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幼馴染の男の子の話
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302 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:22:49.79 ID:lgHm5YHH0
健介に2度ほど同じ大学の女の子を紹介した事がある。

けど、2回ともうまくいかなかった。

健介、憲二、私、女の子の4人で会ったけど、いつも健介と憲二が二人でエキサイトして女たちは置いてけぼり・・って感じだった。

ほんとに気が合う二人だった。

憲二は普段はクールっていうか、どっちかというと無口なほうだったけど、健介といる時は子供みたいにかなりテンションあがってた。

二人とも子供のまま大人になったんだろうなって思ってた。



303 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:23:28.82 ID:lgHm5YHH0
この時期は ほんとに楽しかった記憶がある。

あとは健介に彼女できれば一番いいけどなーっていつも憲二と話してた。



304 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:24:11.01 ID:lgHm5YHH0
そうこうしてるうちに大学4年になり、就職活動が始まる。

私は早々と地元の会社に内定もらった。

憲二はなかなか決まらなかった。やりたい事といきたい会社がマッチしなくて悩んでた。

結局 憲二の就職先は遠いところに決まった。飛行機でいかなければいけない遠いところ。



305 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:24:55.48 ID:lgHm5YHH0
私はどうしようか考えてた。

憲二が今後について話してくれた。

『男にとって仕事は一生続くし、家族養うためにがんばらないかんものだ。

まだ俺は働き始めてもいないし、ゆみに対して責任を持つことができない。

2,3年向こうで仕事がんばる。

ゆみに対して責任持つ自信がついたら、もどってくるか、向こうに呼ぶから。

その時は結婚しよう。

だから、それまでは遠距離で続けていかないか?』


という事だった。

私に対して、真剣に考えてくれてて、すごくうれしかった。

『2,3年はゆみの事は、変な奴につきまとわれんように健介に頼んどくよ。あいつ、2,3年たっても彼女できそうにないしなwww』と笑ってた。



306 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:25:44.98 ID:lgHm5YHH0
憲二の気持ちは本当にうれしかった。

結婚まで考えてくれたなんて、全然知らなかった。

でも、私はどっちかというと、一緒について行きたかった。

社会人一年目って いろいろつらい事あると思う。なれない、友達もいない所で一人でがんばるのを、そばで支えたかった。

結婚なんて、憲二にいわれるまで私はまだ意識してなかった。いずれはって思ってたけど、まだ現実的ではなかった。




307 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:26:22.56 ID:lgHm5YHH0
私がついていったら、重荷になるかな? 私の仕事なんて、バイトでもなんでもいい。

ただ、一人でつらい思いはしてほしくなかった。一緒にいて、一緒に乗り越えたかった。

でも、憲二がいう事もものすごくわかる。

男にとって責任って重たいんだろうな。簡単にはいかないよな。

・・・・いろいろ考えた。



308 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:27:08.28 ID:lgHm5YHH0
3日ぐらい考えたけど、やっぱりわからない。

なので、健介を呼び出して相談した。どうしても聞いてほしいことがあると。

健介と二人で会うのは憲二と付き合いだして2年ほどたつけど、初めてだった。


いつもの海で話した。

こうして話すのも久しぶりやな。俺らいっつもここやったなー。と健介が懐かしみながら言っていた。



309 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:27:46.91 ID:lgHm5YHH0
憲二との事を話した。私の気持ちも隠さず全部。

ちょっと待ってくれ、俺にも考える時間くれ・・・といって健介は考えた。

たまに少し話すけど、あまり話さず、健介は考えた。

多分1時間ぐらい いろいろ考えたと思う。



310 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:28:24.22 ID:lgHm5YHH0
でた答えは、

『うーん、わからん!!』

と大声で言われた。


私は思わず笑ってしまった。相談したのに、大声でわからんって言われたwwww



311 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:29:12.20 ID:lgHm5YHH0
健介が言うのは、

二人ともの気持ちもなんとなく理解できるし、なにがいいかわるいかは、今の時点ではわからない。

って事だった。


でも、続けて言ってくれた。

『また ゆみの悪い癖がでたやろ。思ったことは憲二に全部言ったのか?

また一人で考え込んで、人の事ばっか考えて、自分の気持ち押さえつけてんじゃねーか?

憲二は本心話せる相手やろ。

とりあえず、泣きながらでもいい。全部伝えろ。

考えてみろ、相手が本心話してくれないのほどつらい事はないぞ。』

と少し怒ってた。



312 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:30:11.34 ID:lgHm5YHH0
そうだった。相手には本気でぶつかる事

これも健介が私に教えてくれた事だった。健介はいつもスルーされてるけど・・・

本気で相手に話せるって事は、それだけで すでに幸せなんだろうな。って健介見てたら思ってしまった。


なんだか、健介のおかげで開き直れた気がした。

私は何度健介に助けられたんだろうか。



313 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:31:02.19 ID:lgHm5YHH0
私の顔が少し明るくなったのを健介は見逃してなかった。

『なんかふっきれたなら、とりあえず、会ってこい。一人ずつで考えるな。二人一緒に考えてこい。

二人で本気で話し合って決めたことなら、全部応援するぞ。少々の事なら全部俺がなんとかしちゃる。

だけん、お前らは自分達のやりたいようにやれ。』

そう言ってくれた。

いつものとおり、いってる事はむちゃくちゃだけど、説得力だけはあった。



314 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:31:43.73 ID:lgHm5YHH0
健介と解散して、すぐに憲二に連絡した。

憲二に全部話した。

結婚まで考えてくれてて、本当にありがとう。

でも、憲二が一人でつらいのはいやだ。私は一緒にいて、一緒に乗り越えたい。

憲二と一緒ならどこでも着いていく。仕事の迷惑は掛けないで自分で生活はする。

憲二の重荷にはなりたくない。でも、そばにいて、つらい時は助けになりたい。

目をみながら ずっと話した。



315 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:32:40.65 ID:lgHm5YHH0
話し終えると、憲二から引き寄せられ、きつく抱きしめられた。

『本当は俺も離れたくない。

でも、ゆみの人生まで狂わせてしまいそうで言えなかった。

ゆみの気持ち聞いたから、言わせてくれ。

俺と一緒についてきてくれるか?

きつい事もつらい事も二人でこれから乗り越えていこう。』


憲二にそういわれた。

私は泣いた。うれしくて泣いた。

憲二も少し泣いてた。

やっぱりこの人でよかったって思った。



316 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:33:30.80 ID:lgHm5YHH0
そして、健介に話してよかったって思った。

健介に話してなかったら、お互い本当の気持ちは隠したままだったのかもしれない。

二人とも離れたくない。

それが二人の本当の気持ちで本心だった。




317 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 11:35:01.09 ID:lgHm5YHH0
すみません、ちょっとご飯の用意とかいろいろあるんで、少し離れます。また昼過ぎにきますね。

このペースだと、全部書き終わるのは今日か明日になりそう。



319 :名も無き被検体774号+:2012/07/03(火) 11:46:30.12 ID:a/NKf0o00
2人とも何か良い奴だね

続き待ってるよー


321 :名も無き被検体774号+:2012/07/03(火) 12:03:35.53 ID:yeSaOdz0i
健介の人生どうなるのか気になるー


322 : 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2012/07/03(火) 12:39:44.83 ID:RCuUy9Kg0
今、二人は何歳?


324 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 12:40:43.60 ID:lgHm5YHH0
>>322
今何歳はおいおいって事でwww



323 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 12:40:01.00 ID:lgHm5YHH0
再開しまっす



325 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 12:41:34.45 ID:lgHm5YHH0
それからは、いろいろ忙しくなった。

もう秋だったけど、私は内定きまってた会社にお断りを言いにいき、就職活動を再開した。

でも、どこもすでに締め切ってて、なかなかむずかしかった。


それと、憲二がうちの親に挨拶にきたいと言っていた。

親には私から就職は遠くにすると言っていたけど、特に理由はいってなかった。

憲二は きちんと話さないとダメだと言っていた。

なので、うちの親、特にお父さんに挨拶がしたいと。

憲二もうちには何度も来た事があったので、大丈夫だと思った。



326 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 12:42:28.20 ID:lgHm5YHH0
憲二がうちに来た。きちんと、スーツを着てきた。

憲二がお父さんに言った。

『自分が遠くに就職する事になりまして、ゆみさんと話し合った結果

ゆみさんが自分に付いて来てくれる事になりました。ほんとにうれしいです。

自分もまだ働いていませんが、必死で仕事して、ゆくゆくはゆみさんと結婚させて頂きたいと思っています。

結婚を前提に交際する事と、ゆみさんを遠くに連れて行ってしまう事、いきなりで申し訳ありませんが、許していただけますでしょうか?』

その後、深くあたまを下げた。



327 : ◆tC/7pKvQYc :2012/07/03(火) 12:43:17.40 ID:lgHm5YHH0
お父さんが『頭を上げてくれ。』と言った。


『ゆみももう大人だ。これからどうするかは自分で決める。

だから、俺がとやかくいう事じゃない。君も今から大変だと思うけどがんばれよ。

大事な娘を連れて行くんだから、ひとつだけ条件がある。

まだ結婚してなくても、こっちに帰ってくるときはかならず君の両親と、それからうちに二人そろって顔を出せ。それだけだ。』


そういって、お父さんは笑顔を見せてくれた。

お母さんは少し泣いていた。






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