2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg easterEgg
 
 

幼馴染の男の子の話
(6ページ目)  最初から読む >>

 

\ シェアする /


116 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:33:28.47 ID:aFMMewx00
正月にうちに呼びなさいって事をお母さんから言われて、つきあって1ヶ月足らずで うちに呼ぶことになった。

健介さすがに早すぎで いやかなって思ったら二つ返事でOKだった。

たしか正月の3日に家にきたと思う。

私は むちゃくちゃ緊張したけど、健介は普通だった。

やっぱりバカだ。普通緊張ぐらいするやろ・・・



117 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:34:35.51 ID:aFMMewx00
私たちは外で待ち合わせして、健介と二人で家にかえった。

玄関先でお母さんが出迎えてくれた。

『はじめまして、健介と申します。今日は呼んでいただいてありがとうございます。』

大きな声で挨拶をしていた。さすが生まれついての体育会系だ。

お母さんに催促されると、『おじゃまします。』とまた大きな声で挨拶をして家に上がった。



118 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:35:14.28 ID:aFMMewx00
うちにあがると、まず最初に姉ちゃんが健介に食いついてた。

姉 『あんた、ヤンキーなん?ケンカつよい?』

健介『ちがいますよ。ケンカは普通です。』

姉 『うそやん、強そうやん。ゆみのどこがよかったと?いい筋肉しとうなー』

と、姉ちゃんが健介の腕、肩を触りだした。

私もまだ偶然を装ってしか触ったことないのに・・・・と思ってみてると、

姉 『ゆみが怖い顔してるから、このくらいにしとくよ。今度、私の彼氏も一緒にあそぼうな。』

と言ってた。

ちなみに、姉ちゃんも姉ちゃんの彼氏もバリバリのヤンキーだ。

姉ちゃんは当時工藤静香意識しまくってて、髪型もまねてた。美人だったから、かなりもててたみたい。

そのあと、弟がきて、共通の知り合いの事で健介と盛り上がって話してた。



119 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:38:02.37 ID:aFMMewx00
帰ってから見当たらなかったお父さんがリビングにもどってきた。

あきらかに不機嫌そうだ。

健介は弟と話してたけど、お父さんに気がつくと、弟に少し待っててな というと、立ち上がりお父さんの傍までいって、『はじめまして、健介と申します。』とまた大きな声で挨拶して、深く頭を下げていた。

何度か見たことあるけど、健介なりの礼儀の示し方みたいだ。柔道で身についたのかな。

頭を上げない健介をみて、お父さんは健介の肩に手を置いて、『よくきてくれたな。腕相撲するか?』っと笑ってくれた。

私は心底ほっとした。





120 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:40:44.25 ID:aFMMewx00
そして、腕相撲大会が始まった。

お母さんと弟はお父さん、私と姉ちゃんは健介を応援した。

『俺に勝ったら、娘と付き合うの許してやる』と、お父さんが いつも見せないようなイタズラっぽい顔で言った。

『ういっす!がんばります!!』と健介は腕をまくった。



121 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:41:53.76 ID:aFMMewx00
結果は・・・・

秒殺で健介の勝利だった。

お父さんが負けるの、あまり見たことなかった。

姉ちゃんの彼氏も弟も親戚の人も誰一人勝てなかったし。

健介はやっぱり強いんだな・・・

姉ちゃんが一人で興奮して、『お前つえーな』って健介をバシバシ叩いてた。

お父さんは負けたけど、なんだかうれしそうだった。

『男の約束じゃ、ゆみとの事は認めてやらぁ』って言ってた。

そして、『おう、お前ものめ』って健介に お酒を注ごうとしてたけど、お母さんに止められて怒られていた。



122 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:43:26.99 ID:aFMMewx00
健介のコミュ力半端ねえなって私はひとしきり関心してた。

なにより、みんなを一瞬で笑顔にさせるこいつはやっぱりすごいって思ってた。

お母さんと姉ちゃんが健介に話し掛けまくり、弟がのけ者にされてるのを遠めにみてたら、『お前、まあまあ男みる目あるな。』ってお父さんにいわれた。

かなりうれしかった。



123 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:44:29.84 ID:aFMMewx00
その後、バレンタインデーになる。健介はチョコもらった事がないらしい。でも、別にチョコすきじゃないからいらないって言ってた。

じゃあ、食べ物何がすきか?って聞いたら、カレーと答えてた。

なので、家に呼んでカレーを食べることにした。お母さんに話すと喜んで協力してくれるって言ってた。

健介は2月が誕生日なので、こっそりその時に一緒にお祝いすることにして、ケーキも用意した。

お母さんと健介の事話しながら、一緒に作り方を教えてもらいながらカレーを作った。

いつも料理なんてしたことなかったから、楽しかった。

お母さんも楽しそうだった。



124 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:45:15.12 ID:aFMMewx00
健介を家によぶと、ものすごく喜んでくれた。

カレーを3杯たべて、4杯目おかわりしようとしたけど、ご飯がなくて食べれず、へこんでた。

こいつは、どんだけ食うんだ?って思った。


その後ケーキをみんなで食べた。

健介はカレー食べ過ぎたのか、甘いものはあまり好きではないのか、ケーキはなんだか無理して食べてた。

健介の顔みてたら、そういえば、チョコいらないっていってたな、と思い出した。

甘いもの自体あんまり好きじゃなかったのかな・・・私、気がつくの遅すぎる・・・

『なんだか、家族が増えたみたいでうれしい。ありがとうございます。』と半泣きで健介は言ってた。

泣き虫は小学校の時から相変わらずだ。

それ見て、お母さんのほうがなぜか泣いていた。



125 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:45:57.62 ID:aFMMewx00
健介の誕生日のあと、ふと思い出した。

圭子に報告の手紙書かなければ・・約束してたんだった。


私は毎日が楽しくて舞い上がってたので、そのままの勢いで圭子に手紙を書いた。

健介と付き合うことになった事

告白すると、あっさりOKしてくれて信じられなかった事

うちの家族とも仲良くなってくれて、うちに2回遊びに来た事

なんだか毎日楽しい事

全部圭子のおかげです。ありがとう


という内容の手紙を出した。



126 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:46:41.65 ID:aFMMewx00
何日か後、すぐに返事がきた。

健介君との事、ほんとによかったね。こっちにまで楽しい様子が伝わってくるよ、おめでとう。

私は あのあと、彼氏と別れてしまいました。

こういう事もあるよね、しかたないね。

次の人見つける気にまだなれなくて。でも、そのうち私もいいことあると思う。

もう返事はいらないよ。健介君と仲良くねー


そういう内容の手紙だった。



127 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:47:17.79 ID:aFMMewx00
やっと私は思い出した。

健介にひどいことした事を。





128 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:48:26.38 ID:aFMMewx00
健介の小学校からの5年間の思いを私のずるい行動で無駄にした事を。

結果 圭子も彼氏と別れて今は一人になってしまった。

あの時健介と圭子が会ったら、きっと二人はうまくいったような気がする。

でも、それを無理やり引き裂いたのは、この私。

そして、私だけ毎日楽しく暮らしてる。人の気持ちも何も考えずに。



129 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:49:41.88 ID:aFMMewx00
健介は私の事本当に好きなのかな?

なんで私とつきあってくれたのかな?

圭子に振られたあとだから寂しかったのかな?

圭子は私の事どう思ってるんだろう?

圭子も実は健介に会いたかったんじゃないかな?

私さえいなければ、二人はうまくいったのかな?


なにより、自分の好きな健介の気持ちを踏みにじってるのは、私だ。

私は自分の事だけ考えて、周りの人をみんな不幸にしたのかな?

そんな事を圭子に手紙もらった日、考えて夜なかなか寝れなかった。



131 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:50:40.46 ID:aFMMewx00
いろいろ考え込むうちに

もう引き返せない。私はこのまま健介と仲良くなるんだ。健介と一緒の時間はもう失いたくない。

と開き直ってしまった。

もう、悩んでもしょうがない。このままいこう。健介もいつも楽しそうにしてるから、私の事きらいじゃないはず。

そう自分に言い聞かせて無理やり納得させた。



132 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:51:54.96 ID:aFMMewx00
健介とは平日はあんまり会わなかったけど、週末の土日は ほとんどあってた。

土曜日は まだ午前中は学校がある時代だったので、昼から会った。

二人とも、バイトもしてない高校生なので、お金はなく 出かけるのも月に1回遠出するぐらいで、あとは近所散歩したりとかしてた。

一緒にいるだけで、いつも楽しかった。

私のうちから歩いて10分で海につく。

寒いときはあまり行かなかったけど、少しあったかくなってくる といつも海岸で座り込んで話してた。いろんな話しした。

ずっと海岸で話してるだけで1日終わるときもあった。

でも、いつも楽しかった。

話すことない時は、海岸で二人して寝転んでた。話さなくても心地よかった。



134 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:53:20.74 ID:aFMMewx00
健介の優しさは なんだか新鮮だった。

道歩いてて、綺麗な花が咲いてて、私が『ねえねえ、あの花きれいやね。たまには私にお花とかプレゼントしたくならん?すぐ近くにキレイなお花が咲いてるよw』っていうと、

『あいつも種から必死こいてやっと花が咲くまでになったんやろ。枯れるまで咲かせてやっといてやっとこうぜ。花欲しかったらお店に売ってるやんか。』とか笑顔で言われて、道端に咲いてる花にまで優しいのか・・・って、感動した記憶がある。


それで、次会う時には花を買ってきてくれた。こっちにも感動した。

今考えると、健介ものすごくクサイな健介wwww



136 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:56:53.95 ID:aFMMewx00
高校2年の4月の下旬ぐらい・・・

ある日、健介と二人で近所を歩いてると、高校生3人に取り囲まれた。高校生だって事は制服でわかった。

相手は完全なヤンキーだ。みただけで、悪そうってのがわかる。

でも健介なら3人でも勝てるんじゃないかな?って勝手に思った。

3人はあきらかに健介を挑発してた。



137 :名も無き被検体774号+:2012/07/02(月) 14:57:50.15 ID:aFMMewx00
でも健介は何もしないし何も言わない。険しい顔をして、私をかばうように自分のうしろに手で押しやった。

そのうち3人は財布だしたら許してやるって言い出した。

健介がこんな奴らに財布なんて出すはずがないって思ってたけど、あっさり出した。

少ない中身を小銭まで全部とられた。

『それでいいやろ、通してくれ』といっても3人は通さない。

健介は土下座を要求された。







\ シェアする /


関連記事

 
 
 
 
 

 
 
 
 

おすすめ記事2

 
 

人気記事(7days)

 
 
 

おすすめ記事1