白石が起きるまでぼんやり眺めていた。
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