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先生を好きになった話
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63 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 13:41:58.04 ID:HXEO5afsa.net
翌日の朝、俺は携帯を見ずに寝てしまったため朝確認した。

すると先生からLINEが来ていた


「Aくん粋なことするじゃないかw てかまた黙ってあんなことして。喧嘩だw

花束ありがとう。大事にするよ。

またお見舞い行きたいから まだ退院しないでねw これからもお互い頑張ろう!」


俺はもう先生には会えないのかもしれないと思うとこのLINEを見て涙が溢れた。

それを見て看護師がLINEを覗き見しようとしてきたから阻止した。


あの日常が無くなっても穴ができないくらい毎日頑張ろうと意気込んだ。

それから3ヶ月のリハビリの末、俺は退院できることになった。


先生とはLINEはしていたが、見舞いに来ることはなかった。




65 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 13:49:49.30 ID:HXEO5afsa.net
先生は新しい学校で忙しい日を送っているようだった。

LINEが返ってくる頻度も次第に少なくなり、俺もテニスができるように回復するためリハビリと通院をしていた。


ある日会うチャンスができた。

俺のテニスの試合の会場と先生が顧問をしている部活の試合会場が一緒だった。

復帰戦で気合が入っていたが、俄然やる気が出た。

先生からもLINEが来た


R先生「Aくん明日こっちに試合に来てるんだよね!」

俺「そうだよ。復帰戦だから頑張るよ」

R先生「わたしたち午前で終わりだから昼から応援しに行く!」

俺「昼まで残れるかなw 頑張るね」


これで予選落ちすることは許されなくなった。

それにその試合には強豪大学のコーチが視察に来ると言う話を聞いていた。

緊張で夜はほとんど眠れなかった。




66 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 13:59:43.13 ID:w6QBnApi0.net
公立高校の教諭って毎年そんなに頻繁に転勤するもんなのか?

リアリティが感じられねえな





68 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:02:41.82 ID:HXEO5afsa.net
>>66
俺もあまり聞いたことない

もしかしたら講師だったのかもしれない。正規雇用じゃなかったら1年ごとに異動させられるって父親が言ってた



67 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:01:06.99 ID:HXEO5afsa.net
結果から言うと予選通過後に1回戦で敗退した。


負けた試合の途中から先生は応援に来てくれていた。

試合後に話しかけられた。


R先生「久しぶり!」

俺「久しぶりだね。相変わらず元気そう」

R先生「元気だよ!てかもうテニスしてるなんて回復力すごいね!w 若いって素晴らしいw」

俺「Rちゃんも若いけどね」

R先生「あ、今日は美人って言ってくれないんだwwww」

俺「忘れてたw」

俺は平常心を装うのに必死で少し会話は上の空だった。

もう会えないと思っていた大好きな先生がまた自分の目の前で話してる。

この事実だけで絶頂期とすら思えてきた。


R先生「Aくんまだ卒業まで1年あるんだよね」

俺「そう、夜間高校は4年で卒業だからね」

R先生「進路はどうするの?」

俺「進学就職どちらも考えてます」


本当は就職したかった。

先生に告白してOKを貰えたらとか想像して、大学に行ってたら先生は その間にどこかに行ってしまうんじゃないかと考えていた。



70 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:14:12.66 ID:HXEO5afsa.net
それから先生と会うこともなく俺は4年、本格的に進路について考え始めていた。

LINEの頻度は かなり減っていて、月に1,2回ほどしか連絡を取らないようになっていた。

俺の中では大学に行ってみたいと思う反面、先生のことが忘れられずにいた。

狭間で気持ちが揺れる中、担任から話があると言われた。


学校に行くと知らない人が2人俺を見て頭を下げてきた。

担任「○○大学テニス部のコーチのJさんとKさんだ。挨拶しなさい」


俺「初めまして、俺です」

J「初めまして、Jです。突然ごめんね」

聞いた大学は かなり有名でテニスしている人なら誰もが知る大学だった。


J「俺くん、率直に言うと君を推薦でうちに来れないかと言う話をしにきたんだ。部活動として実績のない夜間高校の生徒さんのスカウトは異例でry」


この辺は割愛するが、俺はスカウトの目に留まれたことが嬉しかった。

しかし、やはり先生のことが気がかりだった。

このままでいいのか、後悔はしないのか。たくさんのことを考えた。


途中そんなことを考えていると話を聞けていないことが多々あった。

両親にも説明すると言われ、後日 家に来ることが決まった。

その大学なら就職も安泰だろうし両親は彼らが来る日を待ち侘びていた。


その日の夜、俺は先生に電話をかけてみた。


先生はすぐに出た。



69 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:03:37.86 ID:w6QBnApi0.net
しかも好きな男子生徒と同じ年度に定時制に転入なんて天文学的な確率じゃね?




71 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:25:01.76 ID:HXEO5afsa.net
>>69
あんまり言うとバレちゃうけど そうでもないんだよ。

まあ当時は俺も奇跡だ運命だなんて思った


ちなみに俺が卒業する時の教頭は俺の全日制のときの古典の先生だよ。


R先生「Aくんから電話なんて珍しいwどうしたの?」

俺「そう?Rちゃんに報告があってね」


俺は卑怯なことをしようとしていた。

先生の反応を見て落ち込むようなら多分俺に好意があるんだろうと思い、就職するようにしようと考えていた。

応援してくるようなら脈なしだろうと思い進学を決意しようとしていた。


R先生「えーなになに気になるw」

俺「○大からスカウト来た…。今度家にも来るらしい」

先生の反応がどちらになるのか少し怖気付いてしまい、変な話し方になってしまったが、探りを入れるように話したつもりだった。


R先生「えー!すごい!!おめでとう!!」


俺は少し落胆した。わかっていたつもりだったんだ。でも いざその時になると落ち込むもんだな。


俺は そのあと適当に会話を済ませ、15分ほど話して電話を切った。

そして泣いた。




72 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:32:36.06 ID:HXEO5afsa.net
こんな決め方で良かったのかとは思ったが俺は進学を決意した。

大学に願書やレポートの提出、9月には面接に行き10月には合格通知も貰った。

しかし素直に喜ぶことはできなかった。

家族も親戚中に合格を伝えて回っていたが、俺は胸に引っかかったままのモヤモヤを忘れられず新生活の準備を始めた。


虚無感に苛まれたまま年を越し、することもないのでバイトに明け暮れた。

1月は特に何事もなく、2月からは学校もなかったため家でダラダラすることが多くなった。

日曜日の昼、バイト終わりに携帯を見ると不在着信の通知があった。


R先生だった。



73 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:43:02.08 ID:HXEO5afsa.net
着信は30分ほど前

事務室で足早に出ていき、急いで電話をした。


その時は出なかったが3分後に折り返しの電話がかかってきた。

震える指でタップし聴き慣れた声に耳を澄ませた。

R先生「おせーよw」

俺「バイトだったから」

R先生「ロー○ンね、どこのかはわかるでしょ?」

俺「え、こっちまで来てるんですか?」

R先生「もう行っちゃうでしょ」

俺「すぐ向かいます!」


俺はバイクを飛ばした。

今までウジウジ考えていた感情なんてどうでもいい。会いたい、ただその一心だった。

田舎道を駆け抜けるバイクは周りから見れば日常、俺からすれば この日は最初の頃に戻った非日常のような感覚だった。


店に着くと見覚えのある車があった。

ヘルメットをバイクに掛けたいのに手が震える。

先生がこっちに向かってきてくれた。

甘い香りでまたドキッとさせられた。



74 :名も無き被検体774号+:2021/12/21(火) 14:56:31.14 ID:HXEO5afsa.net
待ち合わせた店は先生を花火に誘ったコンビニ、自分の顔は泣きそうな顔だったと思う。


俺「お待たせして…」

R先生「待ったw 何か奢ってw」


先生と店内に入りココアを買ってあげた。

移動しようと話をして少し離れた運動公園に移動した。

すっかり暗くなっていたがライト下のベンチに2人で腰掛けた。

R先生「寒いw」

俺「Rちゃんが ここがいいって言った」

R先生「そうだねw あ、野球やってる」


グラウンドではボーイズのチームがナイターの練習をしていた。

2人でココアを飲みながら言葉を交わさずグラウンドを見つめていた。

大きな声を出し練習する少年たち。

鳴り響く金属音の中、2人で噛み締めるように時間を過ごしていた。

R先生はカバンから袋を取り出した。


R先生「Aくんこれw」

バレンタインの季節、少しは期待していたのであまり驚きはしなかったがリアクションはしておいた。

俺「え、毎年申し訳ない」

R先生「リアクション薄いw もっと喜んでよw」

俺「やったー(棒)」

R先生「やばいwwww」

開ける前に俺は勢いで先生を抱きしめてしまった。

後悔はしない、次会った時は必ず想いを伝えると心に決めていた。


先生は黙って抱きしめ返してくれた。

長く感じたが実際は1分も経っていないと思う。

無言で抱き合ったまま周りでは少年の声と金属音が響き合っていたが、2人だけの時間のように感じた。







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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春, 胸キュン,
 

 
 
 
 

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