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俺の墓場までもっていく秘密となった体験談
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48 :代理人:2005/05/16(月) 01:25:17 ID:4q5HEOqc0
4ヶ月が平穏に過ぎた。


平穏が崩れだしたのは、彼女の行動がエスカレートし始めたためだった。

ある時、クルーノートに詩が書いてあった。クルーノートとは、クルーが思いを書いたり、今日あった出来事を書いたり、色々書き込む雑記帳のようなもので、いつも机の上に置いてあり、全員が読むことができる。

その詩は、一ページを埋めており、まさしく俺達の結ばれた夜のことをデフォルメして書いてあった。もちろん性行為の事までは書いていない。

が、あの夜が如何に素敵だったか、等々、詩の形をとって書き込んであった。



49 :代理人:2005/05/16(月) 01:25:54 ID:4q5HEOqc0
今でも思い出す。

詩の中の最後のあたりの一節


「社会が無かったら、道徳が無かったら、私を縛る太いロープが無かったら貴方と一緒になれるのに・・・・」

俺は、それを読んで背筋が寒くなった。

この詩はクルー仲間で話題になった。

「これを書いたの、誰だ?」

ご丁寧に、筆跡鑑定を始めるやつがいる。

「Sさんじゃねーか?」

「この部分、どういう意味だ?」



50 :代理人:2005/05/16(月) 01:26:34 ID:4q5HEOqc0
正社員のMgrは、流石に大人で「人生色々あるんじゃないか?」

俺も実はこの会話に加わっていた。

冷や汗を流しながらも、できるだけ自然に振る舞い、友の発言に相づちをうったりしていた。


俺は今まで彼女のことを聡明で、自分の安定を壊さない程度に人生を楽しむ術を見つけた女性だと思っていた。だから、俺にとっても都合の良い彼女だった。

しかし、そうでなくなってきている。





51 :代理人:2005/05/16(月) 01:27:13 ID:4q5HEOqc0
彼女と2人きりになった時、彼女に俺は問いかけた。

「どうしてあんな詩を書いたんだ?」

「さあ、なぜかしら」それから「ふふふ・・・」と笑った。


「皆、あれを見て、あることないこと詮索しているよ」

「やらせておけばいいんじゃない?」


話にならなかった。俺は、誰もいない時を見計らって、あのページをびりびりと破り捨てた。

そういえば、兆しもあった。彼女は、バイト先で俺に突然怒りだすこともあった。

他のクルーには相変わらず愛想がいいが、俺に冷たかったりする。理由で思い当たる節はなかった。



52 :代理人:2005/05/16(月) 01:28:20 ID:4q5HEOqc0
俺のふとしたしぐさや、仕事の進め方、特に新人の教え方など、気にかかることがあると俺に突っかかってくるらしいというのは、後で分かったことだ。

俺は結構厳しいトレーナーだったし、仕事で甘えるのは嫌いだ。

技術というのは、厳しく教えられなければ身に付かない。

その厳しく接する姿が気にくわないと、怒りだすのだ。が、それは彼女の職分を超えている。

事実、俺は店長にはほめられていた。


要は、彼女はバイト仲間としての一線を超え、俺に彼女が理想とする姿を演じて欲しくなったのだろう。

彼女は俺にひどく甘えてきたり、つっけんどんになったりと俺は彼女に振り回されるようになってきた。



53 :代理人:2005/05/16(月) 01:29:08 ID:4q5HEOqc0
またある時は、休憩室の流しの前の鏡に、俺の名前とハート、それを貫く矢が落書きされていた。ご丁寧にボンドを使って描いてある。

俺の名だから、がりがりと引っかいて30分位かけて綺麗にした。


後で彼女に「こんな事があって、困ったよ」というと、彼女はクスクス笑い始めた。

俺が目で「君か?」と問い掛けると、彼女はあかんべーをした。

そして、俺に乗りかかってきて激しいキスをして、そのまま俺を抱きしめた。

それは、Mの休憩室の中だった。

俺は彼女を優しく離し、唇をぬぐった。口紅が付いてしまっているはずだ。彼女愛用の口紅の味が、俺の唇にこびりついていた。



54 :代理人:2005/05/16(月) 01:32:49 ID:4q5HEOqc0
彼女は36歳。19歳で結婚し、20歳で出産していた。

目の前にいる、未だ独身と言われてもおかしくない彼女に、俺とそう違わない子供がいるなんて、不思議に思えた。思わずまじまじと写真を見つめてしまった。

このように恵まれた生活の中、何が好みででMのバイトなどに入っていたのか。そして、なぜ俺と不倫など始めたのか。

「寂しかったのよ」とぽつりと彼女は漏らした。

自分を無くして、子供達のためだけに生きてきた。子供達は健やかに育ち、一応育て上げへの準備が整ってきたとき、彼女は失われた20代を思い起こしたのだろう。



55 :代理人:2005/05/16(月) 01:33:31 ID:4q5HEOqc0
今になって彼女の気持ちがわかる。

が、当時は分からなかった。彼女の感情の振幅の大きさに、俺は当惑していた。

突然べたべたと甘えてきたり、俺に冷たくなったりする彼女。

彼女を抱いているときは、彼女は従順だった。

彼女には体臭が余りなく、清らかな感じだった。

俺はマスターベーションをいつの間にかしなくなった。我慢していれば、彼女を抱ける。そんな思いがあった。

だから、抱くとなると一度に3発など、若かったな、と思う。


彼女はご主人に抱かれるのを好まなかったという。それが俺には信じられなかったのだが、あの男前だ。浮気も相当だったのだろう。

俺との関係も、ご主人に対する復讐みたいな意味合いがあったのかもしれない。

が、いつの間にか、彼女は本気になり始めた。



56 :代理人:2005/05/16(月) 01:34:19 ID:4q5HEOqc0
言葉の愛撫を彼女は好んだ。これは、毎回そうだった。

愛の言葉を聞きたがり、それを聞くたび濡れていった。


俺は、時に冗談で聞いた。

「ご主人と別れる? 俺と一緒になる?」すると彼女は必ず左右に首を振った。

「そう、所詮俺は君にとって若い燕なんだよね」

彼女は申し訳なさそうに俺の髪をなでた。


が、後半になると、同じ質問をしても返事をしなくなった。黙って俺の目をじっと見つめたり、視線をそらせたりした。

ノートの件があったのは、その頃だ。彼女の心は揺れていたのだと思う。最初は遊びだったのだろうが。


そこで俺が彼女の心に応えてあげたら、どうなっただろうか。

が、俺は一歩引いた。

泥沼に引き込まれるような何か恐ろしいものを感じ、鳥肌が立つことがあった。





57 :代理人:2005/05/16(月) 01:35:07 ID:4q5HEOqc0
俺の生活で、Mはごく一部でしかなかった。

彼女の存在も、俺にとって都合の良い関係でしかなかった。

時に一緒に時間を過ごす。そして、セックスする。彼女は若い男とデートできるし、俺も性欲を満足することができた。

俺のメインの生活基盤は大学で、部活もやっていたので非常に忙しかった。3年になると、司法試験を受けることができる。

俺の友達は、司法試験目指して目の色を変えている人間が多かった。

俺も、受験を考えていた。受からなくても、勉強すれば成績は上がるし、成績が上がれば、良い職場に就職すると事ができる。


俺は部活を止め、町道場で剣術を学び始めた。古流を教える道場で、古流は型を学び反復して身に付ける。時間があれば、自主稽古できるので、受験生の俺には都合が良かった。



58 :代理人:2005/05/16(月) 01:35:51 ID:4q5HEOqc0
剣術の道場では、俺は真面目な修行者だった。

友達は作ったが、雑談を交わすぐらいでほとんど稽古終了後は帰宅し、机にかじりついた。


稽古も、勉強につかれたときに素振りをしたり、型の練習をしたりで時には汗だくだくになるまで反覆をしたりした。

道場には司法試験の受験生が数名いた。彼らは卒業後、研究室に所属し、試験には毎年落ち続けていた。俺はああはなりたくなかった。

が、T大をはじめとする一流大卒が落ち続けているのを見ると、俺は自分に自信がなくなった。


道場に、可愛い子が入門してきた。

俺は、初心者クラスの指導も行っていたので(当時は)、彼女とはしばしば話をした。

彼女は親しげに俺に指導を求めてくる。俺は、できるかぎり彼女にえる。

それこそ手取り足取りだ。足構えを直すには、太ももに手を触れ、構えを直すには手を取る必要がある。



59 :代理人:2005/05/16(月) 01:36:57 ID:4q5HEOqc0
俺はいつしか、稽古の帰りに彼女と並んで駅まで歩くことが多くなった。

会話は楽しかった。Mでは俺は浮いていた。余りバイトに入らなかったから。


俺がトレーナーでしごいた人間が、いつの間にかMが全ての人間になり、MGRの卵になっていった。ということは、俺より上になっていったのだ。自然、面白くなくなる。


道場では、Mちゃん(彼女の名)は俺を尊敬の目で見てくれていた。といっても、一年早く入門しただけの先輩だったのだが。

Mちゃんは、幼児教育学科に所属し、幼稚園の先生になるのが夢といっていた。

いつしか俺はMちゃんとも仲良くなっていった。



60 :代理人:2005/05/16(月) 01:37:44 ID:4q5HEOqc0
俺は、Mちゃんの単なる先輩であった。

Sさんが俺の女性関係のメインだった。

が、俺には段々煩わしく、時には恐ろしい人間関係になりつつあった。


俺は、ある日Mちゃんを誘って、飲みに行った。

といっても、金のない俺は居酒屋に誘うくらいしかできなかった。

「T」という、行きつけの居酒屋があった。そこで、彼女をしたたかに飲ませた。

余り呑めないと言っていた彼女が「わたしを酔わせたいの?」と聞いてグラスを口に運んだ。

「ああ、酔ったら家まで連れて行ってあげるよ」その時は俺には下心はなかった。本気でそう思っていた。


遅くまで飲んで、彼女を電車で送った。車中、彼女は俺の腕にしっかりとしがみついていた。

胸の弾力が俺の肘に押し当てられる。俺もしたたかに酔っていた。



61 :代理人:2005/05/16(月) 01:38:56 ID:4q5HEOqc0
彼女の自宅がある駅についた。さびれた駅で、かなり暗い。

夜11時を過ぎていた。

俺は終電車の時間を確認した。後30分ほどだ。

俺は、計算をしていた。


彼女を自宅まで歩いて送ってゆくことにした。

暗い道だ。ゆっくり歩いた。彼女は俺に寄り添ってくる。

俺は意識して、暗がりを歩いた。周りに人はいない。住宅街だ。


突然、俺は彼女の型に手を回し、首をこちらにひねって、口づけをした。

彼女は嫌がらなかった。一瞬のことだった。



62 :代理人:2005/05/16(月) 01:39:38 ID:4q5HEOqc0
そこからどうしたのだろうか、俺達は林の中の道を歩いていた。

周りには誰もいない。


「今の僕を、何と言うのでしょう?」

「ふふ、送り狼」


「嫌かい?」

「ううん、ちっとも」


俺は彼女を抱きしめ、胸といい、お尻といい、彼女をなで回した。

彼女は逃げなかった。俺に体重をもたれかけた。パサ、と音がした。

彼女のバックが、草の上に落ちた。







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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 

 
 
 
 

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