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バイト帰りに出会った女子高生との数年間の話
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170 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 11:53:54.76 ID:jU8BlDZR.net
この話って実話?


172 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:43:32.78 ID:Q5UKg1qg.net
>>167>>169>>170

>>168で書いたけども実話

伊達のボケは確かこんな感じだったなぁとか 会話こんなだったなぁみたいな感じで思い出しながら書いてるから当時のそれ そのままじゃないんだけど

尚小説風なのはちょっとした遊びみたいな感じ



171 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:22:47.85 ID:oU9SEtFM.net
JDだったら気概なく襲えるのにな




172 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:43:32.78 ID:Q5UKg1qg.net
>>171
当時は苦しんだよw

大学生と高3なんて何が違うんだかって今でも思うけどねw



173 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:45:11.03 ID:Q5UKg1qg.net
起き抜けに雪道を二人で歩く。

東北の人なら良く分かると思うけど雪明かりは実はものすごく明るくて、夏の夜中なんかよりはよっぽど見える。

それでもいうことがあるなら、

「しかし家に居たら気づかなかったが今日やたら寒くないか?」

「そうかな?毎年こんなもんだよ?」

そりゃぁ本州最北の県な以上 覚悟はしていたが寒い。雪に関しても毎年2mは積もるというのだからたまったものではない。海沿いでないだけに風はないから暴風雪ということはあまりないがそれにしても寒い。


「移動手段が限られるから嫌いなんだよなぁ、冬。」

「雪遊びではしゃぐような歳でもないしねw」

余談だが俺はこの数日後に伊達達に誘われて全力で雪合戦&雪像づくりをしたりしている。

「・・・あれ?」

「ん?どうした?」

白石が少し驚いたようにコートのポケットを探る。

「手袋忘れちゃったかも・・・お兄さんちかな。」

「貸すか?」

俺は適当にポケットに入れていた手袋を白石に差し出した。

「うーん・・・あっ!良いこと考えた!お兄さん×2!手袋片方だけ貸して!」

俺の頭には疑問符が浮かんでいたがとりあえず手袋を片方だけ白石に渡す。

いきなり足元に投げつけて「決闘だ!」といったのは伊達だったか。ありし日の冬の思い出である。



174 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:46:37.08 ID:Q5UKg1qg.net
「これで・・・あ、もう一個はお兄さんが使って!」

「?おお。」

白石が左手、俺が右手にはめた状態だ。

「はい!お兄さん!」

そういって白石は俺の方に右手を出してきた。

「え?何?膝枕の金?」

「違うよ!私そんなに がめついイメージ!?」

「何?じゃあ『お手』とか?」

「お兄さん・・・わざとだよね?」

半ばあきれ顔で白石は俺の方を見てくる。

「冗談だってww」

白石の手を握る。と同時に白石と横並びになる。

思えば白石の歩調に合わせるのも大分慣れた。雨の日が懐かしい。

「ふふww」

唐突に白石が笑いだす。

「どした?」

「ううん、何か、お兄さん、私の歩調に合わせるの上手くなったなぁと思ってww」

「俺もそう思ってたところだよww」

初詣に行くまでも行ってからも結局こんな感じで、「何を願ったんだ?」って聞くと「お兄さんには秘密ww」なんて定番の返しをされた。



175 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:47:26.50 ID:Q5UKg1qg.net
「お兄さんてさ、いつから冬休みなの?」

1月の中盤。

すっかり家にいるのが当たり前になっていた白石と休みの話になった。

「二月の初旬から四月の頭までだな。」

「長い!ずるいよお兄さんたちは!」

「そうはいっても俺が決めてるわけじゃないしなぁ・・・」

白石に向かい合い、会話をしながらも教科書から目を離さずに手を進める。

「そういや前期もこんな感じだったなぁ・・・忙しくて目回して、バイト行って、家事やって、勉強しようにも身が入らなくて・・・」

思い出に耽る。言うほど忙しくなかったのかもしれないが焦燥感に駆られていたといえば それらしくなるだろうか。

そういうと白石が急に俯いて考え込むような顔をし始めた。

「ん?どした?」

「いや、その・・・お邪魔じゃないかなって・・・」

「お前・・・今更かよ・・・」

「だ、だって!お兄さん忙しいなら ここに来ない方が良いのかなって・・・」

「ふむ」



178 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:52:04.19 ID:Q5UKg1qg.net
書き溜めきれそう。


同級生で同じ講義を受けているというなら教え合うとかも出来るのだろうが白石は年下のJK。必然、俺一人の方が効率は良いはずだ。

はずだが・・・

正直、会えないのが辛いし、その期間が長いと反動で相当デレそうである。

「白石に任せるよ?来たいなら来ればいいし。」

「お兄さんに合わせるよ?邪魔なら来ないし。」

二人の声が重なる。

「・・・正直言って来てくれないと反動が怖いんだが・・・」

「水族館の時も夏休みもすごかったもんね。電話口で今まで聞いたことない声で『会いたくなった』なんて言うんだもんw」

「うるせぇ、その話はするな・・・」

照れながら顔を背ける。

「お兄さん時々可愛いよねwよしよし、ごめんねーww」

「あやすな!子供か俺は!」

そう言いつつ白石が頭を撫でる手を本気で振りほどこうとはしない。白石も分かっているのでそれについては言及しない。

年下のJKにされてるのかと考えると何となく思うところはあった。




179 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:52:52.98 ID:Q5UKg1qg.net
「まぁあれかな、デレたお兄さんもレアだけどデレデレなお兄さんなんて見たことないからいいかもねww」

そんな白石の一言で俺の試験が終わるまでは白石が来ないことになった。




「はぁー!これが白石ちゃんが過ごした部屋の香りかー!」

・・・同時に隣人の変人が来る回数がいつにも増して急激に伸び始めた。

「何だって来るんだよ・・・てかいっつも来てんだろ・・・」

「そりゃ お前白石ちゃんが来ないとなったら俺がお前のところに来るのは必然だろ!」

「力強く言われてもなんでだかさっぱりだ・・・」

まあ実際の所うちは白石が頻繁に来るまでは伊達らが「ボトルキープ」と名付けるように酒までおいて行っていた。その程度には我が家に出没していたのだ。自然と言えば自然かも知れない。


「一人だと集中できても ふとした時に辛いだろ?」

伊達と言う男のずるい点は こういったことを素直に言える点だろう。そして冗談を絡めたりしながら言えたりするのも正直凄いと思う。

「お前さ、本当に人の事よく見てるよな・・・」

「これでも医者の卵だからなwwさ、勉強するぞ!白石ちゃんに会ったとき単位落としてたなんてしょうもない理由で落ち込んでたらぶっ飛ばすからな!」

「はいはいww精進いたしますよww」



180 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 12:55:31.52 ID:Q5UKg1qg.net
2月8日だったと思う。

最終日の試験を切り抜け俺はジャムさんの好意で結構無理やりに空けてもらったシフトの分の穴埋めのバイトをこなしてから明かりがついている家に帰ってきた。

「ただいまー!!!疲れたー!」

「おー、お帰りー。」

「あ、お兄さん!」

「・・・んん?」

何故俺の部屋から二人分の声が聞こえる?

いや、白石には「うちの郵便受けに鍵入れておくから勝手に上がってていいぞ。」とは言ってある。

「何でお前がいるんだ だてぇえええぇ!!」

「ん?白石ちゃんにあげてもらった。」

白石を見る。

「だってお兄さんに用事あるのに外に立たせてるの悪いでしょ?外寒いのに。」

その通りだ。白石が正しい。正しいが白石と二人だけの伊達が何を言い出すか分かったものではない。

「まあいいや。俺の用事は もう済んだから。」

「あ、おい!」

玄関の方に既に達し、靴を履き始める伊達。

「お!そうだ!これ、俺らからの選別。」

「あ、おいって!」

引き留めるのも聞かずに伊達は俺に何かを渡して出ていった。

「大体何を・・・」

薬局の紙袋に入った四角い感触が確認できるそれ。

確実にゴムだ。



181 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 13:00:13.72 ID:Q5UKg1qg.net
「3週間ぐらいか?」

茶を淹れなおしてカレンダーを眺めて呟く。正直なかなか長かった。

何日かに一度ぐらいかはメールしたりしていたがそれ以外の連絡は ほとんどしていなかった。

余裕がなかったというのも事実としてあるが こういったときに白石が拘束しない彼女でいてくれて良かったなぁと思っていた。

「そういや白石、どっか行きたいところとかないのか?ここ何週間かかまってやれてないからな。」

「んー?そうだなー・・・とりあえず」

「とりあえず?」

「いちゃつきたい、かな?ww」

「・・・」

言葉を失う。

この時ばかりは本当に何も言えなかった覚えがある。いや、したいかしたくないかと言えばしたいのが本音ではあるが。

「一応さ、付き合ってる、訳だし・・・その、お正月ぐらいしか、そういうことしてないし・・・」

少し恥ずかしそうに「付き合う」という単語をいう白石を見て純粋に、ただ純粋に愛でたい衝動に駆られる。



183 :1 ◆Rvi/ZSmlcg @\(^o^)/:2016/09/10(土) 13:06:03.11 ID:Q5UKg1qg.net
「ごめん白石・・・いい?」

「しょうがないなぁww」

先程の言葉とは裏腹に白石が苦笑するなかその背後に回る。

「ん・・・落ち着く・・」

白石の肩越しに手をまわして自分の脚の間に白石が入るだけのスペースを作る。

「お兄さん、その、もしかしたら、私、少し汗臭いかも…」

「いや、そんなことないよ?スゲーいい匂い。」

「嗅がないでよ!変態っぽいよ!?」

「男なんてみんな こんなもんだよww」

そういって白石の髪に顔を埋める。

「・・・なんだかんだ言ってお兄さんてさ、甘えん坊だよねww」

「・・・否定しない。」

「うわ!ちょ!くすぐったいってww」

何だこれ、幸せすぎる。俺の人生か本当に?

「それはさておき、さっきの話だがバイト代幾らかあるし、本当にどっか行きたいとかないのか?」

「お兄さんと居れるならね、どこでも・・・いいよ?」

声がいつもより近く感じて、白石が向き直って俺の方を見てきた。






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カテゴリー:読み物  |  タグ:青春, すっきりした話, 純愛,
 

 
 
 
 

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