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ゼミの合宿で好きだった子のセク●スを見てしまった
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40 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 21:57:36 ID:yBQQWonc0
俺は一升瓶をがしっと掴むと、フタをあけ、一升瓶を逆さにしてそれを飲み干そうとした。

「バ、バカ!!止めろ!!」と菊池が叫んだのは覚えている。

後は、もう、覚えていない・・・・


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44 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:05:02 ID:yBQQWonc0
激しい痛みで気が付いた。

体全体が痛い。頭がズキズキする。

全体もそうだが、一箇所が特に痛い。頬も痛い。右手首も痛い。右足の親指も痛い。

それより、ここどこよ?



45 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:09:58 ID:yBQQWonc0
病院の・・・ベッドか・・・とすぐに気付いた。

腕には点滴の針が刺さっている。

右足と右手首に包帯が巻かれている。

はっと手を伸ばすと、頭にも包帯が。

何だ、こりゃ。

ああ、頭がズキズキする・・・・・

「お・・お・・いい・・・・誰かあ・・・いますか・・・・」

「気付きましたか?」とナースが入ってきた。

30くらいの痩せ型のナース。

女性、痩せ型ってだけで佐智子さんを思い出し、思わず泣きそうになる。

「あ・・・・・あ・・・・あの・・・・・」

「ああ、あんたね、頭三針縫って、右手首捻挫、右足親指骨折、急性アルコール中毒で担ぎ込まれたの」

ナースはウザ〜みたいな顔で俺を見ている。

そりゃあ、そうだろう・・・・すいません・・・・



46 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:12:19 ID:yBQQWonc0
ナースが席を立って、ちょっとすると佐藤、笹原さん、菊池が入ってきた。

佐藤と笹原さんは泣いていた。

「助かったあ、助かったあ」と佐藤はマヌケな声をあげていた。

急性アルコール中毒と右足骨折はわかるが、他の2つがわからない。

それをまず聞いた。





47 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:18:14 ID:yBQQWonc0
菊池が話してくれた。


俺が日本酒一気をすると、途中で俺はぶっ倒れたらしい。

蒲団が敷いてあったので、そこで怪我はなかった。

しかし、意識が完全になかったので これは救急車だ!という話になった。

佐藤が「今救急車来るからな!」と言ったところ、俺は むくむくっと起き上がったらしい。

すると、ふらふら〜っと寺田のところに歩み寄り、「おい・・・・寺田・・・・・・氏ねよ!!」と言って殴りつけたらしい。

寺田は泥酔した俺の拳をまともにあごに受けて、ぶっ倒れたとか。

俺は なお寺田を殴ろうとしたらしい。

しかし、手をひねられ、そのまま突き飛ばされた。

手はその時 捻挫したらしかった。


突き飛ばされた俺はテーブルにぶっ飛んだ。

角に後頭部を強打した、らしい。

だらだら〜っと血が流れて、俺は またそのまま気を失った。

佐藤と笹原さんは、血を流してぴくりともしなくなった俺を見て、死んだ・・・んじゃないよな?みたいになったらしい。



48 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:19:26 ID:yBQQWonc0
「おい!!武田!!起きろ!!」

みたいなことを佐藤がやっている脇で、

寺田は「ああ、死に真似してんなよ、カス!!」

みたいなこと言って暴れようとしたが、菊池がなだめたとのこと。



50 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:22:49 ID:yBQQWonc0
俺は、スマン、スマン、スマンと狂ったように謝った。

佐藤も、笹原さんもただ泣いてた。

菊池は・・・・「バカみてーに泣くなよ!こんなんで死なねーって医者ゆってたじゃん・・・」

もう、5時だった。

佐藤たちは宿といろいろ話をつけた上で引き払ってくる。

7時頃にはまたくるから、お前は寝てろよと言って宿に戻っていった。



51 名前:860 投稿日:2005/08/29(月) 22:26:12 ID:yBQQWonc0
うちにどうやって戻ったか、よく覚えていない。ほとんど寝てた。

とにかく、病院代4万あまりは佐藤・笹原さん・菊池で立て替えたこと、宿にはクリーニング代を払うといったが、いいですと言われた、

でも後で謝罪に行けということだけ、忘れるなと菊池に念を押されたことは覚えている。


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55 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:25:40 ID:XVYUXbix0
再開〜

後日譚は短めにまとめたいです。



56 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:29:31 ID:XVYUXbix0
うちに帰った日、佐藤はうちに泊まった。

多分心配だったんだろう。


次の日、佐藤の携帯に電話がかかってきた。

佐藤は しばらく外に出ると、戻ってきた。

「今日も泊まろうと思ったんだけど、ちょっと急用でさあ・・・・・」

「いいよ・・・・もう・・・・」

「荷物、うちに置いたり、着替えも持ってきて明日の夜には来るからよ」

「いいって・・・・・」

佐藤はコンビニで取りあえずの食べ物と飲み物を買ってきてくれると、それを冷蔵庫に入れた。

「ちゃんと、食うんだぞ」

そういうと、佐藤は出て行った。



58 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:32:28 ID:XVYUXbix0
佐藤がいなくなると、部屋の中は急に がらんとして夏の終わりの未練がましい蝉の声だけがした。

思わず、涙がこぼれる。

佐智子さんのことより、覗きをやっていて自爆した俺を助けてくれた佐藤・笹原さん・菊池に申し訳なかった。

「死にてえ・・・・」

ぽつりとつぶやいた。





59 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:34:49 ID:XVYUXbix0
次の日の夕方、佐藤から電話がかかってきた。

今日いけなくなった。明日、行くとのことだった。

もう、何もかもどうでもよかった。

いや、違うな。どうでもよくなかった。

こんな俺を佐藤は心配している。

それが辛かった。



61 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:37:16 ID:XVYUXbix0
どれくらい時間が経ったろう。

時計は なんかウザイんで止めた。

光がイヤで雨戸も締め切った。

部屋の中は蒸し暑くて、ほとんどサウナだった。

体に著しい偏重が現れ始めているのはわかったが、ひたすら横になっていた。


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62 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:44:37 ID:XVYUXbix0
次にはっきり覚えているのは、佐藤が大家さんといっしょに部屋に飛び込んできたことだった。

救急車が呼ばれて即入院。

かなりの脱水症状で、あと半日そのままだったら あぼーん だったらしい。


入院した次の日、母親が来た。

親父は仕事で来なかった。親父はそういうヤツ。来た方が気持ち悪いな(w

母親は「イヤだったら、何にも言わなくていいから・・・」と言って、ずっと泣いていた。

佐藤からなんか聞いたんだろうな。

母親も仕事があって、その日に帰っていった。

医者やナース、佐藤に「息子を頼みます」って何度も何度も言ってたっけな。



63 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:49:28 ID:XVYUXbix0
笹原さんと菊池は その日の午後に来た。

笹原さんも泣いた。

「死なないでよ〜」くらいしか笹原さんは言えなかった。

菊池は・・・・あんな時も むすっとしてたな(w

帰り際 菊池は「体調よくなったらよ・・・・海外行こうぜ・・・・・・」と言い、ごそごそっと沢木耕太郎の『深夜特急』を取り出した。

俺は この時だけちょっと笑って「あ・・・・あ・・・それ持ってるんだ・・・」とだけ言った。

菊池は ばつが悪かったようで「そ、そうか・・・・・」とだけ言った。

持ってるなんて言わなきゃよかった。


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64 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:53:05 ID:XVYUXbix0
一週間くらいで退院した。

さすがに入院費は親が持った(w

バイトも無断欠勤ってことでクビになってる。

でも、バイトをする気力もない。

親は、生活費送ると言っていたが、これは家計的にかなり辛いはずだった。


入院後、俺は佐藤としばらくの間暮らすことになった。

最初、佐藤家の好意で佐藤家に下宿する話も合ったんだが、これはとにかく断った。

それで、佐藤が俺のうちで暮らすことになった。



65 名前:860 投稿日:2005/08/30(火) 09:58:23 ID:XVYUXbix0
そういうのが、全部イヤだった。

俺を生かそうとする周りの努力が。

俺は、そんな他人の好意に値する人間じゃない・・・・・

生気のない俺に佐藤がキレるのに時間はかからなかった。

俺は むしろそれを望んでいて、出てってほしかった。

佐藤の怒鳴り声、俺の腐った言葉、そんな応酬が続いた後、佐藤は言った。

「みんな、どれほどお前のこと心配しているかわかってんのかよ!!」

「わかってるよ・・・・俺はそんな心配してもらう価値なんてない人間なんだよ!!」

「俺は、お前の友達だし、お前の親がお前を心配するのは当たり前だろ!!」

「うるせえなあ!!俺はそういう以前の人間なんだよ!!!

俺は・・・・佐智子さんのこと覗いてたんだからな!!」

「・・・・・・・・・そんなこと・・・知ってるよ・・・・・」







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